第2話期待の異世界

 あのやろう、今度会ったら生き埋めにしてやろうか、ふざけんなよ。

 俺は今ノーハッピーさ、なんでかって、それはあのモザイク野郎のせいでな。

 思い出すだけで吐き気がした、昨日はトラウマになりそう。

 それとあと、俺は奴隷になってしまった。

 それは昨日のことだった。


 目が覚めると俺は、汚いボロボロな屋根が見えていた。

 あれ王宮は?暗いよ?どゆこと?

 よくある、なんだこいつ魔力総量が魔王級だ、加護の数が前代未聞だ、とかないの?

 あ、これはもしかして。

 そう思ったが体を動かせないので目に力を入れて左右を見ていると、なんと両親は使い古された服を着ていた。

 母親は白い服、父は黒い服だった。

 なんか決まりがあるのだろうか。

 おいおい、ふざけんなよ、あのモザイク野郎ー!

 まぁいいや、これから俺の異世界ライフが始まるのだ。

 安心したのも束の間、突然ドアからドン!と鳴り、黒い服、白い仮面をした人?が3人入ってきた。

 なんだよこいつら、盗賊?これはドッキリ大成功という看板があることを願うしかない。

 「~~~~~~~~~~~~~」

 あれこいつ何を言っているんだ、言語が違うのか?めんどくさいがやっぱり言語を覚えないといけないな。

 それよりも、この展開、よくよく考えるとこれは借金取りかもしれない。

 俺売られちゃうの?嫌だ、奴隷生活は真っ平ごめんだ。

 そう思い、俺は覚悟を決めた、これしかない!いけーー!許してくだちゃいーーー。  

 俺はそう思いながら目でリーダーらしき男に目を向けた。

 多分これは目と目が合う瞬間、これは俺の勝利、これは赤ちゃんパワーだ、ゆるちてね。

 目が合って俺は、男の気が立ったように見え、剣を抜いた音が聞こえた。

 俺はビビッて自分の体に異常がないことを確認し、両親を見た。

 なぜか母親の首から上がなかったのだ。

 なぜだ、俺はこいつらのことを見ていたはずなのに、だけど音がした。

 なんでだ、これはもしかして見えなかった?おかしいぞ、借金取りがこんなに強いわけがない、なんでだ?

 俺の感情は恐怖に包み込まれ俺は気絶してしまった。

  怖いものは怖いじゃん。別におしっこちびってはないからな、フン!

 

 

 目が覚めると夜だった、目を慣れさして気づいたがここは檻だった。

 ここは奴隷商の土地だろうか?、やっぱり売られたか。あのクソ両親!

 俺は現実を受け止められず放心状態になってしまった。

 もう無理だな、バイバイ、マイライフ

 

 俺はいつの間にか寝てしまっており朝になっていた。

 また放心状態になろうとしたら檻を開ける音がした。

 なんと俺の購入者はこの40代のいかにも悪者みたいな、灰色のマントをつけた男だった。

 俺は絶望してしまったが構うわけもなく俺は買われてしまった。

 それから盗賊さんのアジトに向かうべく、今は馬車に乗る準備をしている。

 準備が終わったらしく遂に出発してしまった。


 そこから30分後、今に至るということだ。

 こいつは俺にベロベロバーをしてきた。

 気持ち悪く感じたので無視して真顔で考え事をしていたら

 こいつがシュンとした顔をしてしまい可哀想に思ったので、少し笑ってあげた。

 そしたら笑顔を見せてくれたので、こいつは案外いいやつなのかもしれないな。

 そこから30分後馬車が止まり多分こいつのアジトについたと思う。

 どんなアジトだろうか。

 俺は不安6、期待4な気持ちで期待するのだった。

 この出会いは俺の運命を変えることとなる。


              

               お知らせ

 どうも初めまして短気なクソガキです。

 この度はこの物語を読んでいただきありがとうございます。

 まだまだ未熟ですが、この作品を初作品として、これからも面白い物語を皆さんに届けられるように頑張りたいと思います。

 もう一つ新しく作品を作ってみようと思います。

 では次回から1.5章が始まります。10歳までは温かな物語を書こうと思います。

 では長くなりましたが、次回にまた会いましょう。




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