第2話
はじまりの日
地球の星域内にあるカレドにある空中宮殿でセレモニーが行われる。
当該区域では厳重な警備が行われ一般人は入れない。
中央にある迎賓館では給仕たちがせわしなく動き回る。
青い制服を着た女性が正面に座る王妃に琥珀色の醸造酒を注いでいた。
「アラートレベル・クリティカル!!」
大音量の警告音とともに宮殿に機械音声が轟いた。即時に警備員が王族たちの周りに集まり防御壁となった。一発の銃声がした。警備員が振り向くと鮮血が広がり白いテーブルクロスは真っ赤に染まっていた。
青い制服が黒く染まった給仕がすらりと立ち、手には薄灰色の小さな銃を握っていた。
『これから長い戦いがはじまります』
反撃の狼煙(のろし)が今あがった。リア・サーキュレイ(14歳)の名が地球世界のニュースに溢れたのはその2日後だった。
<リア・サーキュレイ>
もう一つの名前は
<エイドリアス・エーテル>
地球先住民(セリドス)のエイドリアス王の末裔
つづく
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