ペンギン係長

ペンギンにすっかり詳しくなった僕は出世した。


ついたあだ名はペンギン係長。


僕はそう言われるのは嫌だった。


稼いでるって思われて、エス君におごれよって言われたから。


青い鳥を開発したい。


意を決して部長に言ってみた。


部長は、君が裏切るなんて、とつぶやいた。


「君はペンギン博士だろ」


このペンギン部長め。


僕をずっとこの鳥籠に閉じ込めるつもりだな。


きっとこのまま出世させることもなく、部長の下のペンギン博士のままでいさせるつもりなんだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る