第8話

 デネブルが連れて来た洞窟をカミルたち3人は下り続けていた。


「そろそろでございます」


 デネブルが告げるやいなや、カミルの鼻孔を匂いが刺激した。

 甘い、蜜の匂い。

 この匂いをカミルは知っている。馴染みは薄い。だが、つい最近の印象深い出来事のおかげですぐに記憶が結びついた。


「これは、雨上がりの」

 街にやってきた日。【ヤドリギ】にてルーンに金を渡して、宿へ帰る途中。雨が上がり、旅行者が屋外へ次々に飛び出し、当人たちにしか見えぬ、死者と再会を果たす、奇跡が舞い起きていたとき

 同じ匂いが街中に広がっていた。


「これが、奇跡の正体でございます」

 デネブルが言うと、視界が広がった。


 暗いはずの洞窟の最奥──岩屋が煌めきに満ちる。

 半球状の一面に埋まった鉱石が、松明の火を朱く反射する。

 日の出ぬ街の、光も届かぬ洞窟。

 誰にも掘り出されぬ鉱石たちが来訪者の持ち込んだ火を受けて、歓迎の意を表明する。

 輝きは優しい太陽のようであった。客人の身を焦がすことなく、心地よい熱で肌を暖める。


 景色に対して人並みの感性は持ち合わせていないカミルであったが、素直に美しいと思わず漏れ出るほどだ。


 しかし、デネブルの告げた“奇跡の正体”がこの輝きではないことはすぐにわかった。


 岩屋の中心に、異様な花が鎮座していたからだ。


 巨大な花。


 花冠だけでも、大の大人3人が両腕を広げただけの大きさ。それに分厚い。

 巨大な花冠を支える茎も太く、大樹の根のように何本も絡み合い、硬いはずの地面を突き破って地下へ潜っている。


「この花の花粉は根まで通っています。そして、街中に張り巡らされた根が雨水を受け、乾くことで、特殊な花粉成分は地面から目に見えぬほど小さな粒として、しかし大量に発露します」

「その花粉を吸って、人々は幻覚を見るのか」


「おっしゃる通り。すべての人が死者を見るのは集団ヒステリックと同じ原理でありましょう。この街に根付く伝説が、伝説を上塗りするのです」


 ごくまれに、雨が上がる前に、町全体に残った花粉でも幻覚を見る者もいる、とデネブルは付け加える。


「1度しか見られぬ理由は?」

「抗体ができるからだと、私は考えております。強力ゆえ、花粉を浴びた人間は身体に抗体を作る。そのため、この街で生まれた者は1度も奇跡には立ち合いません。死の概念を理解せぬ赤ん坊のうちに、体内に抗体ができますので」


 雨上がりに死者と再会できる奇跡を街に訪れる人々は誰もが信じている。カミルもルーンも、ドワイトもラングも。思いは様々だとしても、死んだ人間への再会には日常のうちの7日間を犠牲にする価値がある。


 ただ、この奇跡は幻だった。死者の魂は天国の門をくぐり、階段を下りて地上へ降りてこない。地獄で罪を償う者たちに休暇がひと時の休暇が与えられていたわけでもない。


 雨が上がり、特殊な花粉を吸った人間が、特別会いたいと願っている死者を目の前に思い浮かべていた。たった、それだけのことだった。

 だから、この奇跡を体験するには条件が存在しているはずだ。


「死んでいると思えないと、会えないのだな」

 カミルに奇跡は現れなかった。これは、生き別れの妹はまだ死んでいない。その証左ならば、人生における刺さり続けた巨大な棘の痛みをわずかに和らげてくれたのだが……。

 可能性の1つ。望みの糸が断ち切られた。

 だが、カミルにとっては些細なこともであった。元より、妹の生死はどうあれ、彼女の行方は追うつもりいるのだ。それが、愚かな兄として背負うべき、罪と罰なのだから。


「どうして、俺に教えてくれた?」

 奇跡が幻覚作用だとは広まっていない真実だ。もしかすると、彼女と従者しか知らぬ真実かもしれない。


「ただの気まぐれでございますよ。いずれ、全ての奇跡は科学によって解き明かされる。その道程に、この街の奇跡があってもいいではないですか」


「つまり、俺に真実を公表しろと?」

「お任せします。ただ、その役目はあなたがよろしいかと。そう判断しましたので」


 カミルは即答を避けた。彼女の望み通り、巨大な花が齎す幻覚について公表するとなれば、自身の立場を利用するほかないだろう。しかし、領分から離れすぎている。奇蹟のおかげで街は観光客で賑わっているが、詐欺と呼ぶには彼らは無自覚だ。騙されているとすれば、住民も被害者の内だ。


 むしろ、事実が知れ渡ったのちに生じる混乱を危惧してしまう。

「持ち帰りとさせていただこう。地方局やこの辺りの貴族領主たちの動向も無視できない。──だが、どうしてお前がそれをしない。俺の立場ではかえってやりにくいことだが、お前なら噂を流せば、すぐに広まることだろう」


「矛盾しておりますが」


 言葉を区切って、デネブルは従者から握った手を離した。少年に松明を渡して、両手を彼女自身の後頭部へまわす。

 髪をかき上げるような仕種だ。しかし、光を受けて朱みがかった豊かな金髪は波立たない。


「私自身、奇跡は奇跡のままであって欲しいのです」

 目を隠した前髪をかき分けて、デネブルが1枚の布を引き抜く。

 細長い、鉢巻きのような布。美しい彼女に似合わぬ、装飾の無い、ただの赤い布切れ。

 そうして、デネブルが前髪を今度こそかき上げる。


「お前っ、その目は……!」

 カミルの声が思わず跳ねあがった。

 前髪で隠しているので、目になんらかのコンプレックスがあるのではないかと。そう考えてもいた。


 ただ、あまりにも行動に支障がない。ドワイトが殺された朝もわざわざ裏路地を通ったことから、視力はあるのだろうと。そうも考えていた。


 だが、どうだ。

 今、目の前にいる気品と美貌を身に纏った女の両目は焼き爛れ、痛々しい火傷が覆っている。瞼があったであろう部位は閉じたまま強引に癒着している。


「心配はご無用。自ら行ったことですので」

 彼女が己の目元を細指で撫でる。

 言葉は穏やかだが、激情がデネブルの指先の震えとして現れていた。カミルが彼女の指先を注視する。爪をその目に突き立てかねない危うさに目が離せずにいる。


「毎年、火事によって何百人と亡くなっておりますが、火を発明した人は罪を感じるでしょうか?

 否です。火は確かに人を殺しますが、本来の役目は他にあります。

 ナイフや剣による殺人は発生しますが、職人たちは罪を感じるでしょうか。

 これも否です。ナイフは調理に。剣は魔物の討伐にも使用されます」


 目の前の女は何を語り始めたのか。カミルの右手が腰のベルトに触れる。こんなときでなければ、拳銃のホルスターが収まっている位置。警戒を強めたわけではない。デネブルと従者から敵意は感じられない。


 ただ、彼女の語りには必ず銃が登場するとわかって、無性にその形を確かめたくなった。

 結果的に掴んだのは空白であったが、慣れ親しんだ冷たいグリップは手のひらに汗を握らせた。


「銃はどうでしょうか。銃の発明によって、戦争は大きく変わりました。遠く離れた位置からでも、人を殺すことが出来る。刃物と違い、相手の息が触れるほど肉薄する必要がございません。

 それに、銃は狩猟にも使えます。獲物から弾丸を取り除けば、食せますので」


 ですが、とデネブルは見えていないはずのカミルの右手を掴んだ。

 グリップの形に閉じた五指を、彼女が一本ずつ解き、特に人差し指の第一関節と中指の側面の厚くなった皮を押し込むように撫で始める。


「ここの“タコ”は多くの銃弾を放った者の証。憲兵団の士官様は銃を撃つ機会も少ないはず。であれば、未だに射撃訓練を怠っていないか。あるいは……」

「戦場に出ていたころからの“タコ”だ。俺は人殺しだ。戦いを正義にできても、この事実を否定するつもりはない。俺は、お前の言いたいように人殺しだ」


「いえ。いえ、決して私はそのようなことを言いたいのではないのです。道具があれば、使ってしまうは人の常。

 それに、銃の引き金は殺しの感触を残します。あなた様だって、手を離れたはずの弾丸が敵に当たったとき、手応えを得たことがおありでしょう」


「……、ああ。暗闇だとしても“当たった”と直感したことは何度もある。だが、それがどうした?」

「銃は確かに離れた敵を殺すことが出来ます。しかし、未だに道具としては完璧ではありません。射程距離はせいぜい人が木の枝ほどの大きさに捉えられる程度。表情も声も届く距離です。

 ゆえに、銃は人殺しの道具としてまだまだ未熟な道具だと評せましょう。

 例えば、1人の敵兵を殺すのに平均119発の弾丸を費やした戦場もあるようです」

「不甲斐ない話だな……」


 カミルの口元が苦虫を噛み潰したように歪む。彼はたった1人の敵兵のために約120発も必要だった理由も、その原因が決して訓練不足による命中率の悪さでもないことを知っていた。

 さらに、その原因に自分自身が含まれていることも。


「なにを仰います。例え、撃ち殺すのに118発も遥か彼方空の向こうへ放っていたとしても。私は愚かな行為だとは思えません。人が人であるために必要な儀式だったはずです」


 前線に立つ兵士。特に初めて接敵した兵士は敵に銃口を向けない。殺さねば、殺される状況に立たされると、何もせぬ味方殺しの怠け者の落胤と、人殺しの罪との間に揺らめき、仲間たちにバレぬよう、空や敵から手前の地面に向かって弾丸を放つ。


 カミルも初陣は地面にばかり銃口を向けていた。人殺しの罪悪感が薄まったのは、目を瞑って放った弾丸が敵を殺した偶然の経験からであり、己の正義感が罪悪感を上回ったのはそれから数カ所の戦場を経験し、現在の主君と出会ってからだった。

 経緯はどうあれ、カミルのように罪を背負う恐怖に怯えることなく戦場に立てる人種は幸運だった。

 カミルもこれを自覚していたし、自身が隊を率いる立場になってからはいかに部下たちの罪悪感を和らげるか。いかに、正義感で恐怖心を打ち勝たせるかも仕事の内だった。

「お前の言うことも尤もだ。だが、楽に敵を倒せる方法があれば、戦争はもっと早く終わった……」

 はずだと、カミルは考えて、それが想像上の産物ではないことを思い出す。


「あるではありませんか」

「……っ」

 デネブルの指に力が込められ、カミルの手に指と爪が食い込む。この細指のどこにこれだけの力があるのか。彼女の爪とカミルの肌の間から血が零れた。

 忘れたフリをするな、と。咎めているように、デネブルの力は弱まらない。


「毒ガス。正式名称──広域散布型気管機能不能誘因ガス。軍での通称は花剤と呼ばれておりましたか」


「花剤。そうだ、思い出した。いや、記憶から消したくて、できるだけ忘れるようにしていたっ」

 我が主君である皇帝も、戦友たちも同じ思いだろう。

 戦争末期、花剤の登場で戦況はやや有利から、完璧な有利へと転じた。

 風上から敵のいる風下へ。あるいは缶を投擲して花剤を散布することで対策が間に合っていない敵軍兵士たちは簡単に倒れて、敵陣の制圧が容易になったからだ。


「花剤のおかげで、銃を使う機会は減った。ただ遠くへ物体を飛ばす方法は原始時代から存在していたからな。俺たちの戦争はいつしか敵の顔を見ずに済むようになった」


 ただし、生きている兵士に限っての話だ。戦場を制せば、敵陣地へ踏み込んで奪わなければならない。


「それでも、死体は見なければならん。銃で殺した数よりも多くの死に顔を見た。誰も彼も、歪んだ顔をしていた。殴られたわけでもないのに、顔の骨が折れているやつもいた。辺り一面、吐しゃ物と糞尿で酷い匂いだった。ああ、思い出しただけでも吐き気がする。通称花剤だと。そんな美しいもんじゃない。教えてやる、俺の部下たちはあの兵器を【貰いゲロ】と呼んでいた。意味が分かるか? アレを使ったあと、そこに行けば必ず自分たちも“ゲロる”からだ」


 戦争に称賛される思い出など1つもない。だが、その中でも花剤を使っていた時期は汚点に分類されるはずだ。


「俺たち士官や皇帝さえも、あの兵器は醜悪だと考えた。1本か2本、酒樽ほどの缶を投げ込むだけで、人が死ぬんだからな。兵士たちは自分たちが殺している感覚を失くしていったさ。笑える話だ。殺しに抵抗があるはずのあいつらも俺も、敵が見えなくなると簡単に殺せるようになった。ああくそっ」


 ここに来るまでに食事を取らなくてよかった。胃の中にものが入っていれば、この場でぶちまけてしまいそうだ。


「あんな物作ったのはきっと醜い豚みたいな奴だろうさ。人を殺せればなんでもいいと考えているクソ野郎に違いない。終戦直前にいつの間にか姿を消して、今はどこにいるかもわからないらしいが、それが正解だろう。敵だけじゃない、あの戦場を見てきた全員から下種野郎と罵られるはずだからな」


 吐き捨てるだけ吐き捨てて、息を切らして俯くと、従者と目が合った。何も聞こえない彼でも異様な雰囲気は察しているのだろう。不安と確証の無い怒りが浮かんだ無垢な瞳に見つめられて、カミルは我に返る。


 感情的になり過ぎた。デネブルや従者とは関係のない話ではないか。すまない、と謝ろうとしたとき、黙っていたデネブルが口を開いた。


「もう久しく自分の姿を見ておりませんが、私は醜い豚の姿をしているのですね」

「は……? 何を言って……」

「あなた様方の言うように、私はクソ野郎でございます。生き恥からすら逃げる下種野郎でございます」

「待てッ。なぜ、お前が出てくる。俺が言っているのは花剤を作った、その開発者で──」


「私が、その開発者でございます」


 氷柱のような声音がカミルを貫く。

 デネブルの口元は喜び、怒り、恐れ、悲しみが混ざり合って濁った色に染まっていた。瞳で真意が読めたかもしれないが、彼女の目元は火傷一色に塗り潰されている。


「私は作りました。人を楽に殺せるガスを。殺しへの抵抗が非効率の理由ならば、使用に心理的コストが少ない兵器を作ろう。私はどのような兵器があれば戦場で喜ばれるか、それのみを考えて、研究にのめり込みました。そして、生まれたのが花剤。実際に使用されてどうでしたか? 火を放つより確実で、ナイフや剣よりも安全な距離で、銃を撃つよりも気楽に使うことができたはずです」


「俺が認めれば満足か?」

「研究者としての私は満足するでしょう」


 空いている左手でデネブルの襟首を掴みあげる。

「貴様っ!」

「そして! 今の私、【デネブル】はより深く己の罪を知ることが出来る!」


 掴んだ襟元、巻かれたスカーフが解け落ちる。露わになった首元から現れるのは白雪の肌に浮かぶ赤く盛り上がった細い傷跡と、薄くなった赤い縄痕。


「私がこの街に来たのは新兵器開発の調査のためです。死者と出会える街には必ず秘密がある。あわよくば、死者すら戦いの道具に出来る」

「貴様、どこまで戦いを冒涜する!」

「戦争に正義を持ち出すのは、それほどまでに気持ち良いですか⁉」

 デネブルの頬に赤い線が流れる。


「私の兵器開発者としての始まりは戦争を早く終わらせたい。その願いのためでございます! アナタたち軍人が不甲斐ないから銃を無駄撃ちし、戦争を長引かせ、内地の市民を困窮させた!」

「俺たちだって、戦場では食うに困っていた! それでも俺たちは戦ったんだ! 家族のためだけじゃない! 顔も名前も知らない、お前のような下種のためにもな!」

「そんなことだから、あなたはこの街で死者と出会わなかった! どんな正義があろうと、奪った事実は変わらない!」

「だったら、貴様はどうなんだ! 貴様の正義のために醜悪な兵器を作ったお前はこの街に来て、誰と再会した⁉」


 安全な内地で、大量殺人兵器を作っておいて、結局再開したのが恋人や家族であったら、罵ってやろうと決めていた。結局、お前も俺たちとそう変わらないと。

 だが、デネブルが発したのは意外な答えだった。


「私は……。私の前に現れたのは、名も知らぬ兵士たち。あなた達とは違う軍服を着た、敵方の兵士です。それも何人も。皆さん、私の前で名前を告げて、遺した家族や恋人について話をされていくのです。いかに大切な人がいて、これからの人生に思い馳せていたのか。私によって奪われた未来の価値と、花剤の苦しみを怨嗟の合唱に乗せて」


 嘘を言っているようには聞こえなかった。ゆえに、質問を重ねた。


「貴様、出身は?」

 デネブルが首を横に振る。

「この国でございます。鹵獲した装備が研究所に回ってくることはありましたが、私に他国の知り合いはおりません」

「それではおかしいではないか。雨上がりに現れる死者は、この花の花粉が見せる幻なのだろう? ならば、自分のよく知る人間としか会えないではないか。どうして、まったくの他人が現れる?」


「私にもわかりませぬ。ただ、奇跡としか言いようがありません」

「科学者のお前が、奇跡を信じるか」

 デネブルが小さく頷いたことで、もう科学者である彼女は死んでいるのだと悟った。


 花剤開発者の名前は何度か資料や会話の中で聞き及んだが、決して【デネブル】などという名前ではなかった。

 カミルの知らない彼女は死んでいる。目の前で血の涙を流しているのは、肉体を殺しきれず、地面から伸びる手に足首を掴まれているただの女だ。


「私には何度も奇跡が訪れます。雨上がりのたびに、何度も何度も。目を焼いても、暗闇を破って、ハッキリと。彼らは私に恨みを言うのです。お前はまだわかっていない、俺たちの苦しみを。お前は知るべきだ、どれだけの苦しみを俺たちに与えたのか。いずれ、お前の前に俺たちの家族も現れる。お前のせいで、国が滅んで、飢えて死んだ子どもを連れていってやる。骨と皮だけになった子どもの前で謝罪しろ。それまでお前は死ぬな。お前が死ぬまで、俺たちが代わりに教えてやる。だから絶対に死ぬな。どんな兵士より。どんな司令官より。どんな殺人鬼よりも、お前は人を殺したのだから」

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