第6話 レベルアップ

城を発ってから道なりに結構歩いたが、一向に別の街が見つからない。

「まぁ、周りの景色を見て回るのも悪くないな。」

「っと、ここで道が切れてるのか。」

この先はきっと安全の保証がされてないのだろう。

それでも行くのだが。

よく分からないまま進んでいると、モンスターらしきものに遭遇した。

水色を帯びた青でドロドロとしている。

所謂スライムと言うやつだろうか?

まあ、倒さないといけないことには変わりないな。

適当に小突いてみる。

───消滅した。

なぜ?

ーLvが上がりました。経験値が初期値に戻ります。ー

ーLvが上がりました。経験値が初期値に戻ります。ー

レベルが2も上がった。これもスキルのおかげだろうか。

ーレベルが3になりました。【火魔術】が習得可能です。ー

おお、もう習得可能なのか。取れるものは取って損は無いだろう。

ー条件達成。【火魔術】を習得しました。ー

ー【火魔術】は【魔術 極】に統合されました。ー

おいおい、習得した意味が無いじゃないか。

ん?ちょっと待てよ?

なんで火の魔術が魔術に統合された?

このスキル、全魔術使用可能なのか?

後で試してみるか。

と、またスライムが出てきた。

「モンスターを倒してある程度Lvあげるか...」

楽しくなりそうだ。

その後暫くモンスター狩りをしていたが、どれも軽く小突いただけで消滅してしまった。

だが、Lvは7まで上がった。

少しステータスも確認してみようか。


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蒼咲零

Lv.7

Atk 27460

Def 18330

Mag 42870

Agi 15090

Luk 9999

スキル

【言語理解】 【魔術 極】 【剣術 極】 【獲得経験値 x50】【創造】 【気配隠蔽】 【ステータス偽装】

ステータス偽装中

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


Lvが6上がっただけでステータス上がりすぎじゃないか?

初期値が高かったしその影響か...?

まあ、特に気にしないでおこう。

運は9999でカンストか。

この先で何かいい事がありそうだな。

一切努力はしてないがLvも上がったし、次の街まで頑張って歩くか。

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