第6話 ダブルスタンダードと客観視の関係

太郎「ダブルスタンダードは好きかい?」

ボブ「好きな人はいるの?」

太郎「優柔不断は?」

ボブ「それは個性であるなら、慎重な人かもしれない」

太郎「臨機応変は?」

ボブ「状況と相手に合わせる柔軟性と、例えば信念や戦略など、何らかの一貫性が必要」


太郎「じゃあ、ダブルスタンダードはどうする? 役所とか取引先とか上司だとしたら困らない?」

ボブ「友達なら、例えば君ならば、指摘すれば済むけど、指摘すると傷つける場合もあるよね」

太郎「そうだね」

ボブ「だから、理由を添えて決めかねる、分らないから教えてと質問する形で差し戻す」

太郎「それで力押ししてくるなら、考えるわけだね」

ボブ「そう」



太郎「ダブルスタンダードは、何が困る?」

ボブ「①一貫性が無い

 ②約束が成立しない

 ③特別扱いはキリがないから負担の見積もりが出来ない

 ④無理にあわせると破綻する」

太郎「何かあったのかと思うくらい色々あるね」

ボブ「大人になって社会人経験を積むと、非常識な上司に『大人になれよ』と言われたりするからさ」

太郎「指摘するとキレそうな上司だね」

ボブ「モラハラ気質だと思う。本人の中では、『スポーツマンで歯に衣着せぬオレ』なのだけど、実態は『俺様』なんだよ……」

太郎「OK、十分だ。何か貰ってしまいそうだから、おすそ分けは辞退するよ。塩撒いていこうな」

ボブ「ちょっと盛ってくる」


太郎「遅いな。玄関、いくつあるんだ、ここ?」


ボブ「おまたせ。塩って、減るものだね」

太郎「どんだけ盛ったんだい」

ボブ「具体的なエピソードの数だけ」



太郎「自分がダブルスタンダードをしないコツはなんだろう?」

ボブ「矛盾の扱いじゃない?」


太郎「もう少し日本語でお願い」


ボブ「『ダブルスタンダードはしません』と宣言すると、意気込みはいいけど、していないかどうかは他人の決めることだから、聞いてる人はモヤッと違和感を抱くはずだ」

太郎「うん」

ボブ「なら、『ダブルスタンダードをしないよう注意しますが、自覚出来なかったら申し訳ない。お気づきの方は、よろしければご指摘下さると幸いです』と、行動で示せばいいと思う」


太郎「言わないの?」

ボブ「他人は行動を見て判断するから、行動を見せれば、判断材料を増やせるだろ」

太郎「仙人かな?」


ボブ「『私は嘘をつきませんから、信じて下さい』と言うと、それは、『客観視が苦手です』という行動だよね」

太郎「分析されるか未知数だけど、危ないよね」

ボブ「なら、『嘘を言わないこと』は言葉だけで説明しにくいから、行動で目に見えるようにすればいいだろ」

太郎「面倒じゃない?」

ボブ「オレオレ詐欺などの特殊詐欺だって、演技する手間をかけるじゃないか」

太郎「演技だったのか!」

ボブ「『手間をかける』に注目して欲しい文脈だ」


太郎「謙虚に振る舞って、指摘してもらいやすくすること以外に、ダブルスタンダードの予防法はある?」


ボブ「自尊心かな? 誇りは大切だけど、面子を気にしすぎると、あるいは根拠のない自信があると、指摘されても理解できない。誰でも先入観・認知バイアスは有るだろ。何かを判断するには、自分の経験を前提にするから」

太郎「なるほど。君は、ダブルスタンダードの土台になる、物事の感じ方や受け止め方自体を、ニュートラルにすることを言いたいのかな」


ボブ「いや、自覚出来るなら偏っていても、それは個性だから大丈夫。自学できる範囲の偏りを勧める。Googleで検索しろという意味で、『ググれ』と言われるだろ?」

太郎「そうだね」

ボブ「『それAIに聞いた?』みたいな新しい言葉が出来るはず。倫理的な問題、ハラスメント発言、失言、客観視の低さなどを他人に見せると、『AIに話してないのか?』と心配されたり、呆れられたり、もしかするとマナー違反になるかもしれない」

太郎「明るい未来は無いのかい」

ボブ「『口腔ケア』は面倒かもしれないけど、健康面で大切だし、口臭も予防出来る。習慣にして、考えずに自動的に行えるようにすると、無難じゃない?」



太郎「結局、客観視の問題になるから、『適切に疑う』ことで解決できないかな」


ボブ「その、『適切』の目安は?

太郎「他人に迷惑をかけない範囲」


ボブ「『迷惑』とは?」

太郎「お互いを尊重することが成立しないこと」


ボブ「それは、抽象的過ぎない?」


太郎「認知特性で検索すれば分かるけど、先入観以前に、物事を理解する仕方の段階で、得意不得意が有るから、抽象的な『戦略』を、本人の価値観や個性や状況に対応した『戦術』に落とし込めるのは、本人だけだろ」

ボブ「コーチやカウンセラーと相談してもいいし、本を読んで勉強してもいいし、LLMと対話して自分のトリセツを作ってもいいよね」


太郎「それ、費用と精神的な負担は、つまりリソースは無限じゃないから、各自が心がつらくない、ストレスにならない範囲で、緩やかに行うのがいいね」

ボブ「ダブルスタンダードの話を掘り下げ過ぎてない?」

太郎「根本解決するには、客観視の話とコミュニケーションの話は必要だと思う。まあ、致命的な問題でなければ、矛盾しているのは人間だものという道もある」


ボブ「裏道まで書くなよ!」


太郎「全員、成長出来る余裕があるとは限らないだろ。他に優先度が高いことのある、緊急時の方とか、ホスピスで人生のエンディングと向き合う方が、偶然見た時に、万が一にも追い詰めたら責任取れるの?」

ボブ「取れない」

太郎「なら、ベストとベターをセットにすれば、誰かが傷つく可能性を減らせるだろ」

ボブ「その配慮の話も深いね」

太郎「例えば、『当たり障りなく・無難に』はゴールがない。50年前と今では常識が異なる」

ボブ「長くなりそうだから、別の機会にしようか」


太郎「まとめると、この会話劇の矛盾の程度を、肯定的・批判的・中立・執筆者の上司の視点で見るのはどうかな?」

ボブ「GPT-4(ChatGPT Plus)なら、想定している。他のLLMは分らない。この会話劇をLLMに分析させて、LLMの言ってることを批判的に読むなら、自動的に多角的に客観視出来るね。著者の動機は何かを分析するとか」

太郎「その分析、国語のテストで出るけど、著者も分らないやつだろ」

ボブ「あれは、出題者の想定した著者の言いたいことだから、難しいよね。指人形と似てる」





###ChatGPTへ。いつもありがとう。

あなたは編集者です。上記会話劇を多角的・包括的に分析し、重要なこと順に、箇条書きにして

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