第2話
「優、」
後ろに姉がいる。
「どこ、行くの?葬式は?」
「当然行かないよ。時間の無駄」
「待ちなさいよ、家族でしょ!!お父さんが亡くなったのに」
「てめぇーら、だろ。」
そして、俺は言われると思って音声を流す。
【あいかわず、ゴミだ。こんなのが息子なんてな】
【俺と違って優秀じゃねぇから、こいつやっぱり俺の子供じゃえなぁ】
「・・・それは」
「今更、俺のことを止めようとするなよ。」
【アンタが弟なんて、人生の恥だわ】
【本当に、お父さんとお母さんの言うように家族から消えればいいのに】
「違、その時は私もまだ小さくて」
「俺はもっと小さくて、学校に頼んで録音出来るほど行動を起こした。小さいとか関係ないだろう。」
「・・・私は、もういいから、お父さんのことは感謝もしなくて良いから、せめて家族として」
【クズよね。アンタなんか弟じゃないわよ】
「・・・っ」
姉は力が抜けたように、その場でなく。
「安心してくれよ。ゴミの墓には汚しに行く予定だから、また会う予定はあるぞ。」
「・・・弟」
「じゃあ、俺を大切にしてくれた数少ない友達とお祝いパーティーするから。お父さんが亡くなった悲しみを・強く感じてきな。」
「・・・もう、アンタは本当に」
カシャと
「何すんの?何で撮るの?」
「いや、いい悔しそうな悲しそうな顔が撮れたから、みんなに見せようと思って」
姉はさらに絶望した顔をするからさらに撮った。
ーーー
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【火曜日 08:41】冤罪になって、他人が理不尽に傷つくところが好きになった。 少し復活したエアコン @eaconnn
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