第12話
「あの、少女は誰」
「アナタを刺した少女」
「そう」
「闇シンジケートの者よ」
「まさか」
無自戒は絶句した。
「闇のシンジケートが、少女たちを
安値で買って、刺客業のようなことを
やらせてるらしいわ」
「酷い話だ」
「兄はねえ、こんな世界に嫌気がさして
言葉の世界に身を置いたの。でもね」
「言葉の世界も腐っていた」
「そう、徹底的な言語統制が敷かれていて
まるで、息もできないような状況だった」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます