第13話
「夕立だ、言葉クン。喫茶店にでも
寄っていこう」
実葉が急にふりだしたスコール
を恨めし気に眺めながら
言葉を駅前の喫茶店に誘った。
「ハイ、先生」
逆らうことを知らないようなこの
素直で純朴な少女は、一もにもなく
実葉の申し出を受けた。
二人が奥の窓側の席に向かい合ってすわると
過度な緊張感が生まれ、周りにも伝わりそうだった・
実葉と言葉の前にホットコーヒーが運ばれてきた。
時は冬。
体を温めるのには最適なようだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます