第7話
「無自戒」
一緒に目覚めた仲間(?)の
一刀斎アヒルが無自戒に声を掛けた。
「何だ、アヒル」
「その、呼び名はよさんか。
人を本物のアヒルみたいに」
「じゃあ、何だ、一刀斎」
「「あ」はしっかり隠してるか」
「あ?なんのことだ」
「惚けるな、天皇様の言語中枢から
取り出した{あ」だよ」
一刀斎は当然のような顔をしていた。
しかし、正午にはどうにも身に覚え
がなかった。
「あの、あ、があればいずれ天下は
オレたちのもんだ」
「どうして」
「今にわかる」
一刀斎はドンと自信ありげに
胸を叩いた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます