第4話

ドレミ王子の剣が正午の心臓に

突き刺さった。

「もらった。この剣は特殊加工が施して

あって、刺した部分を徹底的に

腐らして行くんだ」

ドレミ王子がもう既に勝ち誇っったように

雄叫びを上げた。

 だが、事はドレミ王子の推測通りには

行かなかった。

「 ぜだ、なぜ、腐らない。あれ、、な、がうまく

いえない、 ぜだ」

ドレミ王子が頭を抱えて苦悩の体を見せた。

「オマエの、言語中枢はもう壊滅している。

そして、オマエはもうこの世にいない」

正午がそう、宣言した。

「歩気苦羅血ィ―」

ドレミ王子はそう叫ぶと、爆発して

全身を千切らせ、唯の肉塊と化した。



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