第34話 月星の配信
0817 名無しのVゲー愛好家 08:53:12 2023 11/XX
目標の倍の1000人集まったゾ
0818 名無しのVゲー愛好家 08:53:20 2023 11/XX
集まりすぎだろ
0819 名無しのVゲー愛好家 08:53:26 2023 11/XX
月星さんがどんな反応するのか気になる
0820 名無しのVゲー愛好家 08:53:34 2023 11/XX
残り1時間待つナリ
0821 名無しのVゲー愛好家 08:53:45 2023 11/XX
てかなんであの人のアイコンバーガーなん?
0822 名無しのVゲー愛好家 08:53:58 2023 11/XX
>>821 なんでかは知らんけど、このバーガーは『アイゼリア』のフィッシュバーガーだぞ
0823 名無しのVゲー愛好家 08:54:07 2023 11/XX
>>822 特定班怖い
0824 名無しのVゲー愛好家 08:54:14 2023 11/XX
>>822 優秀だなおい
0825 名無しのVゲー愛好家 08:54:22 2023 11/XX
>>822 何町店とかわからん?
0826 名無しのVゲー愛好家 08:54:30 2023 11/XX
>>825 うわ
0827 名無しのVゲー愛好家 08:54:37 2023 11/XX
>>825 下心がポロリ~
0828 名無しのVゲー愛好家 08:54:45 2023 11/XX
>>825 お巡りさんこいつです
0829 名無しのVゲー愛好家 08:54:50 2023 11/XX
そんなことやってないで、なんならもうちょい人集めようや
……
星奈さんの配信が始まった。
「皆さん初めまして!月星です!」
[うおおおおおおお!]
[きたあああああああ!!]
[声かわいいいいいいいいいい!!]
その途端コメントの流れるスピードが上がる。
「今日は初配信ということで、『Vショット』をやりながら、質問コーナーをしていきます!今から固定コメントに出てくるURLを使って、質問してみてください!気になった質問から答えていきます!」
星奈さんがそう言った後、俺は星奈さんのアカウントを使ってURLをコメントして、即固定した。
そしてそのURLを開いて、別スクリーンで表示する。
「準備OKです。俺はこれでここから離れますが、困ったことあればいつでもよんでください。」
俺は小声で、星奈さんに耳打ちする。
星奈さんは一瞬マイクをミュートにして、
「わかりました、ありがとうございます。」
ニコッと笑った。
~株式会社オームロ工房 月城星奈視点~
駿作さんがいなくなったから、ここからはなるべく一人でやらないと…。
一人で配信できる、一人前の配信者になりたい!
そう思いながら私は『Vショット』をソロプレイで始める。
[楽しみ]
[今日はどんなプレイしてくれるんだろう]
[待ってた]
コメントを読むのが大変だ。こんなに人が集まると思ってなかったから、頑張らないと…。
私はラウンドが始まる前に、駿作さんが別画面で開いてくれた質問箱を見る。
「じゃあさっそく、質問に答えていきますね!」
私は飛行機から飛び降りて、落下地点を考えつつ、最初の質問に答える。
質問箱は匿名にも名前付きにもできるが、ほとんどの人が名前付きでコメントしてくれているから、なんだかうれしくなった。
「ええと、最初の質問です。」
私は一番最初に来た質問に答えることにする。
「まずはyokotateさん!質問ありがとうございます!えっと、月星さんについて軽く自己紹介してほしいです。なるほど!」
1個目からなかなかいい質問が来た。
私はジャングルに着地して、物資を開いて身を隠しつつ、質問に答える。
「では自己紹介させていただきます!私の名前は月星といいます。所属事務所はついこの前始業したばかりのオームロ工房というところです。好きな食べ物はラーメン、ハンバーガー!好きなことはゲームと配信です!アニメとか映画にも詳しい方だともいます。よろしくお願いします!」
私は事前に言おうと思っていたことも併せて自己紹介する。
[それでバーガーのアイコンなのか]
[どんなアニメ見るんだろう]
[アイコンとかの指定がないのはフランクな事務所ってことか?]
様々なコメントが流れる。
その時、プレイヤーが近づいてきた、私はすぐに物陰に飛んだあと、音がでない、走りと歩きのギリギリの動きをして、プレイヤーの後ろに回って、ヘッドショットで倒す。
「よし、」
うんうん、今日も順調順調。
「ええと、アニメは最近だと青の監獄とかリコリコとかヒロアカとか見ましたよ~、バーガーはアイゼリヤに売ってるフィッシュバーガーです!美味しいので是非食べてみてくださいね!」
[ものすごいプレイした後何事もないかのように話を続けるなんて]
[初めて生で見たけどえぐ]
[喋りながらこれできんのすご]
[てか今の動き何?w]
どうやら今のプレイは好評だったみたい。よかった。
「えっと、歩くと走るはコントローラーの方がスティックタイプだったら調整しやすいんですけど、私はキーボードなので、Wキーの感度をよくして、軽く押された判定と強く押された判定の、その間くらいをキープすればさっきみたいな動きができますよ。」
そういう動きをしたのかというコメントが多かったのでそう答える。
[なるほど、わからん]
[わからんけどすごい]
[キーボードでこの動きはすごいな]
あれ、あんまり理解されてない…?説明が下手だったのかもしれないなぁ。
まあ、気を取り直して次の質問行こうかな。
私はジャングルを抜けた先の鉄塔にいた二人をヘッドショットで打ち抜いて、次の質問に入る。
[今調整したか?]
[ヘッショって照準合わせて狙うものだよな…?]
[今のは合わせたというか構えたら頭を打ちぬける状態だったってことか?]
あ、今のプレイにも反応がきた。うれしいなぁ…
「次ですね、え~、みっつんさん。質問ありがとうございます。『Vショット』以外で、連続1位だったゲームは何がありますか?あーそうですねぇ…」
『Vショット』以外かぁ…、駿作さんとやった『エッグダッシャー』とか、あとは『カート8DX』とかな?
「『ブイゲー』の『エグダー』とか、『8DX』とかですかね~」
[レースゲームもうまいのか]
[もはや無敵]
[すご]
[8dx視聴者参加型希望]
お、それはいいかも…
「なるほど、『8DX』の視聴者参加型はやってみてもいいかもしれませんね!」
[お、まじか]
[言質とりましたからね]
[やりたいいいいいいいい
[うわああたのしみ]
こうして月星…星奈と視聴者との会話は、その同時接続人数をちゃくちゃくと増やしながら、続いていく…。
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