登場人物の描写、心情表現が素晴らしくて物語の世界に没頭することができました。
少しの説明だけでも登場人物たちの関係性を理解することができたので、自然と彼女たちがいる場面を想像しながら楽しく読めました。
楽器の練習の場面は最高でした。
一緒になってレッスンを受けているような気持ちになりました。
最後の主人公が先生に伝えたセリフを読んだ時、全身に寒気が走る感覚に襲われるほど感動しました。
ひーちゃんという偉大なベーシストに向けられた作品ということですが、多分あの方であることが作中の表現でしっかりと分かりました。
彼への憧れや感謝の気持ちなどをこのような形で昇華されたこと。
本当に敬服いたします。
百合というタグにつられた身ではありますが、このような素敵な作品に出会えたことが嬉しいです。
すばらしい作品をありがとうございました。