12月4日(月)

 おそようございます。意識がかなり茫洋としております。目覚めなければ……。

(濃いブラック・コーヒーを飲む)

 

 先週末、U-NEXT新作に映画『バーナデット・ママが行方不明』が来ていた。約1000ポイント(保有ポイントなので1000yenに非ず)だったが、迷わず即観賞した。本来は『バービー』『TAR』同様、劇場で観賞したかった作品の筆頭である。

 そう、何を隠そう、自分は監督リチャード・リンクレイターの古参大ファンである。なので、リンクレイター作品はどんなものであろうとも「観ない」「先延ばし」という選択肢はない。おまけにケイト・ブランシェットである。『ブルージャスミン』で、『キャロル』で、2023年の映画鑑賞において圧倒的な印象を残したあの『TAR』のケイト・ブランシェット先生である。


……で、どうだったか?


 うーん。すっごくリンクレイター「らしい」映画だった(何を言ったことにもなってないやつ)。ただ、個人的には期待値が大きかっただけに、観賞後はちょっと「うーん」となってしまった。どうも煮え切らない感じだった。


 ところでこの映画、原題は『Where'd you go, Bernadette』というタイトルです。邦題は「バーナデット ママは行方不明」。つくづく思うのですが、邦題うまいですね……「国内で公開するならこれしかない」というようなタイトルになっていると思います。原作小説のほうの邦題は『バーナデットをさがせ!』らしいですが、これはちょっと違う気がする(読んだら印象が変わるかもしれないが)。映画タイトルの方がずっと攻めているし、作品世界に合っている。


 自分だったら、何てタイトルにするだろう?と自分に問うてみると、『ママ、南極へ……』とかにしちゃうかも(半分冗談)。あるいは『どこに行ったの? バーナデット』 とか。や、「どこに行ったの?」だったら、「行方不明」も浮かぶだろうから、あるいは自分もそのタイトルにする可能性はある。感嘆符はどうだろうか。


『バーナデット・ママが行方不明』

『バーナデット・ママが行方不明!』

『バーナデット・ママが行方不明?』

『バーナデット・ママが行方不明!?』


 うーん、微妙なところですね。映画の邦題に感嘆符がないのは、原題を尊重したのか、あるいはない方がしっくりくると感じたからなのか。

 もしくは原題とかけ離れたタイトルにするというのも、アリと言えばアリでしょう。でも、この作品についてはなかなか思いつかない。結局、邦題に関してはこれで正解だったんじゃないでしょうか(肝心の内容についてはまた改めて……)。

 ではまた明日。

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