11月29日(水)

 おそようございます。今日は午前様を拝むことができませんでした。というのも、毎日空が白んでくる頃(今は5時半頃?)まで起きているからなのですが……。


 昨夜はセールで購入したものの、まだプレイしていなかったゲームを2つ触ってみた。『Alba』という自然豊かな離島のオープンワールドと『Dark Devotion』という、ソウルライクな2Dアクションゲーム(この呼称は便利だがあまりにも手垢がつきすぎたので今後は使わないようにしよう……)ゲームである。『Alba』は「戦闘やパズルのない探索系オープンワールド」として、以前ライターKH氏に薦められていたことを思い出し、購入した。2本で1100円。


『なつもん!』との比較になってしまうが(というか、『なつもん!』と比較するために買ったようなものなのだが)、『Alba』は想像以上に良いゲームだった。海外OWだけあって、『なつもん!』や『The Good Life』よりは『Tchia』にずっと近い。まだ序盤だけど、行動できる範囲はあまり広くはなさそう。でも、舞台の狭さがマイナスになっていない。OWには「有限感」が効くものと「解放感」が効くものがあるように思う。『Alba』と『なつもん!』は今のところ前者のような気がしている。

『Alba』は近所の女の子と一緒に、市長の地球破壊的活動を阻止するという目標を掲げ、島に生息する虫や動物を撮影してスマホアプリに登録していく……最初の目的はそんな子供らしい、ごくシンプルなものだ。このゲームデザインもなかなか良い。「そんなの何が良いんだ?」としかつめらしく問われたら、「まあ、シンプルだし、癒されるから」くらいしか返せないかもしれないけど、このジャンルにおける「よきもの」は確実に入っているように思う。

 

 では、このジャンルとは何か?


 それは「戦闘や本格的なパズルやダンジョンのない探索系オープンワールドを移動し、観光しているだけで楽しみや心地よさを得られるゲーム」ということになるだろう。長い……(博識な方ならきっと適切なジャンル名をつけてくれるだろう)。そして、今年は『Tchia』というニューカレドニアを舞台にしたOWゲームをきっかけに、そうしたゲームの在り方のことをよく考えていた。自分は今年の私的GOTYに、そうしたゲームを2本入れている(来月公開します)。


 閑話休題(ここでは何が本題ということもないのだけど……)。

 

 先日、ゲームやSNSで関わらせてもらっている方々とゲーム歓談したり、ゲームを贈り合ったという話を書いたように思うのだが、その1人は、先日購入した『Dark Devotion』(他にもたくさんさんさん訳されているけど)のゲーム翻訳者R氏。先日(翻訳者M氏のYouTubeチャンネルの打ち合わせ時)、どういう話の流れだったか、翻訳したゲームを贈り合おうとなったのだった。しかし自分はまったき駆け出し翻訳者なので、Steam上に翻訳した作品が2つしかなく、2つともすでにプレイしてもらっているので、自分は1000円くらいでオススメしたいゲームを贈ることにした。

 

 ギフトのゲームを選ぶという行為はすごく、すごく楽しい。「友人にギフトを選んで贈る」という行為はあまり得意ではないのだが、ことゲームになると「ゲーム仲間にプレゼントするゲームを選ぶという愉しいゲーム」になるのである。そういうわけで、自分は『リーガルダンジョン』『Where the The water tastes like wine』『違う冬の僕ら』というゲームを2人に贈った。

 

 R氏からは偉大なるダークファンタジー漫画『BASTARDS!!-暗黒の破壊神-』(中学生の頃、大好きだった)作者・萩原一至氏が制作したというゲーム『QUESTER』を、M氏からは『Gone Home』と『Tacoma』を贈って頂く。翻訳者レジェンドが共訳したインディー・ウォーキングシミュレーターの記念碑的作品をプレイせずして、ゲーム翻訳者を名乗るべからず……という訓戒が込められているのかもしれない(笑)。ありがたい。しかし、自分が『Gone Home』をなぜこれまでプレイしてこなかったかはかなり謎である。ウォーキングシミュはずいぶんプレイしてきたのだけど。そういうわけで、頂き物の『QUESTER』『Gone Home』は早めにプレイしたい。2023年があと1ヶ月しかないことがにわかに信じがたい……。

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