エッチな気持ちで読み始めたら、爽やかな青春小説とわかり、我が下心を恥じました。直接的な台詞をあえて省いたり、描いている光景はかなりなのに、いやらしく感じさせないのは、作者様の巧みな手腕でしょう。感心いたしました。
男子高生が、交際相手である同級生女子のヌードを撮ります。女子高生が、交際相手である同級生男子のカメラの前で全裸になります。ともすると暗いイメージに陥りがちな題材ですが、非常に明るく健全で、配慮も行き届いた話です。もちろん女子の裸をプラトニックな感情だけで見られるわけではないですが、それも含めてリアリティの度合いが高いと思いました。こんな青春もいいですよね。