第2話 妹は天使?
「セシリア?」
「うんお兄ちゃん セシリアだよ!
あたまだいじょぶ?
いたくない?
ひーるする? 」
うんお兄ちゃん泣きそう。
この子はセシリアちゃん
今の俺の妹だ。
特徴は髪が銀色で
肌は白く
瞳はオレンジ色なのだが
彼女の発する明るいオーラによって
金色に輝いて見える。眩しいよ!
笑顔にはその純粋さが溢れていて
人を魅了するだけの力があり、
虜にする事も可能だろう。
まとめると天真爛漫という言葉が似合う
超美少女である。
変わった特徴もあり、耳がすこし尖っている
これは俺たちがクォーターエルフであるからだろう。
そのおかげでセシリアは回復魔法である 【ヒール】を5歳という若さで使うことが できる。
これは魔法への理解が高い証拠だ。
ちなみにルクス本人も使えるのだがここは乗っておくことにする。
「ああ、よろしく頼むよ」
「うん!じゃあいっくよー【ヒール】」
ぽわぽわした光に包まれ少し残ってた頭痛が綺麗さっぱりなくなった。
「ありがとう。おかげで痛いの全部吹き飛んだよ。セシリアは天才だな」
そう言って褒めながら頭を撫でてみる
するとパッと笑顔になり
「えへへ」
と照れた。やばい かわぁいい
何だこの生き物 天使か?
元の世界の俺からするとこんな美少女に笑顔を向けられる経験などなかった。
なので天使と錯覚してもしょうがないのではなかろうか? だが次に
「お兄ちゃん
おはよう 言ってくれてない!
起きた時いなかった! ひどい! 」
と言って怒り出した。
「ご、ごめん」
と急いで謝ったが
「うーん ハグしてくれたら許してあげる」
と言いだした。
…小悪魔系だったのかもしれない
もちろん「ぎゅー」と言いながらハグをした
どうやらここは異世界で間違いない様だ
しかも生活水準が現代日本人にとってはかなり低い
まあ前世では結構退屈していたし悪くないのかもしれない。若返ってこんなに可愛い妹がいるんだ、楽しまなきゃ損というやつだろう。
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