12.31. 大晦日!ー前編・上ー
大晦日とお正月は、ひとりごとを前編と後編にわけて投稿します。はなねです。
早速ですが、書きたいことがあったので大晦日の前編を消費します。前編は上・中・下の3部構成でお送りします。
実は昨夜、姉と殴り合いの大喧嘩をしました。
事の発端は、姉の嫌がらせにも近い行動でした。それで沸点に達したはなねはブチギレ、殴りかかり、姉も私に殴りかかり。
その時薬指を抉られた痕が、今も目立っています。
どうでもいいけど、花粉症の時の鼻血と喧嘩でやられた時の鼻血の感覚って違うんだなぁと思いました。
一旦姉が逃げた隙に、姉にされた嫌がらせと似たようなことをやり返しました。するとそこに両親が来て、その場の現状に相当キレてました。
原因は姉で、先に手を出したのは私で。
本来ならば喧嘩両成敗というところですが、姉は被害者ヅラをしまくり、私を一番の悪者だと言わんばかりに捲し立てました。
それを信じて、私には話も聞かず勝手に怒る両親。
あぁ、これはもうダメだ。
そう悟った私は、両親に「私だけが悪いわけじゃないからね」と言い残しその場を去りました。それが気に食わなかったらしい親は、その後ぐちぐちと言っていましたが。
自室に戻ってからというもの、なんだかいろんな感情が押し寄せて号泣してしまいました。
年末にこんなことになるなんて、最悪。なんで姉はあんなに性格悪いんだろう。どうして両親は私の味方はしてくれなかったんだろう。どうして親は、過程を見ずに結果ばかりを見たがるのだろう。
怒りというよりは、悲しみがとても大きかったです。たくさんたくさん泣きながら、「もう、今、この家にいたくない」と思いました。
そう思ってからのはなねは早かったです。
すぐに着替え、スマホとお財布とハンカチと…と荷物を用意し、敷いた布団はそのままに部屋の電気を消して、ひっそりと家を出ました。当時の時刻、深夜12時30分。
はなねは一夜の大冒険を経験することになります。
まずは最寄りのコンビニへ。道の途中で、ポストに友達宛ての年賀状を投函してきました。
コンビニに行って驚いたのは、揚げ物類がないこと。深夜はどこのコンビニも揚げ物は置いてないんですね。初めて知りました。
適当におにぎりと温かいミルクティーを買ってコンビニを出て、その後行ったことのない道を歩きました。ずっとずっと歩きました。
しばらくすると、もうひとつのコンビニに辿り着きました。入店しようと思ったら、なんとそのコンビニ、午前5時からしか営業していなかったのです。人手不足ってことかしら。
仕方ないので、そのコンビニからさらに先へ歩を進めました。しばらく歩いたら、見知った道へ出ました。「ここがこう繋がっているんだ」と知ることができて楽しかったです。
さらにそこから先へ行くと、コンビニ。今日はコンビニがセーブポイントのような扱いです。
お手洗いをお借りして暖房便座で暖をとった後、申し訳程度のおにぎりを購入し、退店。そのコンビニの近くに友達のお家があったので、その前を通って先へ進みました。
なんだかんだ、るんるんになってきたはなねは、道中で好きな吹奏楽曲のメロディーを口ずさみながら歩いていきました。
家出少女・はなねの物語は続きます。
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