人体模型 第二話

“さて、どうしようか?“

俺は少し考えた後、授業で見たように人体模型の表皮を脱がせる事にした。

確か、この薄い表皮は伸縮性がありゴムの様に見えた。

脱がし方は、背中側の腰辺りに横に切れ目があり、Tシャツを脱がせるようにして頭へ向けて表皮のを捲ってやると上半身に血管の層が現れた。

赤と青に色分けされた血管が全身を覆っている事がよく分かるように出来ている。

頭と腕の表皮を脱がせて、後はズボンを脱がせるように下半身も脱がせる。


全身血管だらけの不気味な人体模型。

昼間、授業で見たのと違い、夜見ると不気味さが増す。

同時に胸の膨らみが微かに分かる。


人体模型は表皮を剥がされたが全く動かない。

しかし、脱がしている間中、人体模型の中の人の体温をずっと感じていた。

イチモツが挿さっていた穴をじっくりと見る。

今まで動かなかった人体模型は穴を隠すように少し内股になった。


俺はまた考えて、血管も脱がせる事にした。

その方がより、穴の中を確かめられると思ったから。

血液の脱がし方は確か胸の真ん中がパックリ開いて、上半身を反らせて脱がせていた。

授業で見た時は人形だったので、そんな風に出来たが、今は出来るのだろうか?


試しにやってみる。床に横たわる血管剥き出しの人体模型の胸の真ん中にある細かなエレメントのファスナーを開く。

血管を脱がせようとするが、リアルに再現された血管に目がいく。

少し押してみると弾力があった。

実際に剥き出しの血管を触った事がないので、分からないがリアルに再現されているように思う。


改めて血管を脱がせにかかる。

開いたファスナーの隙間からは筋肉が覗く。

それはアニメの進撃の巨人を連想させる。

体を反らせると意外に中の人が軟らかく、反り返り血管を容易に脱がせる事が出来た。

上半身さえ脱げれば、後は楽勝。

下半身を脱がせると、目の前には筋肉の人体模型、ピンクがかった赤と白の筋が目につく。


俺は再び股の方へ回り込むと穴を調べようと、筋肉の人体模型の足を大きく広げようとするが、人体模型も抵抗する。

足を開かせまいとして、力を込める。

ならば、俺は別の手段に打って出た。

初めに挿さっていたイチモツを手に取ると、股の穴に目掛けてグリグリと押し込んでいく。

イチモツは回転しながら、スルスルと侵入していく。


とうとう、たまりかねて人体模型が動いた。

両手でイチモツを握り、侵入を阻止した。

その一瞬を俺は見逃さなかった。

人体模型の右足首を掴むと大きく持ち上げた。

不意の事で対応出来ない人体模型。

人体模型の穴はガラ空き。

人体模型を脱がせているうちに、俺は再び興奮し、勃起していた。

それを人体模型の中へ再び挿入する。


予期していなかったのだろう、人体模型から必死に喘ぎ声を堪えようとしている艶っぽい声が漏れる。

「あっあっあっ、うぅぅぅ、ふぅふぅふぅ、あぁん」

もう、人体模型も穴の調査はやめだ。

楽しませてもらう方にスイッチ、というよりも俺がもう我慢出来ない。

焦らしてやったので、さっきより俺も人体模型も興奮している。


そして、人体模型の中の人の名前を呼びながら、腰を振り始める。

「堂上先生!」

堂上先生は俺と同じ光という名前だが、若く綺麗な女性だ。

生徒からも絶大な人気があり美しい、そして、スタイルもよくセクシーだ。

堂上先生もこの人体模型と同じくらいの背丈。

俺は人体模型の中の人が堂上先生だと確信している。


俺は今日、ワザとギリギリにレポートを出して、先生の気を引く作戦を実行に移した。

それがまさか、人体模型を纏った堂上先生とH出来るなんて夢にも思っていなかった。

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