第2話 学校にて

「やべぇ超ねむい」


昨日蒼凪先輩に告白して、そのあと告白成功できたのか気になって一睡も出来なかった...てゆーかなんでそんなにすぐに帰ったんだろ!いいよって言ったよね、普通はもっと喜びを分かち合うんじゃないのかね.....


「よう諒、告白どうなったんだ」

笑いながら一が声をかけてくる

「なんだよ、冷やかしか?」

一の言い方にイラついたのでできるだけ素っ気なく返す

「おいおい、俺が可哀想なぼっちくんに話しかけてあげたのにその言い草はどうなのかなぁ」

朝から気楽な奴だ、こっちの気も知らないで

「余計なお世話だ」

「まあまあとりあえずどうなったんだよ」

「多分成功した.....はず」

「ばずってなんだよ明確にできねえのかよ」

僕は一に事の一部始終を話した


「はー、お前も大変だなー」

「うっせ、というかお前反対側だろ、早く行けよ」

「おっと忘れてたじゃあな付き合ったら教えろよ」

「はいはい」

本当に朝からうるさいやつだ


そうして僕は教室に入った、するとなにか教室がザワザワしていた


「おいおい聞いたか!蒼凪先輩付き合ったらしいぜ!」

「聞いた聞いた!自分の口から言ってたらしいな、いやー誰があの人の心掴んだろうな、わっかんねぇわ」


と蒼凪先輩の彼氏の考察をする者もいれば


「うわぁぁ、俺の初恋が終わったぁぁぁ」

「いや、お前認知すらされてないだろ」


と蒼凪先輩が付き合ったと言う話を聞いて膝から崩れ落ちてる者もいて、教室は地獄絵図になっていた


(あれぇ、これ僕の事だよね、)


今自分の事の重大さ気づいた海里諒であった


昼休み、食堂に海里諒はいた


「よう諒、お前大変な事になってないか」

朝と同じく笑いながら一が話かけてくる


「いや、こんな事になるとは思っていなかったわ.....」

「いやー人気者の心をゲットした諒は大変だねー」

ほんとにこいつは気楽過ぎて嫌になる

「おっ、お前の可愛い彼女の蒼凪先輩が来たぞ」

噂をすれば蒼凪先輩が入口から入ってくる


そして諒と蒼凪先輩は目があったはずだったのに蒼凪先輩はすぐに顔を逸らして他の方へ行ってしまった


「おいおいお前、露骨に目ぇ逸らされてねぇか」

「そうかも、やっぱり昨日の聞き間違いかなぁ」

落胆していた僕に一が言う

「いや違うな、あれは俗に言う照れ隠しって言うやつだ、良かったなツンデレかもしれないぞ」

「いや、良くねえよ!」

「せめて声かけて欲しいわ!」

はぁ、もうツンデレってほんとにそうなら良かったんだけどさ、


「はぁ、告白成功してるならイチャイチャしてぇよぉ」

「ははっ、まあ頑張れ少年よ」

とおじいさん見たいに一が言う


「お前も少年だっつーの」

「てことでお先に帰るわ」

と、一はそそくさとその場を後にした

「僕も早く食って帰るか」

そうして昼飯を早く食って授業に戻った




────────────────────

ここまで呼んでいただきありがとうございました!未だに蒼凪先輩のセリフは2行だけ、すくねぇ、ということで次は蒼凪凛視点で投稿します!

Διαβάστε το ξανά(また読んでね)








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