第58話 設定資料(読み飛ばし推奨)

惑星ホシ

物語の舞台になってる惑星。

正式名称は無い。

理由は、この惑星の支配者がどう考えても人類では無いので、住人に命名することへの躊躇いがあるため。


地球帝国:

地球から星間移民した人間の末裔。移民時から2000年以上経過している。

公用語は日本語。

英語その他の地球の他の言語は、古代語扱いで、学者を目指す人間以外は基本読めない。

外国語として設定されているのは魔界語のみ。


政治形態は立憲君主制。建国時からずっと地球皇帝が君臨している。

身分制度はあるが、選挙に関しては身分差別は無い。


大陸の端に位置するため、その領土は海に面している。


構成人種はほぼすべてが黄色人種。他人種は一握りである。


魔界:

地球帝国の外の世界。魔族が支配し魔物が跋扈する荒野。

ただし、地下資源がある場合があり、いくつかの魔族と地球帝国は契約を交わしている。


地球皇帝:

地球帝国の君主。

現在は176代目。

世襲であり、そのルールは「初代皇帝が保持していた魔力を保持している」こと。

地球皇帝の魔力は他の魔力保持者の場合と異なり、理由は不明であるが「その実子の誰か1人だけに、確実に遺伝する」

そして遺伝した1人は、何故か人格と体力面で皇帝として不適格な人間であった事例がただのひとつも無い。


地球の一般的な王室と違い、地球皇帝はテレビにも雑誌にも新聞にも出ない。

そのため、帝国の国民は自分たちの君主がどういう外見の人間であるか基本知らない。


地球帝国の建国:

先住民族である魔族との戦争に勝ち、その結果得た領土で建国を果たした。

最初は真っ当に戦争をしていたが、最終的に戦っていた魔族に「己の保持する全ての領土の割譲」を賭けさせて、魔族の王である魔王との一騎打ちに挑み、勝つことで終結。

その際に地球人類側が何を賭けたのかは不明である。


惑星教:

地球帝国建国時に起きた宗教。

神殿には鳥居があるため、地球の神道に似た造りになっている。

ただし、ご神体が惑星であるため、社が無い。

戒律が無いので、地球の宗教と掛け持ちで信仰している人間が多数存在する。

(神道以上に戒律が無く、血の穢れ、死の穢れも気にしない)

唯一の教義は「惑星ホシに恥じない生き方を」

惑星教としては、惑星の住人であれば全員信者であるという考え方があり、そのために布教をするという発想が無い。

最高司祭は地球皇帝であり、地球皇帝は神の使いであるという立場を取る。


ただ、そういう経緯で政府と様々な交わりがあるせいで「地球帝国憲法の政教分離の項目に違反している」という指摘が度々なされる。


惑星ホシへの祈りの言葉は、この惑星ホシに最初からあった言語である魔界語で行われる。


魔族:

この惑星の先住民族。外見は人類と酷似している。

違うのは髪の色と、瞳の色。髪の色は黒以外。そして黄金色の瞳を持つ。

部族単位で生活しており、個人の命や意思よりも、部族の命を優先する。

人類と大きく違うのはその精神性と能力。


精神性は基本行動原理が弱肉強食であり、倫理観が無い。

ただし、恥の概念を持っており、特に強欲と嘘を嫌う。

そのため領土拡大欲が存在せず、契約を結んだことは絶対に守るため、条約を結ぶことは可能。

個人レベルの共存は不可能であるが、国レベルでは取引することは不可能ではない。


その能力は、身体能力と魔力が大きく違う。

まず身体能力だが、筋力自体が人類の数倍。回復能力も高く、死ななければどんな負傷も1時間程度で完治する。

生命力が高く、頭を完全に破壊するか、首を切断しない限り死なない。

生殖能力面では妊娠期間1カ月、成人にまでかかる時間が1年。そして近親交配による遺伝子異常が起きない。

魔力に関しては、その全員が魔力持ち。ただし、彼らは嘘を嫌うために作り話をする能力が無いせいか、神話系の魔力には覚醒しない。


言語としては魔界語を話す。


魔界語:

主に魔族が話す言語。動詞にあたる言葉に活用形が存在しない。

英語に似た部分があり、一人称、二人称、三人称の言い換えが無い。

これは彼らが王(彼らの言葉でヴァーン)以外はあまり他人に気を配らない性格を持っているせいであると考えられている。


魔力:

この惑星に辿り着いた人類が覚醒した超能力。ただし、魔力を保持する人類は一握り。

大きく分けて2系統に分類される。

超能力系:1個のテーマで能力が構成されている。炎使いであれば炎に関する能力になる。炎を扱えて氷も同時に扱えるような能力者は出現しない。

神話系:物語のキャラクターをテーマにした能力になる。この時代では地球時代の物語を一律「神話」と呼んでおり、そのせいでこういう名前がついた。基本的に、テーマにしたキャラクターができることは全て出来る能力になる。


四天王:

地球皇帝直属の魔力保持者。皇帝の剣とも呼ばれる。

世間一般では皇帝陛下の代わりに難題を解決する正義の味方のような扱いである。

本当の使命は、自身の持つ魔力を全て皇帝に転写すること。

正義の味方の様な普段の活動はオマケである。


転写:

魔力保持者間のセックスで妊娠が起きたときに付随して起きる現象。保持している魔力のコピーが起きる。

条件は2つ。

①その男女間に信頼があること。(男女の愛、仲間意識、友情等)

②そのセックスで主導権を握っている方に、そうでないものが持っていた魔力が転写される。


双転写:

転写が男女両方に起きる現象。条件は上記転写の条件②が

②セックスの主導権がどっちにあったか分からない場合

に変わる。

この転写が起きた男女は、双方全く同じ魔力を持つことになる。


斬鉄剣:

作中世界の時間で100年前に、ある鍛冶屋が「本物以上の贋作を作り上げる魔術師」の魔力に目覚め、作り上げた作品のひとつ。性能は「ル〇ン三世」に登場する同名の剣と同じ。

見た目は普通の打刀。物語としての格が「ルパ〇三世」以上の物語由来で、破壊不可能の魔力がかかっている物質と蒟蒻以外の全ての物質を斬ることができる。

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