第26話 The story of Shun and Saki ②[完]

 *.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜




 〜 咲 side 〜



 "撮影が終わったら飯行くぞ"・・・



 私たちは

 爺ちゃんのお見舞い帰りに寄った

 小料理屋に来た




 。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆




「いらっしゃい しゅんちゃん!(。-∀-)ハハッ♡」


「咲さん、また来てくれてありがとねぇ!

 ささっ、小上がりに どうぞ!」



 ご主人と女将さんが

 笑顔で出迎えてくれた




 。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆




(*^o^)っ凵☆凵c(^-^*) カンパーイ!




「とりあえず1回目の撮影

 無事終わって よかったよな!」


「やっぱ 木村さんにお願いして正解よね!

 腕が鳴るわ~

 広告出来上がったら

 バンバン売ってやるわよ!ε-(`・ω・´)フンッ」


「須賀さんの あの写真も

 使わせてくんないかなぁ〜…

 なんか渋ってたよなぁ?」


「そうだね…使わせて貰えるように

 私からも説得してみるよ!

 …あと 智くんよ!可愛すぎたね(*´艸`)」


「笑顔 引きつってたよな(´∀`*)アハハ

 今日の郷布さんのメイクも いつもより

 気合い入ってたから

 怖かったんじゃないか?(((*>_<)))ブルブルッ」


「あの小さかった智くんが…って

 思ったら感慨深いやぁ〜;;(∩´~`∩);;」


「近所のオバチャンみたいだな(´∀`*)アハハ…」


「・・・・・・」


「………」



 ぎゃ〜!会話が途切れた!

 っていうか

 今 オバチャンって言った?!

 ア゙━━゚(゚`ロ´ ゚)゚━━!!



 黙々と食べる…(*¯ч¯*)'' モグモグ…

 そして…飲む(/◎\)ゴクゴク…(°∀°)プハッ




「前にも思ったけど

 ここのお料理 美味しいよね(°~°)ウマッ」


「……親戚のオジサンの店」


「だから"俊ちゃん"って呼んでたのね( ´艸`)」


「…オジサンには 咲のことも話してた」


「バリバリ仕事する男勝りな女…

 とでも 言ってくれたのかな?

 ふふふ(*´艸`)」


恋煩こいわずらいの相手…

 今の この関係をこじらせたくなくて

 長い間 片想いのままだって」




 片想い?恋煩い?…いつから?



「…アミは、かなり前から

 気づいていたみたいダァァ〜

 モグモグ(*¯ч¯*)'' 」



 ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙…(¯□¯ )ア゙ア゙ア゙ア゙ アミっぺ!

 どうして教えてくれなかったのよっ!



「もう言ってしまうけど

 入社式の時から

 気になってたよ、咲のこと」


「き、きもっ!」


「何だよ、悪いか!(´^`*)…」



 箸を置いて

 喉を鳴らして ビールを2口飲んだ俊…

 グラスを静かに置くと

 俊は 数年前の休憩スペースでの詳細を

 話し始めた



 まぁ…営業課の皆には

 よく思われてないのは わかっていた…

 でも あの頃は必死で

 いちいちそれに

 反応する時間も無駄だと思ってたから…



「勝手なことばっか言ってたから

 腹が立って…」


「…ありがとう 俊!(*´꒳`*)

 そういえば、あの頃から

 営業課全体の態度が

 変わったような気がするなぁ〜」


「何か言えば、俺にシメられると

 思ったんじゃないの?(´∀`*)ヶラヶラ

 …あ、でもそういう援護みたいなのが

 迷惑なら 言えよ?」




【1人で なんでも出来る女…】

 ホントは そんなことないんだよ…

 頼りたくても 頼れなかっただけ…


 私の努力を

 見ていてくれた人がいた

 …それだけで 嬉しい




「……」


「…咲?」



 ── …言ってみても いいのかな ──



「…これからも 私の事 見ていて欲しい」


「…えっ?」


「…私の事…助けて欲しい」


「・・・・・・」


「……って言ったら 気持ち悪いよね?

 ≧(´▽`)≦アハハハ…」



 あ〜バカぁぁ〜〜!

 余計なこと言ったぁぁ〜(т-т)


 ……自分で言って恥ずかしくなって

 会話が できなくなってしまった


 …ほら、静かになっちゃったじゃん!


 え〜〜い!酒だ酒だぁぁぁ〜

(/◎\)ゴクゴクッ・・・クゥーッ!!”(*>∀<)o(酒)"



 これが現実…

 上手く…伝えられない

 私も こじらせてる…

 素直に好きだって…言えない…っ…



 余計に話をおかしくしちゃったよね…



「あぁ〜…ごめん!

 さっき言った事は忘れて!

 今まで通り…よろしくね(*´꒳`*)」



「…今まで通り? …それは無理だろ」



 無理だってよ…ハハッ……

 …あぁ…オワタ…(´°ω°)チーン

 もう、帰りたい…


 行儀悪くてごめん…

 残すのはもったいないから!

 

 目の前の料理を

 めいっぱい 口の中に かきこんで…

(/◎\)ゴクゴクッ・・・



「咲…あの…っ…」


「…ごめん、用事 思い出した!

 帰るわ!ここにお金置いておくね…」


「…っ待てよ!」


「・・・・・・」


「送ってく…」



 ジャケットを羽織って

 先に出ていく俊


「ちょっとぉぉ、これ!お金!」


 テーブルに置いた食事代を握りしめ

 俊を追いかけた




 *・゚・*:.。.*.。.:




 結局、食事代は受け取ってくれず

 そのまま 店を出た


 2人 無言で歩いて 駅に着く…


 空気を悪くするばかりで

 肝心なことは 何も話せてない…


 と、思ってたら

 また 駅を通り過ぎる俊



「ねぇ!駅、通り過ぎたって!」


「……」


「ちょっとぉぉ!どこ行くの?!」



 声をかけたら

 俊が くるっと振り返った



「咲…」


「ん?」


「この前、俺が

 どうして変な歩き方してたか わかる?」


「……」


「ぉ〜…お前と並んで歩くと思ったら

 緊張して あぁなった」


「……」


「なのに、いきなり

 腕組んで歩くことになるし!

 …なんかもう…っ…!!」


「……」



「それくらい好きなんだよ、咲のこと…」


「………」



 こんなこと言われたのは初めてで

 動けないから 声を絞り出す



「ァ…ありがとォ…(,,- -,,)」


「ギクシャクするのが嫌だったから

 同期として 近くに居られるなら

 このままでもいいって思ってた…」


「………」



「…今まで通りっていうのは無理だ」


「………」


「…ずっと見ていて欲しいって

 言ってたけど…それも無理…

 見ているだけじゃ…」




 ……目の前が暗くなった



「助けて欲しいなら なんぼでも助ける!

 だから俺には

 弱いところ見せていい…」



 私より遥かに背の高い俊に

 グワシッと 抱きしめられている



「…ぐる…しぃ…し、死ぬっ!!!!」


 落ちる…気を失う!

 思いっきり背中にタップ

 ‎( ꒪⌓꒪)ノノ…バシバシ


「あ、ご、ごめん…」



 少し腕のチカラを緩めてくれた


 加減知らないの?

 鼻が潰れるかと思ったし!!



 抱きしめることに

 慣れてないのかな…




「い、痛いなぁ~」

(ง ˙罒˙)ว )д*)!!デシッ!!!!



 照れ隠しでド突いた拍子に

 体が離れた


「ごめん(´▽`*)アハハ…」



 もう一度、近づいて

 今度は私から俊を抱きしめた



「…ぁ……」


 俊は さっきよりも優しく

 腕を回してくれた



 言わせたもん勝ち…よね?



「じゃあ、私たち…関係はどうなるの?」


「まぁ、同期は同期でも

 ちょっと違うよなぁ~…

 俺の気持ちは 今伝えた通りだから

 あとは、咲が決めろよ…」



 あ…また逃げた?




「ズルいなぁ〜(´^`*)」


「あ!そうだ!

 あのバスケの なんちゃらDUNK…だっけ?

 DVD買ったんだけど これから観に来る?」


「あ!観る観る!.。゚+.(・∀・)゚+.゚」




 もう一度だけ…聞いてみよう…



「…ねぇ、俊?」


「ん?…」


「唇…荒れてる…?」


「……荒れてるって言ったら

 何かしてくれんの?」



 そういうと 俊は

 私の顔を覗き込んだ



「パイナポー…すき?…」


「うん…好きだよ……」




 。・:*:・゚★,。・:*:・゚☆。・:*:・゚★,。・:*:・゚☆⁡



 さて…私たちは…

 この後 どうなったでしょうか…

 読んでくださってる

 そこの あ〜たの想像力に…

 丸投げ…・⌒ ヾ(*´ー`) ポイポ〜イ

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