洋の東西を問わず花は高額取引されるのでしょうか。
チューリップバブルを思い出しました。
作者からの返信
天のまにまに 様
コメントありがとうございます!
チューリップバブルと似ていますね。
ちなみに、高額取引は特に明治時代に見られます。日本の軍艦は、ユリで出来ているなんて言われることもありました。
ユリ、アサガオ、アジサイなんかが、海外で人気だったようですよ。
また、シーボルトによって多くの種が持ち出され、ヨーロッパでの品種改良も進んだと聞いたこともありますね。
江戸の頃はプラントハンターと呼ばれる植物収集家も多かったですからね。鎖国をしていた日本の植物への期待は、大きかったんじゃないでしょうか?
幕末にやって来た外国人は、裕福でもない人達まで鉢植えを並べて園芸を楽しんでいる事に驚いた、という文章を読んだ記憶があります。現在も住宅密集地の細い路地の玄関先にプランターや植木鉢が並べられている光景を見ますが、連綿と続いている文化なのでしょう。
もう随分前ですけど、僕も何故か変化朝顔に興味を持って、偶々買った本の著者が無料で種をくれるというので、貰って育てた事がありました。江戸当時の絵には「これが朝顔?」という改良品種が沢山あって、多くが種の取れない一回切りの花だったとか(僕の貰った朝顔もそうでした)。
吉原もそうですけど江戸文化は上より下の身分から広がるところがあるようで、取りも直さずオタク気質が凄いって事でしょうか。
作者からの返信
そうざ 様
コメントありがとうございます。
当時のヨーロッパ圏で、庶民の庭といえば薬草園や菜園ですからね。庭木や花を楽しむための鉢植えを嗜む姿は、驚きだったでしょう。
品種改良をして、品評会に出して一儲け……といった側面もあったと思いますけどね。
朝顔の品種改良は、本当に凄かったみたいですからね。一般的な朝顔と全く違った花姿ですし、うまく咲かせることが出来たら喜び倍増でしょう。
江戸の文化を知ると、日本人のオタク気質を伺えますね。