第40話、女の堕ちる方法(他人視点)
さて、吾は先代魔王を殺害して妹のアーナスを吾のものにして全てが順調だと思われたがあれから思いもしなかった事が多く発生したのである。
まずはテンガ・ヒノモトが僅かな軍勢で大軍を足止めをしていたら人間共に魔族の中で内乱が起きていることがバレてしまい吾の所に侵攻してきたのだ。
ここは普通に軍勢を出して打ち倒すことが出来た、後に転生者達と呼ばれる者たちもみな殺しをして吾の力を見せつけることには成功したがそれによりある者たちに目をつけられたのであった。
それは天照大御神を率いる神々に明らかな敵対心を出してきたのである。吾の子分として可愛がっている夜刀神が天照大御神や八咫烏などに殺されそうになりながらも助けを求めてきた。
あの世界からいろんな資源や情報など手に入れているので失うわけには行かないと考えて吾は仕方がなく天照大御神との決戦に挑んだ。
流石にいろんな神や更には青龍、白虎、朱雀、玄武などの者たちも向こうに参戦してきて想像以上の被害を出してしまった。
でもおかげで天照大御神が率いる神々の殆どを殺すことに成功して更に参戦してきて者たちも皆殺しにすることができた上に予想もしていない嬉しいものまで回収をすることができたのである。
それは八咫烏の妻である山城桃花を捕虜する事ができたのだけどこれが今で見てきた女の中で一番の絶世の美女と呼べる美貌の持ち主で吾の女に相応しいと思い連れて帰ろうとしていた。
ついでに言えばその山城桃花の旦那は既に吾が殺した。
この男はかなり強く苦戦をしたが殺す事ができたがこの男は元々は英雄、フェニックスと知り合いだったのか最後まで宿敵(とも)の子供を助けられずに死ぬ事になるとは無念と泣きながら言っていたな。
そして妻に対しても申し訳ないと言ってから絶命したがあれはあれで傑作だったなと感じていた。
とはいえ戦力の9割を失ったのは大きいのでしばらくは国力を回復させるしかないと考えていた。
それに捕まえた山城桃花をどの様に調教させるか楽しみに考えていた時に吾の軍勢に奇襲を仕掛けてきた馬鹿がいたのである。
そいつ等は英雄フェニックスの旧臣たちで吾を殺そうとして集まってきたらしいが百人程度の軍勢で倒せると思っているのかと考えながら戦いをした。
しかしながらやはり歴戦の勇士たちと言うべきか吾の軍勢を八千以上も道連れにしてきたのだ。おかげさまで軍勢は僅か二千ほどまで減っしてしまったのだ。
けれどもこれでかつての伝説たちは多くが亡くなった。その上に伝説のドラゴンの一匹を捕獲に成功した。
この女もなかなか見た目が良いので先程に捕まえた山城桃花と同様に調教して吾のものにしてやろう。それと老兵ばかりだっただけに目立っていた若いエルフも捕まえたことだし城に帰った。
そうしてから翌日から早速、作業に移り始めた。吾の言葉をすんなりと受け入れてもらうために強力な洗脳魔法を捕まえてきた女どもにかけてやった。
するとやはりと言うべきか最初は声をあげて抵抗していたが次第に声もしなくなり大人しくなったのだ。吾の洗脳魔法はやはり一番らしく一人を除いてすんなりと完了した。
山城桃花のみは未だに洗脳魔法に抵抗していたのであった。やはり、そう簡単に絶世の美女は手に入らないかとこれは気合を入れなければと感じたのである。
その為に今度はツナミにも協力するようにすると先ほどとは変わってあっという間に洗脳が終えてしまったのだ。
もしかしてこの女は余程の女好きなのかと思ってしまうぐらいであったが・・・まあ、上手く洗脳ができたのでそれはどちらでも構わないことだがな。
こうして確実に俺のものにするために行動を始めた。洗脳と言ってもいきなり吾のことを好きになれと言ってもそれはかなり苦労する上に確実ではない。
まずは捕虜になった理由を与えた、例えばドラゴンのルココとメロと言う女達には素直に従えばこれ以上テンガたちに手を出さないと約束させた事にしておく。
こうすればここに居ても何も違和感を覚えなくなる、その間に親しくなりどんどんと内容を強めていくそうして最後は刺激的な内容になっても素直に従うようになる。
今回も例外はなく従い始めて次第に女どもの心まで侵食を始めた。初めは他の男がいるからだめだと話していた女達も徐々に吾のこと慕いそして恋心まで抱かせておいたので夜這いをしてその心をすべて吾のものにしたのであった。
その時は本当に楽しかったな最初はあれだけに嫌がっていたのが今では全員がメス犬のように吾のこと囲い込んで発情をしているのだからな。
さて、このような生活を続けるためにも外敵は倒して置かなければならないな、一番の敵というよりこの世界で吾に反抗できる勢力はあのテンガ・ヒノモト達のみとなりそれ以外は雑魚に等しかった。
それに国として残っているのが少ないのも現状だ。人間たちが最後の一人まで抵抗することが多く結果的に根絶やしにするしかなく国が滅亡して人間たちは一気にこの世界から消え去った。
しかし、消え去ったのは人間だけではなかった、それは魔族も同じことを言えるのだ。相次ぐ人間との戦争、神々との決戦に伝説の勇士達との戦いで魔族も絶滅寸前まで数を減らしていた。
ここまで数が減ってしまうと正直に言って世界征服を終えてもあんまり旨みかないのだ。ここから誰一人も殺さずに侵略戦争を勝ち進んでも前よりも収入が減ってしまうかもしれないのだ。
正直にやってやれない気持ちである、なのでこの世界に既に見限りをつけているのだ。今では天照大御神たちを殺したおかけで日本という国を中心に勢力を拡大できるからな。
それに山城桃花の話だとそこは信じられないぐらいの人間がいるらしいのでなるほど多くの労働力がその世界、日本にあると言うらしいからそこを本拠地を移すことを考えていた。
だけどここまで作戦を妨害してきたテンガ・ヒノモトを亡きものにしてから向かう事にしたのでどうしたらあの者を確実に殺せるかと提案はないかと言うとメロが一つの提案をしてきたのである。
その内容はメロとルココを一度、テンガのところに向かいある程度の真実を教えてここに誘導するというものであった。
なるほどそれは良い案だなと伝えてからすぐに実行に移すが良いと言うとメロとルココはすぐに行動を始めた。
その時に桃花が日本には子供が二人ほどいるらしいのでそれを味方に出来るか説得をして来てもよろしいでしょうかと言ってきた。
どうやら男が一人、女が一人らしい。なるほど女は女神で諏訪大社の神様らしく良さそうだけど男はと言うとどうやら名前は酒呑童子と言うらしく今は人間の名前で真里谷信政と言うらしい。
戦国時代で千葉県から日本の殆どを支配しているらしいので配下になれば一気に日本を支配できると吾はそう感じていた。
しかし、問題もあるらしい。日本には天皇などの存在があるからそこを対応しないと厄介なことになるとも言っていたが最悪、倒すから問題はないと伝えた。
そうしている間にも上手くあのテンガ・ヒノモトを誘導することに成功させたらしく魔王城の前に現れたのだ。
しかし、ルココがあのテンガ・ヒノモトが辿り着く前に教えてくれたが実はまだ良い女があちらにいたらしく連れてきたかったが失敗に終わってしまいましたと報告をしてきた。
それは出来たらやれと言ったことだから仕方が無い、それに本命はしっかりと誘導ができたので構わないと伝えてから一度、離れてからテンガ・ヒノモトの背後につくように命令をした。
その後、少しばかり後になって何も知らないでのこのことテンガ・ヒノモトが現れたのである。
吾は答えを知っているが部下にならないかと提案を出すと当たり前のように拒否をしてこちらに対して敵対心を出してみていた。
なので吾は言葉を伝えて合図を送り指令通りに二人は背後からテンガ・ヒノモトを襲い、一瞬でテンガ・ヒノモトは血だらけになりそのまま倒れ込んだ。
そしてメロとルココの二人には勤めを果たしご苦労と伝えた。
全く素直に配下になれば助かったかもしれないのに馬鹿なやつだったなと思いながらそんな間抜けの最期の顔を確かめるために近づいて顔を見るためにしゃがみ込んだ次の瞬間、死んでいたはずのテンガ・ヒノモトが生きておりそして吾に対して言葉を放ってきた。
「ギリワン・ボルケーノ!この程度でこのテンガ・ヒノモトを殺せると思ったら大間違いだー!」
叫びながらテンガ・ヒノモトは吾に対して雷冥光・・・いや、これは武器と魔法の融合攻撃!!
そしてやつはこの技をこのようにして発動させたのであった。
「冥界より現れし雷よ、今、我と共に闇を葬れ、雷冥光の一閃!!」
しかも持っていた武器は間違いなく雷龍十文字槍!吾は何とか防ごうとしたがその勢いに負けてしまいかなり重たい一撃を受けて吹き飛ばされるのであった。
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