第11話 ステータス
私は2階にある自分の部屋に行き、ステータスを確認した。
名前:フィリア Lv.1
種族:???(現在:人間族)
職業:女神の使徒
称号:転生者 神を救いし者 女神の友達 女神の使徒 女神の血縁者 世界を救いし者 殺戮の天使 英雄の娘
HP:2000 魔力:20000 防御:2000 魔法抵抗:2000 攻撃:2000魔法攻撃:2000 速さ:2000
スキル:Lv.10 全言語理解 気配隠蔽 気配察知 光学迷彩 魔力操作 魔力制御 弓術 射撃 空歩 全属性魔法 状態異常無効 鑑定
……ちょっとまて!!なに?なんなのこのステータスは!?まず称号だけど、転生者は分かる。神を救いし者はエルザを助けたからだと思う。あと友達ってのも理解できるけど…女神の使徒ってなに!?あと血縁者って?!
女神の使徒:下界において女神の目が届かないところをサポートする者
あいつ…っ!絶対見守るのが面倒くさくなって私に押し付ける気だ!だって職業が女神の使徒になってるんだもん!
女神の血縁者:女神エルザと血を分けた者
…えっとー?私エルザと血が繋がってるの?初耳なんですけどー!!
世界を救いし者:世界の崩壊を阻止した者
これはあのスタンピードのことだろうか?
殺戮の天使:天使のように戦場を舞い、敵を殺戮した者
これもあのスタンピードのことだけどさーぁ?もうちょっと言い方なかったかなぁ?
英雄の娘:英雄の娘
まんまじゃん。
後は
女神の加護:経験値取得量、取得率、Lvupによるステータスの強化を100倍にする。また、種族によるステータスの上限を無くす。
これ、ヤバくね?ある意味1000000倍だからね?でもこれは努力がいるってことでもある。昔から努力家だったから、こういうふうに目に見えて成長がわかるんだったら多分頑張れると思う。
女神の目:複合スキル。使用制限あり。
使用制限:女神の血縁者であること。
あーなるほど。この使用制限を解除するために女神の血縁者なんて称号を付けたのかー……そうだよね?でも、どんなスキルが複合されてるんだろ?
女神の目の効果:未来視 過去視 見切り 魅了眼 透視 包囲眼 鑑定 看破 読心眼 魔力眼 千里眼
お、おう…すっごいぶっ壊れスキルだ。で、ベルとかの顔が赤くなってた原因がわかった。魅了眼だ。
魅了眼:この目で見た者、この目を見た者を魅了する。
これものすごい厄介じゃね?見なきゃいいんだけど、どっちの目がそうなのかわからんし。
…いや、多分金色の瞳のほうか。だって、今まで言わなかったけど、エルザの瞳の色は金色なのだ。女神の目っていうくらいだから、同じ色の瞳が1番可能性がある。ただ、両目っていう可能性もあるけどね。
女神の歌声:歌うことにより、様々な効果を発揮する。効果の内容は歌やイメージによって変わる。
なんだかなー。これいる?要らないよね?むしろ邪魔な気がする。だって歌うだけでそんな色々効果がでたら、好きな時に歌えないじゃん!歌うこと好きだったのに…いや?イメージによるっていってるから、なんも起きないって考えたらいけるか?今度、誰もいないところで試してみよう
女神の使徒:女神エルザと会うことがてきる。
これは、いつも通りかな?祈る必要が無くなっただけ?まあ後で絶対使うことになるからその時考えよう。
無詠唱:魔法の詠唱がいらなくなる。
これはそのままだね。
魔法行使力大幅強化:魔法の威力が大幅に強化される。防御魔法は効果時間、耐久性が増加する。
これはマリアが持ってるやつの上位互換だね。
武器の申し子:あらゆる武器の使い方が分かり、手入れの仕方が分かる。体が自然に最適な動きをする。
これはうれしい。魔法しか使えなかったら近接が出来なくて大変だと思ってたからね。
検索:この世界と地球の情報を閲覧できる。間違いはない。
これがエルザがいってたスキルか。前世の情報も見れるってのはありがたいかな。
これは便利といえば便利だけど、こればっかりに索敵を頼ってたら、感覚が養われないと思うから、使い時が肝心かな?
スナイパー:あらゆる環境下、状況下でも正確に目標を狙い撃つ。
…ゴ〇ゴ?いや知らんけど。でも使う機会あるか?弓術はあるけど弓自体を持ってないしね…あ、なんかエルザが色々役に立つ物をくれたんだっけ?そん中にあるかな?まぁそれは後。
種族転化:姿、形をあらゆる種族に変化させることができる。
これは種族全部混ぜの効果と考えればいいかな?多分これ使って別の種族になったら誰もわからないと思うわ。
アイテムボックス:容量無制限の異空間収納。時間の流れを管理できる(だだし、時間を進めることは出来ない)。
ほー。進めることは出来ないけど、止めたり、遅らせたりすることは出来るのね。これは使い方次第では結構使えるね。でも、中身はどうやって知るんだ?
そう思ったら、目の前にステータスプレートのような板がでてきた。
「おお!」
そこには色々な物が入っていた。
アイテムボックス内容:翡翠刀 光の魔弓 魔力銃×2 魔力ライフル×2
女神の首飾り 女神のチョーカー 女神のバングル 女神のアンクル 女神の指輪
なーんか訳分からんもん入ってるんですけど?
翡翠刀:翡翠色の鞘に入った刀。使用者に最適な大きさに変化する。手入れ不要。自動修復。使用者固定。
使用者:フィリアのみ
…これ、神器の間違いじゃね?使える人が固定されてる時点でそうだと思うんですけど?くれるの、これ?なんか素直に喜べないんですけど?
光の魔弓はスタンピードの時に使ったやつだ。って考えると人前で使えないんだけど?
魔力銃:魔力を消費し、魔力弾を打つ。威力調整可能。属性付与可能。威力は使用者の魔力量に依存する。
そのまんまだった。でも二丁あるって、私にガンマンにでもなれって言ってるの?
魔力ライフル:魔力銃の長距離仕様。
うん。読めば分かる。
女神の略:首飾りは、自他共の魔法攻撃を無効化。チョーカーは、他からの物理攻撃を無効化。バングルは、自他共の状態異常攻撃無効化。アンクル、指輪はそれらの効果全て。使用者固定。
使用者:フィリアのみ。
…やったー!!え?何を喜んでるのかって?状態異常攻撃無効化だよ!しかも自他共!これで、私の魅了眼を抑えられるはず!エルザもちゃんと考えてくれてたんだー…まぐれじゃないよね?
とりあえず、全ての効果が付いているアンクルと指輪をつける。色は翡翠色だ。
コンコン
「?はい?」
「フィリア?私だけど、今いい?」
この声はママだ。
「うん。いいよ」
ママが入ってくる。
「どうしたの?」
「フィリア…正直に答えて欲しいの…あなた、
「…っ!」
…鋭いよ。でもこれは言いたくない。たとえバレバレでも教えたくない。
「…貰ってないよ?」
「本当に?貰ってないの?」
「うん…貰ったのは、『無詠唱』と『魔法行使力強化』と『アイテムボックス』だけだよ?」
アイテムボックスは教えておかないと人前で使えないからね。
「…そう。いつでも相談にのるからね?」
「うん、分かってる」
「それにしても、アイテムボックスか…中々持ってる人がいないやつね」
「そんなに珍しい?」
「とってもって訳じゃないけど、持ってる人は少ないわね。大体の人は収納魔法を使ってるし」
「なにが違うの?」
「収納魔法は容量が魔力量に依存するし、時間も固定じゃなくて、頑張ってもゆっくりにすることしか出来ないわ」
ほー。じゃあアイテムボックスはかなりいいのか。
「…だから、フィリアもアイテムボックスは収納魔法っていうのよ?」
確かに狙われる危険があるね。相手を返り討ちにすることは出来ると思うけど、面倒事は、極力避けたい。
「うん。わかった」
「いい子ね。さて、もう晩御飯よ。はやく下に行きましょ?」
まじか!もうそんな時間になってたのね。集中しすぎたか?
「ふふふっ。だいぶ集中してたのね。下から呼んでも全然降りてこないんだもの」
「あぅ…ごめんなさい」
「大丈夫よ。さあ、みんな待ってるわよ」
「はーい」
エルザのとこにいって色々聞くのはまた今度にしよう。
私はご飯をたべ、お風呂に入り、ベットに入ると、すぐに意識を手放した。
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