第4話慢性的な疲労

統合失調症になる前は、1年に1度行くか行かないかくらい病院とは無縁だった。

元気だったのだ。若いから早朝から夜中まで働き、会社のシャワーを浴びて、着替えをして仮眠室で寝たり、夜中の2時くらいならタクシーチケットで帰宅したいた。

それで、飲んで寝たら疲れは取れていた。

しかし、29歳で統合失調症を発症させると、身体が変わった。

ちょっとした動きで疲れて、夜眠れないので疲れが溜まり動けなくなった。

身体が変わると性格も変わってくる。

怒ると疲れてしまうので、他人に怒らなくなった。

我慢して、ストレスを溜めて倒れるパターンに嵌ってしまった。

また、動けなくなるから太る。

病的に太り始めて今は見るも無惨な太鼓腹。

兎に角、ぐっすり眠る事が出来なくなったので、常に疲れている。

慢性的疲労だ。


人間、眠る時間に眠らないと狂う。

僕は、既に狂っている。眠れないから、酒を飲む。酒を飲むと太る。

精神安定剤との相性も悪いのだが、例外的に寝酒は許可をもらっている。

ウイスキーを2杯まで。

だけど、僕は馬鹿だから思いっきりビールを飲んでから、ウイスキーや焼酎。

こんな生活が10年間続いている。

慢性疲労なので、色んな身体の部位に病気が出る。

精神安定剤とビールで太ったので糖尿病になり、太ったので心臓が肥大して狭心症の発作もしばしば現れる。

だから、ニトロは持ち歩く。

先週の月曜日、39℃の熱を出した。しかし、上手く発汗出来ずに、土曜日から発疹が出て汗疹と診断。一週間、全身の激しい痒みと闘っている。

薬が効かない。

痒みって、地味にしんどい。

掻きむしる。腫れる。痒みが増す。の繰り返し。

このお陰で、睡眠障害を引き起こしている。

慢性的疲労は、万病の元になるのに十分過ぎると感じている。

今夜も、眠ねれ無いのだろう。

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