第08話 忍び寄る凶兆
―狙われたカグヤマー
翌日、伊崎研究室では、タナバタ、オリヒメ、ヒコボシのAI間の接続が行われていた。
伊崎の指示で、ヒコボシにタナバタの音源データを流し込むことになったのである。
ヒコボシは、実際には1号から4号までの4つのシステムで構成されている。
タナバタのデータは最終的には4号に蓄積されるのだが、これには少々手間が掛かった。
水中ドローン、タナバタのAIから海底ポッド、サキモリを経由して、オリヒメネットの専用線網を使ってオリヒメへ送られるデータは、機密性が高いため、公衆回線に繋がるヒコボシ4号に直接接続出来ない。そこで、ヒコボシ3号がゲートウェイとして使われた。
オリヒメのデータのうち、音源データは、さらに画像変換され、メタ化を繰り返した後ヒコボシ4号に蓄積されていく。
この作業は英彦がひとりで行っていた。
ノックの音がして、七瀬女史がコントロールルームに入って来た。
「お疲れ様、香春君。――状況は?」
「漸く8割というところです。やはりメタ化に時間が掛かりますね。あと1時間くらいで終わると思います。それから先は、1時間に1回、データ更新を行う設定になっています。万一、タナバタが特定の音源を検知した時、臨時データ転送が行われますが、そちらは初回稼働待ちです」
「そう、ありがとう。急な対応になっちゃったけど、何とかなりそうね。香春君1人に任せてしまって申し訳ないとは思うのだけど、かおりやアッコちゃんや未久ちゃんにお願いするわけにはいかない事情もあってね」
「その事情、なんとなくわかります」
英彦は真剣な目で七瀬女史を見る。
「ヒコボシに取り込まれたデータに、機械的な音源のパターンが幾つか見られました。ヒコボシ、謎の機械音の検知箇所をマッピングしてくれ」
ヒコボシのモニターには、日本地図が映し出され、謎の機械音が検知されたタナバタの場所が☆印で示されている。
「謎の機械音は、おそらく何処かの国の潜水艦のスクリュー音。それが、これだけ我が国の領海に侵入していたということですね」
「あの子達も、薄々は気付いているのかもしれないけど、表立って教えるわけにもいかなくてね」
「七瀬さんは、どうして?」
「6年くらい前かな。石垣島付近にサキモリを設置していた時だったわ。まだテスト段階だったタナバタが謎の機械音を検知してしまったの。その時、『今ここにある脅威』を知ってしまった……」
「『ふかみ丸』の船員さん達も?」
「私の主人と、かおりちゃんのご主人、その部下の二階堂さんが一緒だった。かおりちゃんはこの時は留守番で、あまり詳しい話は知らない筈よ。伊崎さんは国のとある機関に報告したのだけど……。それからよ、この研究室の活動が国の監視下に入ったのは」
達観したような眼差しで七瀬女史が続ける。
「――脳の可塑性って知ってる?」
「なぞなぞとかマジックとか、タネを知ってしまったら、驚かなくなる、っていうアレですか?」
「そう。『今ここにある脅威』を知ってしまった私達は、もう脅威を知らなかった時代には戻れなくなったの」
「僕はどうして?」
「どうして巻き込まれるのかって意味かな? この作業で私が君を巻き込んだわけじゃないわよ。君が既に巻き込まれていたから、この作業をお願いしたの」
「僕が巻き込まれていた?」
「そう。前に君は、今は戦争中だと思うか? って私に聞いたわよね。そういう発言が出るということは、君が『今ここにある脅威』を知ったから。君も、もう、脅威を知らなかった時代には戻れないのよ」
七瀬女史は、英彦に手を差し出す。
「ようこそ、こちら側へ」
ふぅ、と深く息を吐くと英彦はその手を取った。
その後、データ転送が終わってからも、英彦には定時データ連携の確認が残っていた。
ひとり残った英彦が家路に就いた時には、時刻は既に20時を回っていた。
カグヤマの近くに来ると、なんだか騒々しい。店の前にパトカーが止まっている。
恐る恐る、警官にこの家のものです。と名乗り出ると、中に通してくれた。
道彦、幸子、寿美は店のテーブルに座っていた。
道彦は英彦を見るなり、
「英彦、無事だったか」
と、声を掛けてきた。
「無事も何も、普通に大学に行って帰って来ただけだけど? これ、何の騒ぎ?」
「空き巣よ」
困った顔で幸子が言う。
「3人で買い物に行って帰って来たら、ドアの鍵が開いててさぁ。中が散らかってたわけ」
お手上げのポーズで、寿美が説明する。
「取られたものは?」
そう英彦が聞くと、
「なーんも」
と、幸子。
「お金も残っとるし、うちには取られて困るような宝物は無いしな」
道彦もわけわからんという表情で言う。
そんな家族のやり取りを見ていた警官が頃合いとばかりに割り込む。
「香春英彦さんですね。2階の部屋で取られたものが無いか、見ていただけませんか?」
「ちょっと、行ってきます」
そう言って、英彦は警官に従って2階へ。
暫く寿美に譲っていた自室は、机の引き出しが掻き回されたりはしていたが、特に何かを取られた様子は無かった。
念のため家中の指紋も調べるということで捜査員が来た。家族全員が全部の指の指紋を取られる。
捜査の間、居場所が無いのと、夜中に後片付けをするのも面倒ということで、その日は、着の身着のまま、関内のビジネスホテルに退避することにした。
その場は道彦が残り、捜査が終わり次第、後は警察に任せて幸子達と合流するそうだ。
* * *
いったんホテルに落ち着いたものの、じっとしていられない英彦は、レバタラへ行くことにする。
寿美にも声を掛けてみたところ、とてもじゃないがそんな気分にはなれない、とグーパンを返された。
英彦が、浮かない気分でバー、レバタラの扉を開けると、珍しく加藤が居た。
「あ、加藤さん、来てたんですか。――ノシマルさん、僕はナマで」
「生ビール、了解!」
冷蔵庫からジョッキを取り出すノシマル。加藤は、俺もさっき来たところだ、とジョッキを掲げて見せる。英彦にビールが渡るのを待って、お疲れさん、と乾杯のジェスチャー。
「お疲れ様です」
と、乾杯を返して英彦も口を付けると、ぷはぁー、と大袈裟な飲みっぷりを見せた。
「そう言えば、お前んとこ、例の華連美人来たか?」
「研究室には、そういう人は来ませんでしたけど。昨日、実家に在日華連人向けの情報サイトをやっているという女の人が来ました」
「あの喫茶店に? 俺んとこに来た時も、そういう触れ込みだったぞ。AIから喫茶店まで、幅広い情報サイトだな」
「ファンファーレみたいな名前のサイトで、アンハクヒとか名乗ってたかな」
加藤が名前を聞いて前のめりになる。
「おぉ、それそれ。安い白い姫で安白姫。美人だったろ?」
「名刺受け取ったの親父だったんで、どういう字を書くかまでは知りませんでしたが、髪の毛が紅色にテカってましたから、たぶん加藤さんのところに来た人と同じですね。美人っていうかケバい感じがしましたけど」
「そぉか? そそる感じだったけどなぁ」
「いやいやそんなことより……」
英彦は喫緊の香春家の問題を持ち出す。
「どうした?」
「うちの実家、空き巣に入られちゃったんですよ。今日店は休みだったんですけど、家族が買い物で留守の間に荒らされて」
「おお、そりゃ災難だな。何盗まれたんだ?」
「それが、今んとこ何にも盗んだ様子が無くて」
「ただ、荒らしていったってか?」
「はい」
「目当てのものが無かった? ただ荒らすのが目的だった?」
加藤は首を捻る。
「うちの実家、普通の喫茶店ですよ。僕はこんな研究者だし。姉は美容師だったんですが、ちょっと前にクビになって、今は家の手伝いだし。盗む値打ちのあるものがあるとは思えないんですよ」
「お前、お姉さんいたんだ? 幾つ?」
「僕の2つ上なんで、今年30です」
「ほぉ、クビになって家の手伝いということは、独身?」
「はい。勤めていた美容室が、アンドロイドに乗っ取られて、クビになったって言ってました。食事休憩も必要無いし、文句も言わない。技術も安定している。店のオーナーからすると便利な存在なんでしょう」
「なるほどねぇ。俺らのようなAI研究者は、こういう時、肩身が狭い気がするな」
「そうですよね。そこへきて、空き巣騒動なわけですよ。今は、警察が現場検証してる最中なんですが、散らかった家に帰って、大人しく寝付けるわけないじゃないですか」
「まあな」
「――ってことで今日は、家族揃って関内のビジネスホテルに泊ってるところです。ここに来る時、姉も誘ったんですが、結構ショックを受けてて、そんな気分じゃないと……」
「そういう時は、うまいもん食って寝るのが一番なんだけどな」
「――うまいもんですか。何がいいですかね」
「俺的には肉が食べたい。がっつりと」
「じゃあ、バーベキューとかどうですか?」
「たまにはいいねぇ」
すると、ノシマルが乗っかってくる。
「バーベキューいいですね。まだ少々肌寒いけど、悪くないですよ。うちの常連さんも4、5人は乗ってくるかも。明日、海の公園のバーベキュー場の空き状況見ときますよ。おふたりとも、今来週の日曜日で大丈夫ですか?」
問題なし、と加藤。
その日は、その後1時間程レバタラで飲んで、英彦はホテルに帰った。
* * * *
翌日、英彦は、伊崎に事情を話して、午前中休みを取っていた。警察の話では、2階の住居からは、香春家の人間以外の指紋は見付からなかったそうだ。犯人は手袋をしていたと考えられる。侵入したのは、2階のベランダで、サッシのロック付近のガラスが丸く切り取られていた。
道彦によれば、ガラスの交換は手配中で、その日のうちには取り替えられるとのこと。
荒らされたとは言っても、タンスやクローゼットが開けられて、中のものが散らかされただけ、という状態で、片付けるのに苦労するという程のものでは無かった。
「なんかさぁ。ただ、不気味なだけよね」
寿美が呟く。
「そうだね」
英彦も応じる。
唐突感は否めないがしかたないか、と英彦はバーベキューの話を切り出す。
「それはそうと、姉さん。今度の日曜日バーベキューに行かない?」
「こんな時に何を言い出すのかね。この子は」
と、眉を寄せる寿美。
「こんな時だからこそ、だよ。よく行くバーの常連さん達とバーベキューやろうって話になってさ。昨日、急に決まったんだけど」
「はぁ?」
「こういう時は、うまいもん食って免疫力や代謝を高めるのが大切なんだよ。なんやかんや滅入っている時こそ、うまいもんを食う。医食同源ってね」
寿美は、ぼやく時には正論でぼやくからか、こういう正論は真に受けるところがある。
「――そうか。そういうもんかもね」
「そうそう」
「常連さん達ってどういう人たち?」
「ほぼ独身男。僕の研究仲間と言うか飲み仲間の先輩、不動産屋さん、ゲーム会社SE、エンジニア、メーカー勤めのご夫婦とかかな」
「あの子は呼ばないの?」
「あの子?」
「そ、ヒメノちゃん」
「どうして?」
「逆にどうして呼ぼうって頭が微塵も無いのかね。仲良くなるチャンスでしょ? そんなんだから、これまで、一度も、1人も、彼女が、出来ないのだよ!」
ひと言毎に、英彦の額に人差し指を突き付けて説教モードに入る寿美。
「自然に声を掛けるにも、仕事で会うことも無くなったし」
「わざわざ声を掛けるからこそ意味があるわけじゃない」
「はい……。おっしゃる通りです」
実は英彦も正論に弱かった。
寿美の無言の圧力に、英彦が渋々ながらヒメノに誘いを掛けると、即座にOKの返事が返ってきた。
「どう、言ってみるもんでしょ?」
と、得意げな寿美。
英彦は、ノシマルに3名参加の連絡を入れた。
* * * *
当日、待ち合わせは8時半にレバタラ。英彦は肉や野菜や飲み物を、ノシマルの車に積み込む手伝いを頼まれていたのだ。
英彦と寿美がレバタラに着くと、既に加藤が来ていた。
「うちの姉です」
「どうも、加藤です。英彦君とは飲み仲間で」
「姉の寿美です。今日はよろしくお願いします」
「いやあ、悪いね。英彦君」
ノシマルが奥から出て来て英彦達を見回す。
「ノシマルさん、うちの姉です」
「姉の寿美です。いつも弟がお世話になってます」
「あ、どうもノシマルです。――あれ、ヒメノちゃんは?」
「ちょっと遅れて来るそうです。先に積んじゃいましょう。悪いけど姉さんと加藤さんは電車で現地に行ってもらえないかな?――加藤さん、うちの姉方向音痴なんで、よろしくお願いします」
「ヒコ! 否定はしないけどさぁ、言わなくて良くない?」
「僕はノシマルさんを手伝って車で行くから」
そこへ、遅くなりましたぁ、とパタパタと足音を鳴らしてヒメノが到着。
「あ、寿美さん。こんにちは」
ペコリとお辞儀をするヒメノ。
ヒメノが加藤の方を振り返ると、ちょっと唖然とした表情。
「初めまして、白石ヒメノと申します」
「――えっと、英彦君の飲み仲間の加藤です」
「ヒメノちゃん、ちょっとこっち手伝ってもらえるかな」
英彦が声を掛ける。
「あ、はーい」
「それじゃ、加藤さん、また後程」
英彦が手を振る。
「あ、ああ」
力なく手を振り返す加藤。
「それじゃ、ご案内よろしくお願いします」
寿美はお淑やかモード全開で加藤に笑顔を向けた。
* * *
バーベキュー場。焼き場の周りでは、ノシマルとレバタラの常連3人が炭と格闘していた。焼き場の傍には、発泡スチロールのコンテナーがあれこれ置かれ、肉や野菜が焼かれるのを待っている。
取り急ぎのつまみは、鶏の唐揚げ、サンドイッチ、卵焼き、ポテトサラダ、英彦の好きな炊込物語などで、氷水に浸かった缶ビールや缶チューハイ、常連達が持ち込んだ日本酒やワインなど、各自思い思いに楽しんでいるところである。
ヒメノは、小皿につまみをかき集めると、ブルーシートの重し代わりになっている英彦の横に座った。
「レバタラの常連さんって、みんな感じのいい人達ばっかりですね。伊崎研究室のみなさんがいたら、もっと賑やかになったかもしれないのに。今日は、どうして呼ばなかったのですか?」
英彦は、ちょっと考えて、言葉を選ぶ。
「仕事は仕事、プライベートはプライベート。プライベートの話が職場に伝わるとやりにくくなったりすることもあるし」
「例えば?」
「職場では公にしていない趣味とか、過去の女性関係とか、秘密にしておきたいこととか」
「ヒコくんにもそんな秘密があるのですか?」
「今のところ仕事が趣味ってこともあるし、女性関係についてはからっきしだから、これまでは、何ら後ろめたいことは無かったんだけど……」
「けど?」
「今日は、後ろめたいことが出来た……、かも」
「私のことですか?」
「ま、それもあるけど、姉さんのこともあったし」
「寿美さん?」
「そ、美容院クビになって、そんな時に家に空き巣が入ったりで、滅入っていたから」
「空き巣とは穏やかじゃありませんね」
「まあ、特に被害は無かったんだけどね。それで、姉さんに元気出してもらいたいのと、加藤さんを紹介したいってことでバーベキューになったんだ。家の手伝いとかしていると、出会いが殆ど無くなってしまうし。研究室のみんなはいい人達ばっかりだけど、こういう密かな企み事をしているところに巻き込みたく無かったというのもあるかな」
「――それで、私のことを秘密にしたかったのは、どうしてですか?」
「みんなヒメノンが居なくなって寂しいね、なんて言っているくらいだからね。仕事上の関係が一応切れたばっかりなのに、僕だけ会ってますと公言するのは、なんだか後ろめたい」
「でも、会いたかったから誘ってくださったのですよね?」
「それは、そうだけど……」
困ったように言い淀む英彦だが、ヒメノは直球しか投げて来ない。
そっかぁ、とヒメノは人差し指を顎に当てて、悪戯っぽく考える仕草で言う。
「それは、もしかしたら、ヒコくんにとって、私に対する知識欲パラメーターの限界効用が未だ逓減していないだけなのかもしれませんね」
「どういうこと?」
「たくさん会って、慣れてしまえば、関心が薄れてしまうのではないでしょうか?」
「――なんか意地悪な言い回しだな」
「あら、違うとしたら何が考えられますか?」
「単なる知識欲パラメーターの限界効用の問題じゃなくて、もっと本能的、根源的な因果関係の次元で、欲求が高まっているってことも考えられるよね?」
「ヒコくんの生存本能、自己保存の欲求が、私とどんな関係があるのですか?」
「そっちじゃないよ。――種の保存欲求の方だよ!」
「……」
ふと、ヒメノは目を逸らして、遠くを見るような顔で呟く。
「ありがとうございます。そう確信出来るヒコくんが羨ましいです。今の私には、種の保存欲求って、とても遠い次元にある因果関係のように思えます」
ヒメノは微かに微笑みながら、すっと立ち上がると、パンパンと手を払い、
「お肉焼いてきます」
と、焼き場に走って行ってしまった。
「――そんな他人事みたいに」
恨めし気に英彦は呟いた。
婉曲な表現とはいえ、覚悟を決めて放った言葉が、遠い次元の話として受け流されたのである。それは恨めしくもなろう。
そんなふたりの様子を、ブルーシートから離れた所で、加藤と寿美が見ていた。
「何処かで見たことがある感じなんだよね」
加藤は気になってしょうがないという顔で呟く。
「何がですか?」
「いやぁ、ヒメノちゃんに似た感じの人がいてね。全然別人の筈なんだけど雰囲気が似てると言うか、オーラが似てると言うか」
「それ、なんかわかります」
「え、そう?」
「何日か前に、うちの店に華連人の綺麗な女性が来たんです。情報サイトをやっていて、店を紹介したいとか言って。私もなんか感じが似てるかな? と思ってたんです」
「おお、それそれ。俺の研究室にも情報サイトの華連人が来たことがあるんだよ」
「メイクが全然違うけど、女はメイクで別人になれるからなぁ」
「日本人と華連人で生き別れた双子、とかあり得るのかねぇ」
「店にその人が来た時、ちょうどヒメノちゃんが居たんですけど、お互い知らない同士って感じだったんですよ。生き別れて、互いに相手のことを気にしているような双子だった
ら、声のひとつも掛けそうなものですよね?」
「――そうだよねぇ」
焼き場には、誤って焼き網を触ってしまい、火傷を負ったヒメノの姿があった。
わぁ、大変、ヒメノちゃん、と周囲が慌てる中、笑いながらコンテナーの氷水に手を付けて冷やしている。
この日以降、レバタラでは、ヒメノ天然伝説が語り継がれることになった。
暫くすると、焼きそばタイムが始まり、加藤と寿美も輪に加わっていった。
※この物語はフィクションです。登場する人物名、団体名は架空のものです。
また、作品中に出てくるAIの構造や機能、ならびに幹細胞工学や海洋開発の技術
は、物語の前提として考察したものであり、必ずしも科学的事実に基づくものでは
ありません。
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