第2話 天然系のお兄ちゃん

お兄ちゃん!お兄ちゃん!

「……お兄ちゃん!起きて!」

「……夢」

音ちゃんがこっちに来てくれてる、、、夢の途中かな、、、

「夢じゃないよ、お兄ちゃん、学校遅れちゃうでしょう!」

でも、夢の音ちゃんより、現実の方がずっと可愛くて、もっと綺麗。これは、、、現実かな。。。

「いてっ!」

音ちゃんに頭叩かれた。。。

「お兄ちゃん、学校!起きて!」

「うーん、、、」

まだ眠い。

「もう起こさないからね!私、朝ごはん作ってるから。」

ふぅ、もうちょっと寝れるかな、、、

「いったぁ、、、」

音ちゃん!?大丈夫かな!?

俺は勢いよく布団を飛び出した。

「音ちゃん、大丈夫?」

「お兄ちゃん!?」

「包丁でちょっと手を切っただけ。」

「ちょっと待ってね、絆創膏貼ってあげるね。」

「大げさだってば。」

「大げさじゃない。音ちゃんが苦しい思いするの、嫌だから。」

「……っ!」

音ちゃんは、頬を赤らめて、しばらく黙ってしまった。

「ほぉら、お兄ちゃん、電車の時間間に合わないよ、準備して!」

「うん、、、」

音ちゃんが元気そうなら、俺はそれでいいや!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

お兄ちゃん、可愛すぎるんだけど。


そして、お兄ちゃんと私は朝ごはんを食べた。毎度毎度、お兄ちゃんは美味しい、といっていて、こっちが恥ずかしいのも築いていない様子だった。

「いってらっしゃい!」

「行ってきます!」

お兄ちゃんの元気な声が聞こえた。私も、そろそろ学校行こうかな。

「お父さん、お母さん、行ってきます。」

私は、小さくつぶやいた後、家を出た。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

天才系の妹ちゃん @tyoko_reta

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ