第6話総会議
2070年 9月 総本部 会議室
あの、戦争から1か月がたった。帝国、世界があの戦争で、我々の存在を認識したようだ。
「今回、帝国、ロシアとの戦争での、総会議だ。質問にはしっかり答えてくれ」
麻衣が言った。ここには、陸軍隊長 和田 晃輝、航空隊隊長、水摩 萌那、そいて、私たち総司令官が来ている。
「まずは、航空隊長 萌那さん、そちらの損傷はどうでしたか?」
「今回私たちの、002,003,006の部隊は、006が撃墜されました」
「....」
萌那が言葉を続ける。
「私たち航空隊はロシア軍に攻撃されて落とされたと考えています」
「なぜそう思った?」
「002,003が帝国軍の攻撃機と交戦していたと聞きました。それと、他に攻撃機はいなかったらしいです」
「これだと消去法でロシアだな...」
なんでロシアが、こっちに首を突っ込んできた?わからない。ロシアはこちらに、敵対しているのか....
「この件はいったん保留にする。晃輝そっちはどうだった」
「はい、こちらに、損害はありません」
「わかった。これで定期報告を、終わりにする」
これで解散になった。私は、あまり人前でしゃべれるような人じゃないんだ。だから、私は麻衣さんを尊敬するよ。
2070年 9月 日本帝国 総司令部
日本は焦っている。
「クッソ。なんなんだ、白い鳥!!!はぁはぁ」
「まぁ、落ち着いてください....」
「黙れェェェ!」
そいつは、秘書をおっもいっきり叩いた。
「はぁはぁ、お、お前が悪いんだぞ!」
この男は、無実を証明したいのか?そんなことをしといて。
「このことに関しては、上に報告します。それより会議の時間が迫っています」
「ああ、わかった」
あきらめたように席を立ち、会議室へと向かった。
―—会議室
「これより、日ロ戦争の報告会をやっていきます。初めに、陸軍はどうでした?」
司会の 渡邉 健一 が言った。陸軍代表は暗い顔で立った。
「はい、陸軍はこの戦争に出した兵は全滅状———」
「何をしているゥゥ!もう後がないことをわかっているのかね????」
会議室にいる皆が怯えている。理由はリストラされてしまうからだ。こうやって、何かで怒りを買ってしまうと、リストラされてしまう。だから....
「すみません、すみません、すみません.....」
と、謝る。しかし、怒りは収まらないようだ。
「何じっと見ている、カメラはセットした早く行こう」
小声で言われた。私たちは、白いカラスの情報本部に所属している、私リタと、メアリだ。
「ごめんごめん、すぐに行くよ」
追手が来る前に、音をたてないように走り出す。サプレッサーのついたピストルを片手に持ち。事前に確保した、脱出ルートに向かった。しかし、そこには、警備員数人がいた。私たちは、迷うこよなく発砲し、脱出の準備をする。そこは、空港で、隠れられるとこは目途がついている。目立たないように.....
何とか、入れた。あとは、待つか....
2070 9月 総本部
「色々情報ありがとう!リタ、メアリ!さすが私の部下だよ!!!」
「私たちも、オリビア様にそう言われてうれしいです!」
「もーありがと」
少しほのぼのとしてていいなとオリビアは感じた。もしかしたら自分にもそんな未来があるかもしれないと、考えてしまった。でも、仕事しないと。現実逃避するのは、現実が終わった後だから。
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