第3話白いカラス結成

2067年 5月 アメリカ

あれから4年たった。組織の拡大化は順調に進み、今は50人を超えている。主に、日本人とアメリカ人が組織にはいる。今日は、この4年間毎週やっている、会議に今日も出た。

「白いカラスは、日本の植民地のアメリカに総本部を地下に設置することになった。異論はないか」

無いと皆が答えて、総本部建設がスタートした。


2070年 6月 アメリカ

今日もまた、定期報告に来た。この3年間特に何も組織としての動きは無く、今日も、金曜日なので定期報告に来た。見慣れった光景だな。そうオリビアが思っていると、

「今日は、みんなに重大な報告がある」

な、なんなんだ.....

「ついに、私たちの白いカラスの総本部ができました!」

「おー」

皆が口をそろえてそう言った。ついに、活動を本格化できるのか!楽しみだ。

「よって私たちは、組織のルール、役職なども本部に行き話し合います」

私たちは、アメリカに行くことになった。


「ついにこの時が来たわね」

「そうですねー」

この人は、定期報告の司会のアイシャさんだ。この人はかなり初期からいる人で、付き合いは長い。

「アイシャ、オリビア行こう!」

こっちはお馴染み麻衣さんだ。

「早く行こうか、これから始まるからね」

「うん.....そうだね」

私たちは、日本を止める。大国アメリカも植民地にしてしまったのだから。きっと私たちの予想では、ヨーロッパ諸国の不満もたまっていると見た。そこの対策も今行っている。


かなり歩いただろうか。空港から歩いて30分くらいのところに入り口があった。一見なにもなさそうなこの建物。入るともう一枚のドアがあり、そこに地下へとつながる階段があった。

「いい感じにカモフラージュできているね」

「ほんとにすごいよねー」

私たちが楽しく話していると、ついに見えてきた。

「これが、総....本部」

「そうだよ!」

アイシャが、自信有り気にそう言ってきた。そうか、建築グループのリーダーはアイシャだーー!余談だが、ここには、20人ほどいる。今の階段を20人で難なく歩けたのだから、すごいものだと思う。

「ここには、工場から、射撃場などの施設まである。今日からここに住んでもらうことになる。わかったか」

銃、弾、航空機、戦車がそこそこそろっていて、個人的に驚いている。

「よくこんなに、兵器、銃とか手に入れられましたね」

「それ、奪った」

「は!?」

アイシャ....なにした....

「なんかまずいことしましたか?」

上から大急ぎで私の部下が来た。

「大変です!日本軍がきて、兵器を返せと言ってます!」

「な、ほんとか!?」

まずい、どうしよう....

「麻衣さん、どうする」

「わかった。皆聞け!これから私たちは日本に宣戦布告と目に物のを見せに行くぞ」

「了解した!総員出撃準備!!」

白いカラスの名が日本全体へと広がっていく、これはきっと決定事項だ。



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