第2話始まり2
敵の軍事基地が問う目に見えるようになった頃、キラッと何かが光った。
私は、反射的に仲間にそれを伝える。
「伏せろぉぉぉぉ」
その言葉に反応して、数人は伏せて防げたがげたが2名ほど被弾した。
遠くから狙ってくるか....
私たちは各自物陰に身を一時的に隠した。
その間は、無線で状況を伝えあう。
それで分かったのは、1名即死。1名重体、とても動ける様子じゃないようだったらしい。
「ここで、二人も失うのはまずいな....」
私は、この状況の打開策を考える。
自分の、持ち物を確認すると、スモークがあった。
すぐにそのことを仲間に伝えて、進むことを決意する。
合図が出された瞬間に、数個持っていたスモークグレネードのピンを抜き、前方に投げる。
そこでうまく射線を切り、敵を欺く。
敵もスモークの中を打っているが、当たっていない
いい感じの遮蔽に隠れることができ、そこから、大量のロシア兵を、殺していく。
「戦況は?」
無線で味方に問う。
『こちら、01作戦通りに制圧完了しました』
その後も、耳に心地が良い報告が聞こえてきた。
そして、私たちはロシア軍の基地を制圧したのだった。
2063 11月 銀座
あの作戦から今やっと帰ってこれた。あれは確か...
「オリビアさんお疲れ様です!」
元気よくそう言ってくれた。
「うん、結構危なかったね」
「実は相談したいことがあって.....」
麻衣の目が曇った。
「.....うん」
麻衣の家で話すことになった。部屋は女の子らしいものがたくさん置かれていた。すごくかわいらしい。
「そ、その....相談したいことが....」
「うん」
まじめな空気が流れる。
「私、戦う意味が分からなくて....今回の作戦で仲間が2人死んだじゃないですか。実はそのうちの一人が私の友達だったんです」
「そうだったんだ...」
「友達のことは、もういいんですこんなこと何回もあったから...本題に入るんだけど....」
今の本題じゃなかったんだ....
「私日本をつぶしたいです」
すごく殺意のある目だった。ガチだ。本気だ。正直言うととその気持ちに賛成したいんだが....果たしてこの選択はあっているのか?ここで人生を棒に振るのか?でも、ここにいる方が棒に振るということなのかもしれない....どうしたらいいんだ...私は...
「オリビアさん...」
目の色は変わらない。殺す、潰す、壊すという目だ。私も....この国を潰せるかも.....そして、この国を変える!
「じゃ、私たちは仲間ってことか。名前はどうする?」
「うーん。白いカラスとかどうかな?」
悩んだり、いろいろした結果。
最初の白いカラスになった。
「はい!わかりました!」
大きく返事をしてくれた。
そっから私たちは仲間集めに専念した。
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