第4話 妹の愛情いっぱいもつ鍋!

そして、話は明日へと続く。



「ねぇ、お兄たん!起っきっきして!」

「ちょ、ちょっと待って。」

「起っきっきしてってば!」

「なんでお前が横に寝てるんだよ。」

「だって、今日からイチャイチャ全開で行こうと思って!」


 それを聞き、叶人はなぜか抱きしめようと思った。その気持ちになっていると、いつの間にか桐乃のことを抱きしめていた。


「お兄た〜ん!もっとギューっして!」

 

叶人は、桐乃をもっと抱きしめると、そーっと胸を触った。でも、やっぱり胸を触るのはやりすぎかな、なんて思い胸を触るのをやめた。

「触ってても、いいんだよ。」

 叶人は、それに優しく「ありがとね。」と答え、胸を触った。最初は服の上から触っていたのだが、それでは飽き足らず、ついブラジャーの中に手を入れてしまった。叶人は、三十分間ほど胸を触り続けたら、流石にもうやばいかな、なんて考え触るのをやめた。

 


それをし終わると、叶人たちは朝ご飯を食べることにした。そのため、桐乃はキッチンに向かい、今日の朝ご飯を作った。

 

今日の朝ご飯は、ハンバーグである。ただのハンバーグではない。妹の特製チーズハンバーグである。このチーズハンバーグは、妹の機嫌が良い時に作られる料理で、最高に美味しい料理だ。この料理は、普通のチーズハンバーグの上にケチャップで「お兄たんLOVE」と書かれている。そして、ハンバーグもジューシーでまるで、あのハンバーグの名店のオドロキドンキーのハンバーグのような味がするのだ。そんなハンバーグが今日の朝ご飯だった。


「これ、美味しそうだね!いただきま〜す!」

 

 叶人はそう告げ、ハンバーグを食べた。叶人がもぐもぐハンバーグを食べていると、いつの間にかハンバーグもお皿の上には無くなってしまった。


「おかわり〜!」

 

 叶人はそのため、おかわりをして、新しいハンバーグを出してもらった。やっぱり美味しい。なんでこんなに美味しいんだろう。なんて思いながら、おかわりしたハンバーグをもぐもぐと食べていた。

 それを食べ終わると、叶人の今日のご飯は終了となり、叶人は眠くなったので、自分の部屋のベッドに向かい、そこでぐっすり寝ていった。

 

 

 叶人は夜まで寝た。そのため、桐乃がまた叶人の部屋に起こしにいった。


「お兄たん!早く起っきっきして!」

「なんでだよ。」

「それは、お兄たんに用意した夜ご飯食べてもらいたいからに決まってるでしょ。」

「え、もう夜なの?」

「そうだよ。もう20時だよ。」

「マジか〜、じゃぁ早くご飯食べるね。」

 

 そして、叶人は、「ご飯、ご飯!」なんて言いながらリビングに向かっていると、リビングはご飯が用意されていた。今日のご飯は、鍋だった。その上、叶人の大好きなもつ鍋であった。


「だから、桐乃は俺に食べさせたかったのか〜」

 

その様に、思いながら自分の席に座った。すると、桐乃が裸エプロンをしながら叶人にもつ鍋を取り分けてくれた。取り分けてくれたもつ鍋には、人参や、ニラ、ごぼうやもやし、ニンニクが入っていた。その野菜たち全てはハート型に切られていた。まだ、人参は切れるとしても、ニラやもやしはどうやって切ったのだろう。そう思い、不思議に思った。


 また、同時にこんなこともしてくれるのか、なんて思い泣いてしまった。いつもオムライスに愛情表現の言葉とかを書いてもらっているが、これは桁違いに難しいだろう。その上、今回はハートに切ったことを全く言わなかった。もしかしたら、上手にできなかったと思ったからなのか、それとも気づいて欲しかったからなのか。それは、叶人には分からなかったが兄のためにここまでしてくれるいい妹だということは分かった。こんな何にもない日だったが、叶人は最高のプレゼントをもらった。


「食べ始めてもいい?」

「いいよ、食べて食べて!」

 

 それを言われたので、叶人はその最高のもつ鍋を食べ始めることにした。

 味よし。見た目よし。全てよし。この三つが最高にいい状態の妹が作ったもつ鍋は最高に美味しかった。もぐもぐ、もぐもぐ叶人はゆっくり1時間かけてこの美味しいご馳走を食べていた。


 桐乃はずっと叶人のことを見つめていた。叶人が美味しそうに食べている姿を見て、桐乃は自分が頑張って料理を作れたことを自分で褒めていた。その間、二人は幸せな空気になりながら1時間を過ごした。


でも、1時間食べていると、叶人は桐乃も食べたほうがいいじゃないかな、なんて感じ始めた。桐乃はもちろん夜ご飯なんて食べていない。そのため、叶人は桐乃をご飯に誘うことにした。


「ねぇねぇ、一緒にご飯に食べない?」

「え、いいの!お兄たん!」

「そりゃ、桐乃が作った料理なんだから、一緒に食べていいだろう。」

「でも、これはお兄たんのために作った料理なんだもん。」

「じゃぁ、これを一緒に食べよう。」

「うん!分かった。お兄たん!」

 

 それを言って、二人は一緒にもつ鍋を食べることにした。

「美味しいね!」

「そうだね。」

 そうやって食べていると、いつの間にか残りは締めの麺だけになってしまった。

「じゃぁ、麺を入れるよ。」

 その合図で、二人は一緒に麺を入れるとかき混ぜながら1分待った。

「よし、これで食べれるね、お兄たん!」

 そう言って桐乃は、麺を取り出し、二人に半分ずつ分けると、叶人は桐乃が食べ始めるのを待って一緒にそれから食べた。そして、麺も食べ終わると今日の料理はこれで終わりとなった。


          「ごちそうさまでした!」

 


二人は一緒に大声でこれを叫ぶと、叶人たちは一緒にもつ鍋を片付け始めた。

「よいしょ!」

 二人で鍋を一緒に持ち、キッチンまで運ぶと、桐乃が話しかけてくれた。

「あとは、やっとくね。」

「オッケー、じゃぁ、そこら辺にいるよ。」 

 叶人はソファに座り、何か面白いテレビがやっていないか探していた。でも、そんなものはなかったので、桐乃が片付けをしている姿をじっと見ることにした。


「お兄たん、どうしたの?」


 桐乃は突然じっと見られたことに不思議に思っていた。そのため、叶人はそれに答えた。

「可愛い妹を見ているだけだよ。」

「お兄たん、てば!」

 桐乃を見ていると、桐乃は顔を赤くし、自分で顔を隠した。でも、桐乃は口ではこんなことを言っていた。


「別に、見ていいんだよ。でもね。」

「でもね?」

「やっぱり、恥ずかしいよ、好きな人に見られるのは。」

「そうか、でも可愛いから見るね。」


 叶人はそれから桐乃が皿洗いを終わるまで桐乃を見つめていると、桐乃は皿洗いを終わり、ハグをしてくれた。

「ありがとね、ずっと見てくれて。」

「いいや、当然だよ。」

 桐乃はハグをしながら、こうささやいた。


「イチャイチャしよ。」

 

それに、叶人は「うん、いいよ!」なんて答えながら桐乃のベッドに向かった。


「お兄たん、早くベッドに行こう!」

「桐乃、ちょっと待って。」

「早く行こうよ、お兄たん。」 

「分かったよ、桐乃。」


 それを言いながら二人はベットに向かいそこで寝転ぶと二人はそこで抱き合った。

「お兄たん、もっと強くギューして!」 

「分かったよ、ギューする。」 

 叶人がもっと強く抱くと、一瞬桐乃は「そんな感じそんな感じ!」と言って、叶人のことを抱きついた。そして、桐乃はまた叶人に誘ってきた。

「脱がしてもいいんだよ。」

 

 それに、叶人は「脱がしてもいいのかい?」と聞くと、桐乃は優しくこう答えた。

「だ〜か〜ら、脱がしてっていってるじゃ〜ん!」

「そうなのか、分かった、今から脱がすぞ。」

 叶人はそう言って、桐乃の服を脱がすことにした。

「服を脱がすぞ!」

「うん、いいよ。お兄たん。」

 叶人は最初に桐乃の洋服を脱がした。すると、桐乃はブラジャーとズボンだけの姿になり、叶人はますます脱がしたいと思った。

「これ以上脱がしてもいい?」 

「お兄たん、いいよ。すぐ脱がして。」

 その次に、ブラジャーを脱がした。その瞬間、玄関のベルが鳴った。

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