第3話 俺が勇者!?

第3話 俺が勇者!?


「何が何だか知らねーが、アイツをぶっ飛ばすんだな?」


中也は構えをとったまま逃げてきていた女の人に聞いた。


「はい!お願いします。」


「わーった!俺の蹴りを喰らいなバケモン!」


中也が地面を蹴り15mの距離を一瞬で詰め、オークの胴体を真っ二つに蹴り凪いだ。


「っと・・なんだこのパワー・・・」


「ありがとうございます!助かりました💦」


「いいって事よ!」


「あの・・・つかぬ事を聞くようですけど・・・」


「ん?」

(あーはいはい・・女かどうか言われるんだろうな・・・)


「貴方は勇者様ですか?」


「・・・・は!?なんでそうなる!?」


「実はこの森に入れる人は居ないんです。入れるのは妖精族、魔族、神の眷属だけなんです。一部例外のある場合もありますが・・」


「なる・・ほど?つまり俺は例外の人で・・・それが勇者と・・・?」


「はい!」


「はぁ!?俺は気づいたらここにいただけだぞ!?」


「でもその腕輪が証ですし・・・」


「マジかよ・・・」

(転生した時からあったコレ腕輪が証なのかよ・・・)

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