Even though I had to use google translate to read it was still enjoyable even though some parts were badly translated I hope the manga gets more chapters quickly rather than just 1 chapter a month this is my first time reading a novel like this mostly I would never even go for the novel and read only manga but the story was so good that i found myself wanting to read more
「ダチョウはバチくそ頭が悪い」から着想を得て、独自の世界観を構築している本作は、コメディとホラーの紙一重さを如実に表現していると言える。
ダチョウちゃんたちが可愛らしくまた無知で食欲に素直であることが、却って文明社会に解き放たれた時の危うさを想起させ、読む側にスリルと笑いを提供してくれているのだ。
ダチョウちゃんたちが悲しむような結果をもたらして欲しくはないし、かといってそこに暮らす市井の人々も、不幸になって欲しくないと思えば思うほど、ダチョウちゃんたちの成長を深く願う読者という構図が浮き彫りになる。
これは、育児における親心とも似たものである。
主人公の苦労も、そこにこそ、不憫で尚且つ笑える共感性を生んでいる。
そして、そうした紆余曲折を乗り越えた先にあるのは、爽快なカタルシスだ。
章を乗り越えるたび、ダチョウちゃん達の成長する姿を見るたびに、我々は単なる異世界転生からは接種し得ない悦びを享受できる。
読者たちもまた、ママに教えられ成長していっているといっても良いのかもしれない。
とても野生味があり、滋味溢るる作品といえよう。
時速60㎞で走れる「走力」と、その速度で1時間以上走り続けられる「スタミナ」。5㎞先をも見渡せる「視力」、骨が見えるほどの怪我を負っても完治する「回復力」、そして病気で死なないと言われるほどの「免疫力」。圧倒的なフィジカルスペックを持ちながら、その代償とでもいう様にとてつもなく「アホ」な実在性面白生物『ダチョウ』
先の視力の由来でもある眼球一つ分よりも軽い脳みそは、三歩も歩けば全てを忘れ、群れの面子どころか子供の顔すら覚えられない。二つの群れがすれ違ってメンバーがごちゃごちゃになっても、誰かが走り出して本能のままについていっても、挙句に人がその背に乗っても、三秒経たずとも頭の中が空っぽになる生き物『ダチョウ』
そんなダチョウが異世界仕様にアップデートされ、獣人として存在しているこの世界に転生した主人公。のちに『レイス』と名乗る彼女と、その特異性ゆえ群れのリーダーとして彼女を慕う”子供たち”。それまで活動していた魔物の坩堝のような『高原』という場所から、とある出来事をきっかけに人間社会へと近づき、関り、交流する中で巻き起こる『ダチョウ』であるが故の『痛快ドタバタ劇』。そして常に子を想って行動するレイスと、本当に少しずつだけど確かに成長している子供たちの『ハートフルストーリー』。
コメディとバトルでスカッとし、母子の愛情でほっこりする。程よい緩急で飽きが来ず、日々読むのを楽しみにさせて頂いています!