二章:社長出陣

第5話 ダンジョン配信。私、無双



 配信事故から半月ほど。


 ようやく実現されてしまった私のダンジョン配信。その打ち合わせのため奴と翔は私の社長室で話し合いをしに訪れていた。


「意外と早かったですね」

「早く終わらせたの…」


 儲けや注目度、うちの子たちへのメリットを考えて、 私は嫌々ではあったが配信をやることは決めていた。

 もちろんたまに出演するくらいや。

 今私に対してついている人をうちの子たちに移すことができればいいと考えている。


「意外とやる気じゃん?」

「んなわけあるか…こちとら残業祭りのデスマ明けやぞ?」

「じゃあ無理しなくても」

「いや、ダンジョン程度問題ない。それこそ昔やりあった化け物がこなきゃな」


 ヤンチャ時代に数少ない死にかけ経験を与えてくれた化け物でも現れなけりゃ多少疲れてても問題はないのだ。

 それこそ睡眠時間一時間でもな。


「そうそう、ランク6社長なんだから心配はいらないって」

「お前は奴ちゃん見習って少しは労えよ」

「えぇ~?私お世辞嫌いだから、嫌」


 こいつ、一回くらい一週間ずっと配信させてやろうかな?

 ちょっとイラついたぞ?


「翔さん、やり過ぎると手痛い反撃を喰らうことになりますよ?」

「奴ちゃん、私のことどう思っとるん?」

「あっ…すいません」


 謝らんでよ、それは実質肯定やから…


「というか、社長の戦闘スタイルってなんですか?」

「いきなり真面目な話だな……」

「やはり、拳ですか?この前みたいに」


 この前?何かあったかな?

 いや、そんなことよりスタイルねぇ。


「私は何でもできるし何でも使えるよ?」

「えーっと…オールラウンダーって感じでいいのかな」

「へぇ~ってことは魔法も使えるの?」

「使えるぞ?使わねぇけど」

「じゃあ、魔法はなしの方向で」


 おっ、そりゃ助かる。

 魔法なんてチマチマやるより殴った方が早いからな。


「やっぱりランク6の魔法なんて怖いからねぇ~」

「そうだな…って、違いますよ!?」

「そうなんだぁ~」


 怖いかぁ、そうかそうか。私に対するイメージがいささか酷いようだなぁ。


「あのあの…」

「翔?ダンジョン配信楽しみだねぇ?」

「私だけ?!」

「あの、話が脱線を続けて…」


 末っ子気質な奴ちゃんは最後まで手間のかかる姉と、パンドラボックスの親の面倒を見続けて疲れ果てるまで打ち合わせは続いた。

 結局、大したことは決まらなかったことが決まった。


 そして、当日を迎えた。


 ・・・


「こんやっこ!待たせたな!奴だ!」

「こんばんわ!じゃなくてこんにちは!翔ちゃんです!」


 ・

『待ってました!』

『この日を待ち望んでいたぞ』

『社長ぉ~!』

『まだ出てきてないのに社長の文字がずらずら…』

『あの日から僕の心は社長に雇われた』

『↑どゆこと?』

『待機人数から一万越えてたかからヤバくなるなぁって思ってたら始まった瞬間倍々に増えたんだが』

 ・


「奴ちゃん!凄いよ!同接五万だよ!」

「始まったばっかりですけど!?」

「みんな社長目当てで来てるんだろうね」

「私たちのファンは負けてしまったよ、社長の勢いに」

「勝手に負かさないで~!ちゃんと生きてるから!……生きてるよね?」


 ・

『社長もそうだけど、二人も見に来たよ』

『も、ってなんだ、二人をだろぉ?』

『お姉さまぁ!お姉さまぁ!』

『こんなんなのか?』

『さぁ?』

『翔は今日はふざけ少ないな』

『そやね、社長に怖じ気付いたか?』

『こっちの人はこんな風なのね』

 ・


「コメ欄で私たちのファンの交流が始まってる…」

「良いことじゃない。さぁ、場も暖まってきたし、みんなで我らが社長を呼びましょう!」

「えっ?」

「せーのっ」


 ・

『社長~』

『社長~!』

『ロリ社長~』

『社長さ~ん!』

『president!』

『SHACHO!!』

 ・


「えっ、えっと…しゃ、社長~」

「いや、無理すんな」

「ぬるっと現れました、我らがロリ社長!」

「誰がロリ社長じゃ」


 画面外待機していた社長が呼び掛け?に応じてその姿を画面に移す。

 頭だけ。


「おい、翔!悪意あんだろこのアングル」

「ありませんよぉ?」

「いつもより二人の顔近いなぁ?って思ってたらそういうことか?そういうことなのか?」

「奴ちゃん、そこの踏み台とって」

「確信犯じゃねぇか!」


 ・

『草』

『背伸びして頑張って映ろうとしてるけど、映らない絶妙なアングル』

『振り回される奴ちゃんが可愛い』

『仲の良い姉妹なんよ』

『社長×奴×翔はなんだかアットホーム感があって好き』

『もっとやえ』

『社長が不憫で可愛い』

『こんなことされる社長っていいね』

『うちのなんか…いや、止めとこ』

『この時点で少し満足している私がいる』

 ・


 ようやく映れた(映してもらえた)社長を画面に加えて、改めて主旨に入った。


「とりあえず、みんな気になってる社長の力を見せてもらいながら」

「私たちで五十階くらいを目指していこうかと思ってる」

「そうだったな。まぁ、任せろ。なんならずっと話してて大丈夫だぞ?」


 ポキポキ手をならしながら笑う社長に苦笑いする二人。

 実際そうなるだろうなぁって二人は思ってる。


「じゃあ、行くぞ」


 社長を先頭に三人はダンジョンに潜入した。



「って入ったは良いが…どうする?」

「どうするとは?」

「いやさ、正直、ワープポータルなんてないからこの辺の雑魚は面倒くさいし、戦う必要もないんだけど」

「そうだね、無視しても多少は襲ってくるからね」

「二人の普段はどんな感じなの?」

「そうだな…基本的には普通に歩いて行きますかね。襲ってきたのは基本雑魚なので普通に倒して…」

「私は走って突っ切る!」


 なるほどなるほど、と小さく呟いて考え込み、顔をあげて、よしっと言うと


「じゃあ、魔法使わないって言ったけど一回だけ使うか」

「「えっ?」」

「『覇王』」

「っ!?」

「社長!?」


 特に何も変わったことはない。そして、何かしたような雰囲気もない。

 やったことはただ一言、『覇王』とぼやいただけ。


 だが、その場にいた二人はそれに気付き冷や汗を流した。


 ・

『えっ?なに?』

『二人ともどした?』

『っ…社長!?あんたなにやったんだ?!』

『えっ?説明PLS』

『何をしたかわからないけど、高密度の魔力が圧力のようになってダンジョン内部を潰した』

『どゆこと?』

『あぁ~感覚になるけど多分四十階くらいまでの魔物全員死んだ』

『はぁっ!?』

 ・


「えっ、えっ?えっと…」

「よし、これで歩いていくだけだな」

「えぇっと…説明した方がいい?」

「……うん、頼む。私は何か嫌な感じがしただけで、実際何が起きたかわからん」


 ではではと咳払いして説明を少し青い顔で始める。


「さっきの魔法?なんだけど魔力がまるで重力みたいに押し付けて、魔物が圧殺された」

「…うん、どゆこと?」

「いや、それ以上説明のしようがない」

「えっ?マジ?」

「マジ、その辺見てみ?」


 言われて奴はカメラと共に辺りを見回す。


「ホントに、死んどる…」


 辺りには魔物がばたばたと倒れていた。

 しかも死んでる。


「ドロップとかに変わるから死亡確認しやすくていいわ」

「いや……止めとこう」


 何故ドロップに変わらない死亡確認がある前提で話しているんだこの人は?と思ったが口には出せなかった。


「これでしばらくは魔物は襲ってこないよ」

「しばらくの間の魔物が全滅したらしいですね」

「凄いですねー」


 ・

『現実逃避』

『スゴイネー』

『ランク6はここまで異次元なんだなぁって』

『これぞまさに覇王の覇気。現実でやれとは言ってない…』

『見てる分にはいいね。見てる分には』

『これから先、社長に睨まれただけで気絶する人が出てくるよな、これ』

『周りの人見てみろよ。戦ってた相手が突然死んだんだぜ?困惑してるぞ?』

『敏感に魔力を感じ取れる人は寒気が止まらないって』

『へぇ~そうなんだな。ワイも今寒気が止まらねぇよ』

 ・


「ほら、邪魔な雑魚が消えてるうちに早く行くぞ」

「そ、そうですね、行きましょ」

「これでホントに社長なんだよなぁ~この人」


 二人ともドン引きしながら先へ進む社長を小走りで追いかける。

 すぐに追い付き、三人横並びになり会話が生まれる。


「ちなみに社長、あれはなんなんですか?」

「翔さんやコメントで書かれていること通りなのか?」

「そうだね。魔力を纏った威圧、ってのが正解だけど、私の場合威圧も魔力も強いからあんな風に重力にでも押し潰されたみたいになるんだよ」

「「威圧……」」

「あとは指向性を持たせるようにって組み込んでるくらいの簡単な魔法だよ?」

「「簡単………」」


 ・

『簡単(笑)』

『威圧しただけ(死)』

『想像以上に社長はイカれていた』

『こんなこと、他のランク6ができるのか気になってきた』

『できなさそう』

『この見た目で職業社長でこれです。強すぎやしませんか?』

『ほんそれ。知らないロリコンが突撃しても睨まれただけで死ぬ』

 ・


「えっと…その魔法って私でも使えますか?」

「そ、それ。私も気になるなぁ」


 話題を少しでも切り替えたい二人は件の魔法について聞いてみた。

 実際、効果が落ちても何だかんだで使えそうな魔法ではある。


「使えるぞ?まぁ、魔力の乗った威圧ってだけだからな。私までは行かなくても普通に使えば雑魚は寄ってこなくなるぞ」

「社長が使わなきゃまともなやつだった…」

「使った人が規格外なだけだったか」

「まぁ、使いたきゃ教えてやる」

「あぁ~それはまた別の機会に」


 今覚えても雑魚の分類、それどころか奴が普段戦ってる分類はすでに死んでいるので使いどころも試しどころもなかった。


 それにそれはそれで一本のネタになる。


 との思いから二人はそれは別の機会とした。

 もとより空気を変えることは成功したので別に深掘りする必要もない。


「そうか……って、何してたんだっけ?」

「えーっと…なんでしたっけ?」

「今下の階層に降りてるだけだからなんもしてない」

「そうだったな。なら、今のうちに私のこと話しとくか?」


 今はないが先ほどまで社長に対する質問が多かったから、社長はそれを早めに片付けるため今の暇な時間を利用した。


「じゃあ、今後の社長について聞いてこう」

「だな。今回限りってのも悲しいしな、そこのところどうなんだ?」


 ・

『それは気になる』

『今回限りなんて言わず毎日、というか個人チャンネル設けて!』

『毎日とは言わないから定期的にお願いします!』

『ご検討ください、社長!』

 ・


「みんなそんなに私が良いか?まだなんもやってないのに」

「(充分やってるわ)」

「(どこが、何も、なんだろうなぁ)」


 二人はそんなことを思いつつ言わず、話を進める。


「いや、もうしばらくはちょくちょくうちの子たちのところに行くことにしてる。私に集まった人が捌けてきたら止める、かな?」

「言質取った!」

「みんなも聞いたよな!?」


 ・

『聞きました』

『録画しました』

『保存しました』

『永久保存しました』

 ・


「……あれ?やったか?これ」

「はい。言質、取りました、もう引っ込められませんよ」

「……私さぁ、ある程度うちの子たちに私についた視聴者とか移して一時の人気が落ち着いたらたまに公式とかで顔出すくらいって想像してたんだけどさぁ」

「それホントにうまく行くと思ってたのか?」

「無理でしょ」

「いやいや、私なんか見てたってつまらんって!」


 ぶつくさぶつくさと自分に対するディスを言うが、それをやんわりと否定していく二人。

 逆では?


「う~こんなことなら最初から定期的って言っときゃよかった」

「何か社長って自分のことになると弱いよね~」

「仕事してるときとか、戦ってるときとかはバリバリできる感じなのにな」


 ・

『普段がどうか知らないからなんとも言えないけど、確かにそう思う』

『大成功させた社長だぞ?優秀に決まってんだろぉ?その割には自分のことに関してはダメダメだけど』

『この人自分に興味ないだけでは?』

『あぁ~あるかも』

『確かにいつも仕事がぁ~とか言ってるけどそれって仕事が増えることに対してで自分がとは言わないもんね』

 ・


「誰が自分に興味ないだ!興味あるわ!」

「…なら社長は何で今日配信出てるんたっけ?」

「そりゃ、うちの子のため」

「で、そのためにどうしたんだっけ?」


 不思議そうな顔を浮かべながら、打ち合わせの時にぼやいたことと同じようなことを言う。


「デスマした。死ぬ気でさっさと終わらせてきた」

「自己犠牲社長」

「なんだそれ!?」


 ・

『自己犠牲社長ww』

『じゃ、縮めて自制社長』

『字変わっとるけど…何か良い』

『自制社長!』

『そのうちホントに自制しないことを祈る』

『縮めたら意味が逆になる不思議』

 ・


「おい、翔お前覚えとけよ…」

「アハハ……助けて奴ちゃん」

「どうして助けられると思っちまったんだ?」

「ですよね~」


 死んだ目で乾いた笑いを浮かべてる翔。

 それに真顔で首を振って天井に目線をずらす奴。

 そんななかギンッって効果音がつくような睨みを効かせる社長。

 結構、画面は終わっていた。


「ん?あ、あれ!社長敵だよて『ギャァッ!?』き……」

「……」

「何か、いたか?」


 救いのごとく現れた魔物を指し敵と叫ぶ翔。

 だが、敵と言い切る前に何かが頬を掠め、それと同時に魔物の悲鳴が上がった。

 そしてそれを見ていた奴はそれを成した社長の早業に絶句していた。


「で、でた…社長の無手の拳」

「奴ちゃん?なにその無手の拳って」

「あっ、前にタダラを吹っ飛ばしたときに直接殴らずに殴ったので、ネットではそう名付けられました」

「勝手に名付けるなよ」


 ・

『すんません』

『けど、あの…社長のってって言うの嫌だったんで』

『良いじゃん!無手の拳、かっこいいじゃん!』

『ちなみにあれも魔法ですか?それともマジもんの物理ですか?』

『あ~それ気になる』

『教えて社ちょえも~ん』

『それはちょっと違くね?まぁ、教えては欲しいが』

 ・


 コメ欄の要望が多いので、少し驚きながらも、先ほどの覇王同様に説明を始めた。


「あれは、お前らが言う通り拳圧だ。特に原理と言えるほどの原理はねぇ。だが、一概に拳圧とも言えないんだよなぁ」

「どう言うこと?」

「いや、あれさ別に拳を振るわなくてもできるんだわ」

「それもう魔法では?」

「いやいや。いわゆる気合い砲ってやつ?」

「それはファンタジーものの実質魔法なんだよなぁ」


 そうか?と首を傾げるが、本人以外はそこになんの違いがあるの?と首を傾げている。


「うーん、よし。翔、防御しろよ」

「へっ?」

「早くしろよ?そこまで加減できるもんじゃないからな」

「え、え~っと、『クリスタルウォール』」


 戸惑いながら自分の目の前に厚さ5センチほどの一枚の透明な壁を作り出した。

 この壁は奴が全力で叩きつけてようやくヒビが入るほどの頑丈さである。


「それで良いんだな、じゃあ、いくぞ。フッ」


 ダダダダダダダッ


「キャァアッ!?」


 社長が壁を睨み付けるように見た瞬間、無数の打撃音が響き渡った。


「な、何をしたんですか社長…」

「マジで手も振らないでこんなことできんのかよ」


 音が止み、叩かれたであろう壁は七個の穴が空いていた。


「しかもヒビもねぇぞ?」

「どれだけ早く撃ち抜くようにしたんですか……」


 それがどれだけの速度でどれだけの力がかかればそうなるかわからないくらい綺麗に抉り取られるようにして壊されていた。


「な?手なんて使わずともできただろ?」

「そうですねー」


 ・

『スゴイナー』

『ツヨイナー』

『見ただけでああなるのか…』

『おかしいな、無手の拳の解説だったはずなのに』

『もっと凶悪な何かだったことがわかった』

『結局謎深まったな』

『翔ちゃんの悲鳴久しぶりに聞いたかも』

『クリスタルウォールって翔ちゃんの持つ防御系では最上位に位置するはずなんだけどなぁ』

『もう驚かない、驚かないぞ』

 ・


「今思ったけど、これ別にダンジョンくる必要なかったな」

「社長が強すぎて戦闘も起きないし、ようやく起きたと思ったらエンカウントと同時に消滅するからね」

「おい、魔物でたってことはここ四十階越えてるぞ」

「「はっ!」」


 ・

『ハッ!』

『はっ!』

『そうだった!』

『呆れながら、キャパオーバーした頭で見てたらすでに四十階越えてた』

『ま~じか』

『とはいえ、戦闘は一瞬で終わるもよう』

 ・


「さすがにつまらなくなりそうなので、コーチングがてら二人が戦う?」

「そーですね」

「それが良いですね」


 もう、社長の強さは充分わかった!

 だからここからは動画のこと優先で行こう!

 二人はもうそれで頷いた。


 なお、提案者の社長もこれつまらないよなって理解している。


「あ、そうだ。奴ちゃんはこの間渡した方の剣を使うこと。翔は防御系の魔法は使わないこと」

「「はぁっ!?」」


「(ムリムリ!まだあれ振り回すのだけで精一杯なんだが!?)」

「(いくら前衛がいるとはいえ、身を守るの禁止は酷くない!?)」


 二人ともすでに戦闘スタイルが確立し、一人前の冒険者だ。

 だからこそ、そのスタイルを崩す、または実行できないその縛りは厳しいにもほどがあった。


「大丈夫、死ななきゃ治せる。死ななきゃ掠り傷だよ~」

「あっ」

「駄目だこれ」


 二人は悟る、逃げられない。そして拒否権はないと。


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