七章八話 『この世界の半分は』

装飾職人フウリン。銀細工職人スズラン。

仕立て屋ハゴロモ。理容師マダム・カンザシ。


以上の四名を専属として迎え入れたローレンティアは、その後はぶらぶらと工房街の散策を楽しんだ。

硝子職人、染料職人、陶器職人………大工班シラヒゲ達の工房にも寄り。

そして一行は木造の和風工房、薬屋ギボシの工房を訪れる。


「こんちわぁーー」


やけに静まった工房に、ナズナの元気な声は木霊するかのように響いた。

かすかなひんやりとした冷気、音が遠くなるような独特の雰囲気がある工房だ。


「あいよ………相変わらずうるさい子だねぇ」


工房奥の暗がりからぬるりと顔を出したのは、白髪を団子状に結んだしわくちゃの老婆だ。

和服に身を包む工房の主、ギボシ。

後ろには淡い紫の髪の、彼女の孫娘ネムが無言で控えている。


「おやおや、アセロラも一緒かい。

 迷宮蜘蛛(ダンジョンスパイダー)の毒液、ありがとね。助かっているよ」


「ばーちゃん、悪いけど頼まれていた母蜘蛛の胃液は無理だと思うよ。

 端っこの一匹狩るだけでも大慌てだし」


「ふむ……まぁ、大蜘蛛(ビッグスパイダー)産の毒液がこれだけ手に入るんだ、万々歳ってとこかね」


「毒液を使うのですか?」


自分が吐いたアレ産の毒液、と聞いてローレンティアは苦い顔を隠せなかった。


「ほっほ、毒は薬、薬は毒。毒液を研究し新しい薬は生まれるのさ。

 ローレンティア様、初めまして………という気はしませんなぁ」


「……………?初めまして、ですよね?」


「ギボシさんはさー、私が弟子入りする前に既に銀の団で弟子取ってたんだよ。

 それがエリスさん」


「へ?」


ナズナの言葉をローレンティアが理解し損ねる。エリスが?薬?


「なるほど、仕える主が病に倒れた時に使える技を磨いておくということですか。

 使用人の鑑のような方ですねぇ」


納得したようなナナミに、へへんとナズナは胸を張る。


「だろー!?すごいんだぜエリスさんは。

 そこで私も興味持ってエリスさんに弟子入りしたんだ」


「……………………」


ナズナの言葉を聞きながらローレンティアは、ギボシの方へ目をやった。

彼女の、こちらの深淵を覗くような鋭い視線を受ける。


違う。


王立学園、学年二位のエリスだ。

かなりの熟練と見受けられるギボシに学べることは沢山あるだろうが、主人が病で倒れた時用の処置など彼女は習得済みだろう。

彼女がギボシに教えを請うたのは病気じゃない。では。


「…………………………」


毒か。


母上と同じく、エリスも毒殺という手段に思い至っていたのだろうか。

もしくはキリから話を聞いた?ともかくきっと、エリスが学ぼうとしたのは解毒だ。

いずれローレンティアに向けられる殺意に対処するための、彼女の準備。

彼女がそれをローレンティアに告げなかったのは、向けてくる相手が祖国だからだろうか。


「………エリスの修業は順調なのですか?」


ローレンティアが解毒(それ)を掴み取ったことを察したのか、ギボシがにやりと口元を緩ませた。


「ほっほ、順調順調、優秀すぎて困るぐらいじゃ。どんどん知識と技を吸収していきおる。

 優秀な使用人を持ったの、お前さんは」


「…………………………。

 ええ、そうでしょう。すごいんですよ、エリスは」







「いやぁ、あの時のローレンティアさんの嬉しそうな顔ったらなかったなぁ」


出された焼き菓子を頬張りながらナナミは笑う。

ローレンティアはたまらず顔を赤くした。


「そ、そんなにではなかったでしょう!?」


「ううん、とっても嬉しそうだったよー。エリスさんのこと好きなんだな―って」


アセロラの容赦ない指摘に、ローレンティアはう、と言葉に詰まる。

一同が工房街探索の最後に選んだのは、北側の離れたところにぽつんと建てられた新しい工房………。

鍛冶師ゴジカの人魂(ウィルオ・ウィスプ)実験用工房だ。

彼の妻ヨモギが、若い娘達がきゃいきゃいとお菓子をついばむ姿を微笑ましそうに見守る。


「なんだぁなんだぁ、今日は一段とウチが賑やかじゃねえか」


奥の扉から出てきたのは汗だくのゴジカだ。顔には煤も見える。


「ゴジカさん、お邪魔しています」


「おお、ナナミ。ナズナ、アセロラ………。

 団長さんもか?こりゃまた意外な面子が揃ったな」


どかっと椅子に腰かけローレンティア達の輪に加わると、自然と焼き菓子を食べ始める。

この距離感が彼が工房街のまとめ役たる由縁だ。


「んで、どうしてまた?ああ、白銀祭の下見ってとこか」


流石にゴジカともなれば事情を把握している。

だからナナミ達も、率直に訊ねることにした。


「ええ、実際どうなんですか?ゴジカさん。工匠部隊としての準備は順調なので?」


「あ~まぁ職人ごと、としか言えねぇなぁ。織子班や風鈴亭は自分達の作品作って展示するだけだから余裕あるが、魔物素材を使おうとしている奴らはな。

 タツナミ達武器職人はハルピュイアの鉤爪活かそうと必死だし、トラノオ達防具職人は迷宮蜘蛛(ダンジョンスパイダー)の岩壁利用に苦戦中だ」


確かに、武器職人と防具職人のところが一番殺伐としていた気がする。


「ま、皆結果を出そうと必死だし、なんとかやるんじゃねえかなぁ。

 ナナミ、奴らの素材がらみの要望にはなるべく応えてくれると助かる。

 アセロラ、魔物解体頑張ってくれ。

 ナズナ、俺がいない間の仲裁、無理しない範囲でお願いできねぇかな」


「マダム・カンザシがやってましたよ」


「ああ、マダムか。流石だ」


汗を拭う。火照った体に疲れが見えた。


「………人魂(ウィルオ・ウィスプ)利用の方はどうなのですか?」


ローレンティアの質問に、ゴジカは難しい顔をする。


「上手くいってるとはどうにも言えないなぁ。

 火炉に入れて、鉄鉱石を熱する時に使っているんだが……。

 どうも温度が上がっていくにつれ、逆に火を弱めようと動き始めるみたいなんだ。

 火を保つって性質の魔物じゃなかったかぁ?」


ローレンティアは困る、というより険しい顔をした。

迷宮蜘蛛(ダンジョンスパイダー)の失敗が頭を過ぎる。現時点では、役に立たない魔物の行く先は決まっている。


「酸化鉄から鉄を抽出する工程っすよね?

 つまり、あー、料理の前に亜水(デミ)から水を取り出すようなもんっす」


弟子入り経験のあるナズナが、内側視点の補足を加える。


「…………燃料が足りないのでは?」


「通常の1.5倍は使ってるし、それ以上使うっていうなら採算が合わない。

 魔王軍が鍛治用に使っていたって説は俺も信じたいから、やり方が悪いんだろうが……。

 アセロラ、今度アシタバの奴連れてきてくれねぇかな」


「はいはーい、言っておくね」


「アシタバを?」


意外な人物の登場に、ローレンティアは驚く。


「まぁ魔物絡みで困ったらアセロラかアシタバだな。

 奴は結構小難しい事知っているしな。魔物利用に関しては協力的で助かる」


エリスといい、自分の知らないところで皆動いているんだなぁと変に感心してしまう。


「ゴジカさんは肩に力入り過ぎだよー。もうちょっとのんびりやっていったら?」


アセロラが自由に机に向かって伸びをする。


「そうも言ってられねぇよ。今回は失敗できないんだ」


「失敗できない?」


「俺の工房が、初めて生きた魔物を利用するからだ」


ゴジカが真剣な眼差しをローレンティアに向ける。


「俺が魔王城に来たのは魔物を鍛治に利用するためだった。

 他の全ての職人達もそうだ。素材品の利用は行われていく。

 だが生きた魔物を利用するという方法は、そう素直には認められないと思っていた」


言葉にも熱が入る。彼も一人の職人なのだ。


「だから初めての試金石の責任は大きい。後に続かせなければならない。

 上手く結果を出さなければ、他の職人達の将来的な可能性を潰す。

 だからその役は俺が果たしたかったし、団長さんにその話を持ちかけられて飛び付いた。

 あれは本当に助かったんだ」


ゴジカと組んで人魂(ウィルオ・ウィスプ)の鍛治利用を訴えた、流れ月分の円卓会議を思い出す。


「だから、失敗できない?」


「そう、失敗できない。橋の国ベルサールの建築材。鉄の国カノンの刀剣鍛治。

 河の国マンチェスターの美術品。月の国マーテルワイトは学問的に、人魂(ウィルオ・ウィスプ)の鍛治利用に魅かれる要素はある。

 だからそこをうまく掴まねぇと」


「……ギボシさんが迷宮蜘蛛(ダンジョンスパイダー)の毒液を使っているのにも驚きましたが。

 工匠部隊の方々というのは、こう―――抵抗が、少ないんですね」


「魔物利用?はは、当たり前だ。祖国の店を捨てて魔王城に乗りこんできた奴らだ。

 新しい物好きの常識外好き。情熱的な変態の集まりなのさ」


力をつける必要がある、とアシタバは言った。自分と志を同じくする、味方を増やす。

その意味で、工匠部隊のその常識にとらわれない求心力は、ローレンティアには頼もしく映った。






「っつーわけで以上、さらーっと工匠街を回ってみました!

 どうでした、ローレンティアさん?」


日が沈み魔王城が黄金色に染まる中、元気一番とばかりにナズナが右腕を振り上げた。


「いろーんな職人達がいて、それぞれの我がぶつかり合い犇めきあう!

 とっても面白いところでしょう!!」


「今はまだまだ黎明期ですが、いずれ魔王城における経済の中心地になることでしょう。

 いえ、してみせます」


でかリボンのナナミは澄ました顔で強気の宣言をしてみせる。


「ですから是非団長として、王族として、そしてダンジョンに潜る戦闘部隊の一員として。

 彼ら職人のことを気にかけて欲しいのです」


「まーみんな変人だけどいい人ばっかりだから、たまには遊びに来て欲しいな―」


アシタバの妹、アセロラは呑気に手をひらひらとさせた。


「ローレンティアさんならあたしもみんなも大歓迎だよー!」


「………そうね、また機を見て来たいわ。その時は一緒に回ってくれる?」


「勿論です!」

「お任せください!」

「オッケー!!」




四人の専属服飾士スタイリストを加え、各工房の進捗具合を見て回り、そして何より工房街のキーマン3人との繋がりを得た。

今日ローレンティアが得たものは大きい。

三人に別れを告げ、ローレンティアは意気揚々と貴族区へ帰っていった。


「いやぁ優しい人だったなぁー。

 王族で団長で、あのエリスさんの主君で、あー………呪われた、なんて聞いてたから想像と全然違ったぜ」


ははと、ナズナが肩の力を抜きながら言うと、


「……私にはやはり甘い人に見えます。

 打算や駆け引きができないと、来月の視察で痛い眼を見てしまうように思えます」

 

真剣な顔つきのナナミは、少し厳しい評価だ。


「そうかな、案外大丈夫だと思うよ。あの人は白い鋼だよ。

 打って、打って、打って………鋭くなっていく」


アセロラが時折見せる、あのどこか遠い眼差しで語り。


「……ポエマー?」


ナズナがぽかんと呟いた。






「あれーオオバコ?」


案内周りを終え部屋に戻ったアセロラを迎えたのは、部屋で酒を飲み合うアシタバとオオバコだ。

魔王城2階、3階に広がる団員達の個室は、家族の有無によってその大きさに差がある。

アシタバとアセロラ、兄妹のこの部屋は2L、二人の個室と共有部屋の三部屋が与えられており、オオバコの個室の三倍の広さを持っていた。


「おー!アセロラちゃーん!お疲れ様、今日も工房街に行ってたのかー?」


「うん、今日は案内を頼まれてて」


すっかりできあがっているオオバコに答えつつ、アセロラも同じテーブルに座る。


「あ、そうそう、ローレンティアさんの案内だったんだよ?

 やっぱり素敵な人だね、あの人」


「だろう?可憐だけど話していると全然王族って感じしないぜ。

 良かったなアシタバ、妹にも気に入られて」


「なんで俺が良かったんだよ」


その答えに、オオバコは困った顔で息を吐いた。

呆れると言うより、それは見守る側の表情だ。


「若手の会でもあったがよ………。

 アシタバ、俺は別に色恋沙汰でわいきゃいやりたいわけじゃねえんだ。

 お節介かもしれねぇが、俺は心配しているんだぜ?

 お前見てると兄貴のことを思い出す」


「兄貴?」


「自分のことが視界に入らないっていうかさ。

 兄貴はもっと大人で広く見えていたと思うけど、お前は兄貴に比べちゃ未熟に感じちまうんだ」


「…………」


それは若手の会で、アシタバが感じた違和感に繋がる。


「周りが、周りがじゃなくてさ。

 自分が楽しんだり喜んだりを大切にするんだ。

 お前は良い奴だけど、なんていうか………欲、に欠ける気がするんだ。

 ティアの話も、そういうことで言っているんだぜ」


オオバコの分析は正しい。

大家族の中で、村の中で育った彼は、自分よりずっと人を見る目がある。

それをアシタバは認めた。


「………オオバコ。もし俺が迷宮蜘蛛(ダンジョンスパイダー)をどうにか生かしたいっていったらお前、どうしてた?」


酔いはもうない、真剣な顔だ。


「迷宮蜘蛛(ダンジョンスパイダー)をぉ!?お前、あれをか?」


驚くが、アシタバの眼差しを受けるとオオバコはしばらく黙り、答えを探す。


「………そりゃあ何が何でも止めたぜ」


「止めた?」


「お前がそう言いだすのを、さ。そんなの間違いなく孤立するだろ。

 でもお前は多分、自分がそうなることなんてお構いなしに動いちまうんだ。だから止める。

 俺じゃなくても、ツワブキさん辺りがそうするかもしれねぇが」


「…………」


「そんで聞く。なんでお前がそうしたいのか。俺には全然分からねぇよ。

 あいつらは兄貴やカシューや、沢山の人を殺していった。

 でもお前がそうしたいっていうなら、まぁ理由があるんだろう」


話を真剣に聞くアシタバを、妹のアセロラは見守るような眼差しで見つめていた。


「んで、然るべき時に力になるぜ。今は無理でも次はな」


「…………力になる?」


自分に支持を集める、とツワブキは言った。


「それは、どうして?」


「どうしてって…………お前が良いやつだからだよ」


「良いやつ。どうしてお前は俺をそう思うんだ?」


「ああ?」


アシタバの理屈ではつまり、良いやつだと思われれば支持を集められるなら、オオバコが良いやつと思った自分の要素を他の人にも見せていけばいい。


「そりゃあお前、戦闘の訓練に付き合ってくれるし、魔物で分からねぇことは教えてくれるし、同じ年なのに班長も立派に務めてて、スライムの水や樹人(トレント)の畑、結果もちゃんと出してる。

 そりゃ悪い奴じゃねぇだろ?」


「んん」


つまりは付き合いよく、人の頼みを聞き責務を果たし、結果を出していけばいいのか―――。

と、理解しかけたアシタバにオオバコが言葉を重ねる。


「だが俺はお前にそうしていって欲しいわけじゃねぇ」


「あー?」


積み上げた積木をがらがらと突き崩されるような混乱がアシタバを襲う。

それを見かねたアセロラが助け船を出した。


「オオバコ、多分話が混ざってるよ。

 お兄が目指す“良いやつ”と、オオバコが持って欲しい“欲”の話が」


「あー、そうかもな。いや、俺は答えただけなんだぜ?」


少なくとも人の関わりという点において、オオバコやアセロラはアシタバより熟練だ。

混乱するアシタバに、二人は説明の仕方を考える。


「つまりだな………俺はお前に、もっと自分を見て欲しいんだよ。

 お前が周囲の評価なんか気にせずに迷宮蜘蛛(ダンジョンスパイダー)を生かしたいって思うのは、俺にとっちゃ好ましいことかもしれねぇが、それを実行するにあたってお前が自分をどうでもいいように扱うのはよくないんだ。分かるか?」


自分の命を野良猫に捧げ、ローレンティアに生きろと告げながら、自分の生きる理由も意味も見つけられず。

どこまでも世界を本を通して見るアシタバの異常性を、オオバコは理解までいかずとも見当をつけていた。


一方で、アシタバも認める。

迷宮蜘蛛(ダンジョンスパイダー)に関してアシタバを止め。

孤立するのを避けさせて次に備えると、オオバコはツワブキと同じことを言っている。

ツワブキと同じものを見ることができている。それをアシタバは知りたいのだ。


「………なぁオオバコ、俺はどうしたらいいと思う」


アシタバのその問いを、オオバコはまた困った顔で迎える。


「あーもうその質問自体が俺の言ってきたことそのものだがなぁ。

 とにかくさ、俺はもう少し色んな奴と話をしてみたらいいと思うぜ」


「話を?」


「そ。色んな奴と話して、考え方を知って触れて、そうしたら自分のやりたいことっていうのも見つかるんじゃないかって俺は思うんだよ。

 人は自分を映す鏡なんだぜ。だから人と話していくと自分のことが分かるんだ。

 偉そうに言わせてもらえばアシタバ、お前は知識を持っててもそういうのを知らなすぎだ」


アセロラがうんうんと同意の頷きを繰り返す。


「んで、そうやって広く関わっていけばさ、仲間ができるだろ。

 それはきっとお前がやりたいことの力になるんだぜ。俺もそうだ」


アシタバとローレンティアが挑むことを決めた、事を成す戦いの中核はそれだ。

味方を作っていく。


「今日、まさにやってきたことか」


理解していくアシタバに、オオバコはにやりと笑う。


「そういうことだ。若手の会はさ、半分以上は俺の趣味だがお前のためでもあるんだぜ?

 同じ部隊の同年代で、悪い奴はいなかったし。

 ああいうことをしていきゃ、あいつらはちゃんとお前の味方になってくれるよ」


人付き合いにおいてオオバコが自分より秀でているという感覚はあったが、そこまで見ているとは思わなかった。


アサツキの館を訪問して、何も参考にできなかった。見習うべきは――――。


「灯台下暗し、か」


「あん?」


「いや………オオバコも、良い奴だなって」


「はは、今更か~?でも当然なんだぜ、アシタバ。

 この世の半分は良い奴で、残りの半分は良いを教えてもらえなかった奴らなんだ」


少し照れたようにオオバコが笑い、アセロラがくすりと微笑む。


「せっかくの銀の団、集団生活なんだ。関わり合っていこうぜアシタバ」


アシタバもようやく、自分のするべきことを見定めた。




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