第49話 搾り取られる話

「ちょっとお待ちを」

 そう言って髪をひとまとめにゴムで括り、一糸まとわないツブリさんがシャワールームでシャワーを流し始めた。

「どうぞ!」

 勢いよく促される、何だか気合いが入っていた。


 促されるままに、シャワールームに足を踏み入れる、1畳程度の空間しかないので、当然狭い。

 距離感が近いのは素晴らしいと思う。

「ちょっと触ってみても良いですか?」

 思わず、許可をねだって居た。目の前に柔らかそうなソレがむき出しに成って居るのだ、こちらも触れねば無作法と言うモノだと思う。

「大丈夫ですよ? むしろどうぞ!」

 逆に堂々と胸を張られた、どうやら恥ずかしがるモノでは無いらしい。

「じゃあ、失礼して……」

「どうぞ………ん……」

 二つの膨らみに手を伸ばす、痛くない様に、優しく揉む。

 ツブリさんのソレは、極端に大きくは無いが、程よい大きさで、暖かくて、柔らかくて、しっとりときめ細かくて、そんな素敵なモノだった。

「夢中ですけど、楽しいですか?」

「ええ、とても」

 不思議そうに言われるが、男としてはとても楽しいのだ。

「私としても、触られるのは嬉しいから良いですけどね?」

「じゃあ、大丈夫ですね?」

「はい………ん………」

 結局、結構な時間揉んでいたと思う、不意にかくんとつぶりさんの膝が折れて頭の位置が下がったので、思わず抱き締める様にして姿勢を安定させて、ゆっくり座らせた。


「すいません、ちょっと甘え過ぎました」

 意識はすぐ戻ったので、安心した。

「では、失礼しますね?」

 ツブリさんがそのまま膝立ちに成り、局部にツブリさんの手が触れた。

 ワシャワシャヌルヌルと、皮の中まで念入りに洗われる、脱いだ時点で半立ちだったソレは、あっという間に臨戦態勢に成って居た。

「わあ………」

 ツブリさんの方から、感嘆の様なため息が漏れた。

「どうでしょうか?」

「素敵です、こんなにおっきいんですね」

 ツブリさんの目線がうっとりとしていた。鼻や、唇が触れそうで、熱い息がかかるほどの距離感だった。



 泡を流し、軽くタオルで拭いて、シャワーを終え、ベッドの方に移動を促される。

 そのままベッドサイドに腰掛けると、ツブリさんが膝立ちと成った。

 既に臨戦態勢と成ったソレに。クルクルとコンドームを被せられる。

「では、採取させていただきます」

 小さく、失礼しますとも聞こえた。

 ゴムに覆われた部分が咥えられる。

 ぬるぬると暖かい感触に、思わず腰が跳ねた。


 何と言うか、あっという間に、エグイ量がいっぱい出た。


「いっぱい出ましたね? ありがとうございました」

 土下座に近い勢いで頭を下げられた。

 いえいえこちらこそと言いたいところだが、エグイ量を絞り出したせいか、発射後の虚脱感が凄いので、急激に賢者タイムが来ていたので、返事も出来ずに思わず後ろに倒れ込んだ。

 視界の端に映った、ゴムに覆われた先端部には、先程出たばかりの白濁液が、水風船の様に溜まっている。

 発射後の小さくなるのに合わせて、丁寧にゴムが引き抜かれ、そのままゴムの口を縛られる。

 そのままゴムは壁に備え付けの戸棚的な収納部分に置かれ、戸を閉められた、謎である。


「大丈夫ですか?」

 拭き取りの処理まで終えてから、不安気に覗き込まれた、先程まで達成感に包まれていたツブリさんの顔に、やっちまったと言う感じの反省の色が見える。

「大丈夫です」

 小さく笑いながら、手をひらひらさせてみる。

 病気とかそう言うモノではないので、ちょっと待てば直ぐに復活できる。

「でも……毎日ですよね? 無理してませんか?」

 そんな事を聞かれる。

「無理では無いですよ? 毎日でも、朝昼晩の3回ぐらいは出せますから」

「そんな無茶な……」

「もちろん、気分と勢いと、その日の体調は在りますけどね?」

 それなりの条件は有ると予防線を張っておく。

 そんな事を言っている内に、一先ず脱力タイムから復帰したので、よっと腹筋の要領で起き上がる。

「すいません、無理させちゃって………」

 しょぼんとしてしまった、やった後でしょんぼりされるのも悲しい物が有る。

「大丈夫です、気持ち良かったので、文句も無いですよ? ありがとうございます」

 そんな事を言いながら頭を下げた。

「いえいえ、こちらこそ、貴重な体験と、検体を……」

 ツブリさんも合わせて頭を下げる、なるほど、精液も検体扱いなのか。

 未だツブリさんの顔が深刻そうに曇っているので、ちょっと手招きしてみる。

「もうちょっと、こっちで、よっと」

 そのまま抱き締めた。

「え?」

「駄目ですか?」

「駄目じゃないですけど」

「じゃあ、暫くこれで休憩しましょう?」


 そんな訳で、ある程度チャージ出来るまで、抱き合って過ごした。

 解放される頃には、ツブリさんの顔は、蕩け気味の真っ赤に出来上がって居た。



 追申

 自分で出す分には大した量は出ませんが。

 人に搾られると許容値越えで出るので、その分の差です。


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