第7話 背中流します

「じゃあ、こっち座ってください」

 コッチに座れと左側の洗い場の椅子にシャワーをかけて温めて場を整えて誘導する。

 そっちの方から自分の天をつきそうな本体棒が見えない様に、左手で親指を引っ掛ける様にして押し込み、強引に下に向けて隠した。

「ひゃい!」

 ミサゴが素早く返事をして、誘導通りの椅子に座った、座る瞬間綺麗に胸がぷるんと揺れたのが見えた。

(おお!)

 思わず内心で歓声を上げた。

(隠さんのだなあ?)

 思わず目線が吸い込まれる。

 程良く膨らむ白い肌と、ピンク色の先端のコントラストが眩しい。

(って、いかんいかん)

 内心必死になって目線を逸らした。

「じゃあ背中から………」

「お願いします!」

 ミサゴが勢い良く返事して椅子ごと回って背中をこちらに向けた。

(動きが良い…………)

 変な感心をしつつ、視線が外れた事に安心して、抑圧されたそれを解放する、それに反応して出番だ?!と言う感じにびよんと真上を向くが、未だそっちじゃないと下半身の衝動を無視する。

 手にボディーソープを出し、両手でわしゃわしゃして泡立てる。

 泡だて布とか有ったら良かったなあと変な拘りを出しつつ、それなりに泡立ったので、洗い始める事にした。

「じゃあ、触りますね?」

 一言断って泡まみれの両手で背中に触れた。

「ひゃ?!」

 ミサゴが小さく叫び、ピクンと跳ねた。

「冷たかった? 大丈夫?」

 小さくピクンピクンと動いているのが、触れた肌から伝わって来る。

「だい、じょうぶです」

 何だか噛み締める様に喋っている。

「じゃあ、続き行きますね?」

 手を動かす、ゴシゴシなんてしない、滑らかな肌に泡を置いて行く様に手を滑らせるだけだ。

 あっという間に背中全体が泡まみれに成った。

(物足りないなあ)

 汚れ何て無いので、軽く手を滑らせるだけで一瞬で終わってしまう。

(どうだからこっちも?)

「はいばんざーい」

 掛け声をかけて、手を掴んで両手を上げさせる。

「ひょえ?!」

 変な声が上がるが、身を捩って逃げたりしないので、そのまま続ける。

 脇腹の方から、脇の下の方まで手を滑らせて洗う、つい念入りにわしゃわしゃした。

「ん、ふうぅ」

 何だか色っぽい声が聞こえた。

「はい、お手を拝借」

 そのまま手を取り、一本一本お互いの指先を絡める様にわしゃわしゃと念入りに洗う、恋人繋ぎ的なアレだ。

「じゃあ、前はどうしましょう?」

 いやあ、エッチだったと一人で満足げな息を吐き、泡を流す準備をする。

「…………こっちも、もっと」

 ミサゴがぐるんと振り向いて返事をした、泣きそうな顔だった。

「喜んで」


(もう隠す必要も無さそうだなぁ)

 と、そのまま隠さずに密着した。後ろから抱きつく形だ。

 手は前に有るので、三本目のアレが背中の下辺りに当たる、その刺激は気持ちが良いが、まあ副産物だ。

 お腹の辺りから、上に向かって手を滑らせる、ぷるんと柔らかい感触と少し硬い先端の感触が、触っているだけで気持ち良い。

「「ふぅ…………ふぅ…………ふぅ……………ふぅ…………」」

 荒い息が響いていた、これはどちらのだろう?

 繋がっている訳でも無いのに、一体化した様にお互いに息が荒かった。


 残りはコレだけと正面に回る、足の爪先からゆっくりと上がって行く、コレでギュッと締めて上げると浮腫み解消に良いらしいけど、そんなの気にする必要無さそうだ。

 その脚は薄い皮下脂肪の下に筋肉の存在が分かる、とても綺麗な脚だった。

 もうちょっとで1番奥と言う所で、チラリとミサゴの顔を見る。

 足りない、もっとと言う、物欲しそうな表情が浮かんでいた。

(可愛い)

 それは何と言うか、衝動的な動きだった。

 ニコっと笑みを浮かべて、そのまま唇を奪った。


 びくんびくん


 クタッとミサゴが脱力して崩れた。


「……………………………ありゃま………」


 ミサゴが満足して気絶してしまったらしい。


 こっちのギンギンなアレはそのままで有る。

 どうしよう、コレ。

 溜めすぎるのはよろしく無いと言うか。発射寸前、線液の涎が垂れている状態のを無理に納めると、内部の圧力的に色々痛いのだ。

 でも、折角の卒業を一人でするのは哀しい物が有るし、無駄打ちなのも哀しい。寝て居るうちに強引になんて問題外、そもそも避妊具。

 そう考えると色々準備が足りていない、止まって良かった位か?

(あーもう! 今回は無かった事で!)

 切り替えてお互いの泡を流して、ミサゴを運ぼうと持ち上げた。


 追伸

 翡翠は我慢強くて優しい子なので、結局逃がしちゃったタイプです。

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