ギジンマン

キサガキ

第1話 だいたいこんな話だよ

「いやぁぁん」

「さぁ食べなさい。凛くん。おじさんのバナナだよ」

 バナナに寄生した擬人ウィルスによって擬人化したバナナ怪人は股間のモンキーバナナをJKアイドル、星野凛の口にくわえさせようと腰を振る。

「バナナのオジサマ、皮被ってるよ。流石に剥いてくれないと」

「ふむ、では優しく剥いてくれるかね。バナナは体にいいのだ。アイドルは体が資本。君には元気でいてもらいたい」

 股間のモンキーバナナが空を見上げる。

「お、美味しそう」

 凛は生唾を飲み込み皮に手を伸ばした。

「そこまでだ! バナナ怪人。委員長を離せ!」

「馬太郎くん! 違うのよこれは違うの」

「凛委員長のパンチィィィ」

 鬼頭馬太郎の目に飛び込むは、乱れたスカートから覗く純白の下着。

「ぶぅっっっ」 

 馬太郎は鼻血を吹き出し空を飛び星になった。

「馬太郎くぅぅぅん!」


「シ○イチいや馬太郎、遊んでる場合か」

 月に降り立ち兎と餅つきする馬太郎の股間からアニメ声が聞こえる。

 馬太郎のオ○ンチンに寄生し擬人化したチンコ怪人ペニィが竿を伸ばして襟元からはみ出てきた。先端の亀は色白の美少女の姿だ。

「凛を助けに地球へ戻るのじゃ」

「でもペニィ、どうやってイクんだよ」

「こうするんじゃ。ど根性っっっ!」

 ペニィは体(竿)を伸ばして大地に叩きつけた。

「あひぃん! 各方面色々とごめんなさーいぃ」


「おうっ。皮も上手に剥けたね慣れた手つきだ凛くん。さぁ私の無垢なるバナナを召し上がれ」

「そこまでだ!」

「また君かね。馬太郎」

「あ、これ二人にお土産、突き立ての餅」

「ありがたくいただくよ」

「も、餅。どこまでイったのよ。馬太郎くん」

「ヘブンかな」

「何故照れるのじゃ」


「行くぜ相棒。俺のチンコは爆発寸前」

「ゾクゾクするのじゃ」

「変チンッ!」

 股間で風車(ペニィ)が回る。ソイツに触れるは死を意味する。グルグルと肉体を覆い皮を被り首元からマフラーとなるチンコをなびかせ黒いヒーローが現れる。

「俺は擬人の力を手に入れた正義の味方、ギジンマンだッ!」









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ギジンマン キサガキ @kisagaki

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