第43話 お茶会の終わり ⑵
借りた客間で少し休んで、ぼくが持って来た前菜の温め方をエステン公爵家の料理人へ伝え、侍従の案内で応接室へ入ると見慣れた顔が手を上げた。
「おお。スヴェン、人に酔って倒れたって?」
「ジーク様……」
この皇太子はぼくが離宮を出てから、こうも気軽に皇宮の外へ出かけて来るのはどうかと思う。ぼくの表情を見て、ジークフリードは僅かに苦笑いをした。
「悪巧みは全員で、だろう?」
「……ですね」
前菜を多めに持って来ておいてよかった。自家製ベーコンとほうれん草に似た葉野菜のキッシュと、茹でたジャガイモみたいな野菜にチーズを混ぜて味を整えたものをカツオに似た赤身魚で包んだものだ。
「早く、早くメシにしようぜ! スヴェン!」
甘酸っぱいドレッシングのハト麦のサラダは、トマトやバジルが入っていてカラフルで目に楽しい。その後にぼくが持って来た前菜二品、それからコーンの冷製ポタージュ。メインは白身魚のムニエルと牛の赤ワイン煮。さすがエステン公爵邸の晩餐。大分フランス料理のコースに近いけど、調理法や味付けが単調っていうか、極端なんだよね。遠い国から交易でしか手に入らないスパイスをふんだんに使うのが貴族の贅沢とかで、舌がおかしくなりそうなくらいのスパイスで味付けされててお出汁文化の日本人であるぼくには合わない。それはぼくが前世日本人だったからだと思っていたんだけど、ぼくの料理が美味しいと言う人を見るに、やっぱりスパイスどばーって料理が口に合わないと思ってる人は居たんだろう。
「これは……生、生なのねこのお魚美味しいわ!」
「ふむ……これは生魚を調味料に漬け込んである、のか……」
そう、漬けです! この世界、西洋ファンタジーな設定らしくて生魚を食べる習慣がないんだよね。でも日本人は刺身が食べたいし、醤油もほしい。まぁ、醤油はなかったんだけど。なので味付けはザネルラ共和国産の魚醤を使っている。さらにルクレーシャスさんに氷結魔法をかけてもらった箱に入れて持って来た。簡易冷蔵庫みたいなものだ。
しかしエステン公爵はさすがに舌が肥えている。ぼくが持参した前菜の評判は上々のようだ。
そういえば、離宮を出て初めて知ったんだけどこの世界では食事を昼夜の二回しか食べない。貴族でも、だ。むしろ貴族の方が厳格にこのルールを守っている。何故ならデ・ランダル神教では暴食が罪だからだ。ぼくはそんなこと知らないので普通に三食食べていた。三食食べるのは重労働を行う平民とか奴隷だけなんだって。そしてフレートやベッテがそれを止めなかったのは、ぼくの体が細いからだったらしく……。早く言ってほしかった。
「スヴェンの作るものは美味いからな。リヒが毎日のように通っていると聞いて、悔しくて仕方ない」
ジークフリードが上機嫌で話す。晩餐は終始、和やかに進んだ。最後に紅茶が運ばれて来た頃、ジークフリードが口火を切る。
「で、今後どうするか、だ」
「はい。ブラウンシュバイク卿が、食物アレルギーを知らなかったのは妖精の報告から確定です。ハンスイェルクはラウシェンバッハ伯爵が死ぬことを期待して仕掛けたことも、そのことで二人が何度も言い争っているので確定。あとは薬学士もそのことを知っているかどうかで、ミレッカーも加担していたことが確定ですが……そこを調べることと、確たる証拠を見つけることが難しい」
「証拠は『妖精が見た』ではヴェンは納得しないだろうからね」
言うだけ言って、ルクレーシャスさん用に準備したカスタードクリームを挟んだオムレットを吸い込む勢いで口へ押し込んだ。
「ですが、ぼくはブラウンシュバイク卿なら切り崩せると思っています」
「つまり?」
エステン公爵がぼくを上目遣いに見ながら片眉を上げた。エステン公爵は中年の色気というか、落ち着いた色香が備わっている。ぼくもこんな渋みのあるカッコイイ中年になりたいものだ。
「ブラウンシュバイク卿は、ラウシェンバッハ伯爵が死んでしまうとは思っていなかった。あれから何度もハンスイェルクへ抗議している姿が妖精たちからも報告されています。ぼくはハンスイェルクに口封じされてしまう前に、ブラウンシュバイク卿を保護するべきだと思います」
「その……少々気になる部分はあるが……分かった、君の屋敷で保護するよりはエステン公爵家で預かった方がいいだろう」
「警備の面ではぼくのタウンハウスの方が適しているのですが、ぼくにはブラウンシュバイク卿を保護する大義名分がありません。お願いしてもよろしいですか? 閣下」
イェレミーアスたちの暮らしている、ぼくらの家に連れて来るのは得策ではない。どうあったって、イェレミーアスたちの心は乱されるに決まっている。万が一がないとは言い切れない。だってブラウンシュバイクは夫を、父を、殺した張本人なんだから。おそらくエステン公爵もそう考えての申し出だろう。
「ああ。任せたまえ」
「実を言うと、ハンスイェルクの雇った暗殺者が何度かブラウンシュバイク卿を襲っているのですが、妖精たちに退けてもらっている状況です。なので……ここも、守ってもらえる? うん、そう。できる? うん。じゃあ、お願いするね?」
後半は妖精たちへの問いかけになってしまった。妖精たちは忙しくぼくの周りを飛び回り、それからぼくの耳の横へ、花を挿した。
「……エステン公爵家も、妖精たちが守ってくれることになりましたので、安心してください」
「……ベステル・ヘクセ殿……」
「ええ。もうこの子は全く隠す気がないのではっきり言います。スヴァンくんには妖精と精霊の加護があり、妖精も精霊も彼の言うことを聞きます。なので、妖精が守ると言ったここは、今後一切の魔法攻撃、物理攻撃も効かなくなるでしょう。……悪意を持つ人間は……どうなの、スヴァンくん?」
妖精へ目を向ける。彼らは楽しそうに飛び回って、投げキッスを振りまいた。
「もちろん、悪意を持つ人間は公爵家へ出入りできなくなります」
「……なんてことだ……陛下はご存知なのか?」
「知らぬ。この事は父上にも秘密だ。よいな、ヴェルンヘル」
ジークフリードがぴしゃりと言い放つと、エステン公爵は深いため息をティーカップへ零して項垂れた。
「あ、そーだ。とーちゃん」
「……なんだ、ローデリヒ」
「オレ、スヴェンと一緒にいたら加護とかいうのをもらったらしくて、物理攻撃効かないんだって」
「毒も、魔法もほとんど無効化されると思うよ。良かったね、ヴェルンヘル」
「……ベステル・ヘクセ殿、そんな簡単に『良かった』などと言えることではありませんぞ! この大陸史を紐解いても、そんな加護を授かった人間の話など聞いたことがありません……!」
エステン公爵夫人も、口へ手を当てながら驚いている。加護って、そんなにすごいことなんだぁ。ごくごく。やっぱ公爵家はいい茶葉使ってるなぁ。
「ジークくん、イェレミーくんは確実に強力な加護が付与されているよ。スヴァンくんが『身内』だと無意識に認めているからね。それから、ヨゼフィーネにも、ベアトリクスにも、物理攻撃無効、魔法攻撃無効、毒耐性くらいの加護は付いているよ」
ルクレーシャスさんがそう言うと、ジークフリードは嬉しそうにぼくへ手を伸ばした。ぼくの髪を一束、摘んで笑う。
「そうか、ふふ。そうだな。オレはお前の唯一の幼なじみだからな」
「ええ、ジーク様」
「まぁ、毎日スヴァンくんを抱っこしているイェレミーくんの加護なんてもうすんごいことになってるんだけどもね。わたくしの攻撃ですら、通らないだろうね」
さすがにエステン公爵での晩餐は、イェレミーアスの膝の上というわけにはいかない。ぼくの向かいに座ったイェレミーアスが、顔を上げて微笑む。ぼくの隣に座るジークフリードは少し眉を寄せた。
「気に入らんな。早く皇宮へ通って来い、スヴェン。お前がアスとばかり遊んでいてはつまらん」
「来週からは、週に三日通わせていただきますよ、ジーク様」
「うむ。そういえばな、密偵から誰一人としてスヴェンの屋敷に入ることが出来なかったと報告を受けたらしくて、ふふっ……、出がけに父上が、子供のように椅子へ八つ当たりしていてな……ふくくっ……」
「あ~……」
悪意があると、入れないってルチ様が言ってたもんね。思わぬところで有効性が実証されてしまった。
「帰ったら、ルチ様をうんと褒めておきます」
「とにかく、ヴェルンヘル。この屋敷とリヒくん、君の家族が害されることはないだろう。ヴェンには都合の悪いことは何でもわたくしの魔法だと説明しておきなさい。そうと決まればいつでも、わたくしがブラウンシュバイクをここへ連れて来るよ」
「分かりました、ベステル・ヘクセ殿。なるべく早くが良いですな」
「お前さえよければ、これから連れて来るよ?」
ルクレーシャスさん、一国の公爵をお前呼ばわりはいけません。でも一国の公爵をお前呼ばわりできるのも、この世界にルクレーシャスさんしかいないわけで。
「ルカ様、エステン公爵様にも都合というものがあるのですよ?」
「いや、スヴァンテ君。私が屋敷に居るうちがいいだろう。頼めますか、ベステル・ヘクセ殿」
「分かった。じゃあ、行って来るね。スヴァンくん」
言うなりルクレーシャスさんの足元に魔法陣が広がった。空へと向かって徐々に小さくなった魔法陣が、集約していく。魔法陣が消えた後には、ルクレーシャスさんが座っていた場所のテーブルクロスがはためいていた。
「……すっげぇ! ルクさん本当に魔法使いだったんだな! ただの年中お菓子食ってる居候じゃなくて!」
「ぶっ! こら、ローデリヒ! ベステル・ヘクセ殿に失礼だろう!」
「あはは! リヒ、それはオレもそう思っていたところだ」
和やかな雰囲気になったが、ぼくは話題を戻す。体ごとエステン公爵へ向き直った。
「それから、リヒ様には普段通りに過ごしていただきたいのです。ぼくらの企みは、あくまでもぼくが主導でジーク様と行っているもの、と。ですので、エステン公爵閣下もできれば周囲にはそのように振る舞ってください」
「……君は、巻き込まれたのだぞ……?」
エステン公爵はよく分かっている。この件で一番割を食ったのはぼくだ。一番危険なのも、ぼく。けれどもう、後には引けない。
「でもきっと、相手はぼくを目指して来ます。ぼく、自分のことならなんとかできるんですけど、リヒ様とは一緒に暮らしていませんし、守り切れる自信がありません。だから、お願いします」
「……息子が、軽率で済まない……」
本来ならエステン公爵家の後ろ盾を得て社交界デビューなんて、有り難いことこの上ないが今回に限っては利益よりリスクがデカすぎる。代償がミレッカー宮中伯家の陰謀に巻き込まれる、とあっては命がいくつあっても足りない覚悟をするべきだ。その上、イェレミーアスたちへの出資を誰かが補ってくれるわけでもない。エステン公爵が謝るのも当然なのである。
「いいえ、エステン公爵閣下。おかげでこうして、閣下とご縁ができました。どうか、これからもお力をお貸しいただければ幸いです」
「ヴェルンヘル。オレからも頼む。オレの軽率さがスヴェンを巻き込んでしまった。お前が責任を感じる必要はない。だが、どうかスヴェンを助けてやってくれ。頼む。そのためなら、いくらでもオレの名前を使って構わん」
「……そんな……君は、それでいいのか?」
エステン公爵はまっとうな「親」の顔でぼくを見た。ああ、この人なら信じていいだろう。にっこりと微笑んで見せる。
「大丈夫ですよ。ジーク様は、ぼくがこれからこき使う予定ですから」
「う……うむ……。お手柔らかに頼む……」
「手加減なんか、しませんよ?」
命がかかっているかも知れないからね。割りと真顔で言ったぼくに、ジークフリードは少しだけ不安な表情をした。ジークフリードとぼくの間に、小さな光が点る。そこを起点に、魔法陣が展開されて行く。
「ただいま」
魔法陣から現れたルクレーシャスさんの手には、茶色い髪の男性がぞんざいに摘まれている。重力に耐えきれなくなった男性は、床へどさりと落ちた。ぴくりとも動かない。
「……まさかルカ様……殺してしまったんじゃないでしょうね……」
「……まったく、君はわたくしを何だと思っているんだい。うるさかったから、気絶させただけだよ。人聞きの悪い」
「日頃の行いのせいですからね、ルカ様。エーベルハルト卿をブタに変えようとしていたこと、ぼく忘れてませんよ」
「んふっ」
ジークフリードがお茶を零しそうになっていた。吹き出さなかっただけまだ偉い。メイドが慌ててタオルを持って来る。ジークフリードはタオルを受け取って、自分の口の周りを拭いている。
「……んんっ……、ほら、スヴァンくん。こいつが自殺できないように、加護を付与しておきなさい」
「ごまかした」
「ごまかしたな」
「ごまかしましたね」
「ごまかしましたな」
ルクレーシャスさんへツッコミを入れたぼくたちとは打って変わり、イェレミーアスと、ヨゼフィーネ伯爵夫人、それからベアトリクスは床に転がった男を一切の感情が削げ落ちた瞳で見つめていた。ブラウンシュバイクを目にした途端、罵るかと思った。だが三人は帳を下したように無表情だ。だからこそ、彼らの胸の内は計り知れない。ここはさっさとブラウンシュバイクを見えない場所へやってしまうに限る。ぼくはエステン公爵へ尋ねた。
「エステン公爵閣下、ブラウンシュバイクをどちらへ収監しますか」
「あ、ああ。ルーペルト、牢へ入れておけ」
「かしこまりました」
執事が出て行ってしばらくすると、騎士たちがやって来てブラウンシュバイクを連れて行った。
「ブラウンシュバイクはいつ頃、目を覚ましますか? ルカ様」
「一時間もすれば自然に目を覚ますよ」
「二、三日は食事だけ与えて放置しておきましょう。彼にはここがエステン公爵邸であることを悟られないようにしてください。三日後、ぼくが話を聞きに来ます。本当に黒幕がミレッカーなら、ここが皇都でエステン公爵家だと知れば連絡を取ろうとするかも知れません。今はまだ、ブラウンシュバイクに対して情報を遮断して混乱させておいた方がいい。ハンスイェルクが口封じに来たと考えるなら、そうさせておきましょう。もしそのようなことを言ったならば、エステン公爵閣下がブラウンシュバイクを助け出した、ということにして情報を引き出せばよいのです」
「天使さまみてーな顔しておっかねーなぁ……」
ローデリヒがぼそりと呟く。ジークフリードが苦笑いした。
「摘み取る時は、一つ残らず根こそぎ絶やさねば意味がないのですよ、リヒ様」
例え謀られたのだとしても、この人が協力しなければラウシェンバッハ伯爵が殺されることはなかっただろう。だからこそ、ブラウンシュバイクを謀った人間を許してはいけない。だからこそ、ハンスイェルクを唆した人間をそのままにしてはいけない。だからこそ、どのような理由があろうとも愚かにも唆され、加担した者を許してはならないのだ。椅子を降り、イェレミーアスの横へ立つ。膝で握り締められた拳へ手を置き、寄り添う。
「絶対に、一人残らず償わせますから。だから少し、お部屋で休ませてもらいましょう? イェレ兄さま、ヨゼフィーネ様も、ベアトリクス様も」
きっと、ここでは泣けないから。ぼくの考えを汲んだのか、エステン公爵夫人がヨゼフィーネの肩を包む。
「さ、案内するわ。ヨゼフィーネ、ベアトリクス」
二人はまるで影のように立ち上がった。ぼくとイェレミーアスに歩み寄って来たメイドが、深々と頭を下げる。
「さ、お二人もお部屋へご案内いたします」
「ええ。お願いします。ジーク様、ぼくらは失礼しますね。お見送り、できないかも知れませんので今ご挨拶させてください。お気を付けて」
「ああ……気にするな。オレは適当に帰る。二人とも、今日は休んでくれ」
イェレミーアスのために用意された客間へ案内してくれたメイドに尋ねると、ぼくの部屋は隣だと言われた。まるで水の中を進むように足取りの重いイェレミーアスを、とりあえずソファへ座らせる。黙って隣へ座り、膝へ置かれた手を握る。しばらく無言で己の膝へ置いた手へ目を落としていたが、搾り出すようにイェレミーアスが言葉を吐き出した。
「……父は、私が初めての狩りで獲物を捕まえた時、本当に嬉しそうに才能があると褒めてくれた。バルテルにだって、叔父へだって、他の家臣と同じに公平に評価していたけれど、それでも他とは違う信頼を示していた。家臣を思い、領民を思い、最善を尽くしていた。自慢の父だった。だから私は、父にとって自慢の息子でありたいと願った」
ただただ、頷く。何を口にしても、無責任な他人の意見でしかない。イェレミーアスの想いをぼくが知ることはできない。ぼくはイェレミーアスではないから、彼の痛みを一つ残らず理解することはできない。
「……父が、何をしたっていうんだ……?」
握った手の甲へ、ぽつりと熱い雫が落ちた。人は人を殺す。事情があってもなくても、他人から見ればどうでもいいことや、逆恨みでしかないことを理由に、人は人を陥れる。復讐せよとも、復讐するなとも、他人に口出しができるだろうか。イェレミーアスの痛みは、イェレミーアスにしか分からないのに。
ぼくの体じゃイェレミーアスを包み込むことができない。けれど手を伸ばした。ぎゅっと抱きしめる。不格好に横から張り付いているようにしか見えなくても、抱きしめる。一人にしないことくらいしか、ぼくにはできないから。
「どうして……っ」
その疑問もまた、同じだ。どうして「そう」したのか。行動を起こした本人の口から理由を聞いたとして、本当にそれを理解することはできない。何故なら、どうやっても当人にはなれないのだから。
だからこそ、苦しいのだ。だからこそ、どうしても理不尽に奪われた命とあるはずだった未来を、思いを、消せないのだ。
ぼくの胸へ縋りついた、イェレミーアスの頭を包み込む。ピンクブロンドの髪を小さな手で撫でる。この時ほど切実に、大人の体だったらと願ったことはない。
ぼくの胸に嗚咽を滲み込ませるイェレミーアスの頭を、ぼくはいつまでも静かに撫で続けた。
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