京大病院西病棟の精神科閉鎖病棟生活が、夏の青春の一ページに組み込まれたことは間違いがなかった。

──『三人子どもがいれば大学が無償になります』──

☆☆☆


 2023年12月7日(木)。21時10分。


 こんにちは。井上和音です。


 冒頭言はインターネットで流れた岸田政権の政策らしいですが、NHKnews7でも報道1930でも音沙汰なしだったのでデマ情報だと信じます。


 このニュースを聞いた時には「遂に狂ったか岸田あ!」と。別に悪い意味で言っているわけではなくて、個人的にはライフプランニングを考える上でドラスティックな変化をもたらす政策になると思いました。


 やっぱりファイナンシャルプランナーなんて無意味だよ。三人子どもが居たら大学が無料になるなんて。ファイナンシャルプランナーもファイナンシャルをプランできないよ。ファイナンシャルプランナーの資格は持っていませんけれども。


 流石に条件は厳しくなっていくでしょう。ありえません。日本維新の会の公約では教育費全額無償化を掲げていると思いますが、まあ無理でしょう。どんな未来になるのかは分かりませんが。


 統合失調症っぽいことを言うと、「私に早く結婚して子どもをつくってくださいな」と後押しを受けているように感じます。子どもをつくったら人生は終わりだと思っています。終わりって終了って意味ではなくて、やるべきことは終わったのであとは粛々と生きていこうという意味です。子どものために。家族のために時間とお金を割いて人生は続いていくのでしょう。


 それが普通の幸せなのですからね。愛する人しかいない家庭の状態ってどんな感じなのでしょうかね。天国でしょうか。何をしても許してくれる人しか周りにいない人生ってどんな感じなのでしょうか。なかなかに想像にし難い人生ですね。


 まあ。結婚は出来ませんが。多分。


 意味のない文章が続いていますね。


 昨日精神科に行ってかかりつけ医の方に「立ちくらみと眩暈めまいと眠気がひどいです」と言ってみたところ「みんなそうですよ」で終わりました。Q.E.D. 終わり。確かにそうですねと納得しました。あんまり薬に頼っても仕方がないことは分かっています。「頭痛がひどい」と言ってカロナール錠を飲んだところ寒気で早退したことを思い出します。自分に都合のいい薬などそもそも無いんですよ。自律神経失調症くらいでぐだぐだ言っている場合ではありません。自律神経失調症を自律神経失調症ぐらいでと言っているのは、統合失調症がどれだけヤバい病気なのかを物語っています。発達障害と分かった時も、コンサータ錠を飲めば普通に生きれたので障害者手帳を取るつもりも、医者から取ったほうがいいとも言われずに普通に生きていくつもりではいましたからね。統合失調症はヤバかった。


 私の場合は本物の統合失調症なので。本物のって未だに付けるところがね。おかしいのですよ私の場合の統合失調症は。同志社大学に行っていたら周りがおかしくなるって意味が分からないでしょ。急に大学に行きたくなくなって、引きこもっていたら精神科か心療内科に連れて行かれて「統合失調症の陰性症状の疑いがあります」とかではありませんからね。テレビが暗号を伝えているかのような状態に陥ったし、集団ストーカーもありましたからね。「あったのです! 本当なんです!」と言っても「あなたがおかしいです。以上」で私の脳みそがおかしいということで片付けられて、病名統合失調症。幻聴は今も常に聞こえていますけれどね。


 幻聴くらいだったら普通に生活していけるとは思いますけれどね。


 これは自論で流してもらって構わないのですが、統合失調症の陰性症状の半分くらいは、向精神薬の過剰摂取による副交感神経系の過剰な優位状態が続いているからだと思いますけれどね。それを声高々に言ってしまったら「統合失調症の陰性症状は向精神薬を飲まなければ良くなるんだな!」と、本音を言えば合っていることも、飲まなくなってしまって陰性症状どころか、鎮静作用が失われて暴れ回る、叫び回るようになってしまったら本末転倒なところはあります。


 EVERY SUNDAY AFTERNOON という曲がありますが、その曲を仕事中に思い出していました。まあ、望まぬがな、精神科閉鎖病棟生活は EVERY SUNDAY AFTERNOON な時期ではありました。ただし液体のリスパダールを大量に飲まされていたので腰がむずむずして歩き回るしかできませんでした。コンサータ錠とブリーズライトとナシビンという、発達障害の薬と鼻炎アレルギーの薬があれば楽しめた可能性はあります。楽しめるわけないか。毎日がテレビからの暗号との戦いだったし。窓の外へは一歩も出られないし。


 ただ、天下の京大病院西病棟だけあって、勉強コーナーという部屋があってそこに漫画や大学受験の参考書などが大量に置いてありました。漫画と言っても、適当にばらばらと数巻が置いてあるのではなくて、最終巻まできっちりと置いてありました。『のりりん』『アラクニド』『CITY HUNTER』『ReBorn!』『大学への数学』『京都検定試験テキスト』『海辺のカフカ』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『(あるいは)SFのある風景』『可憐百景』。


 流石は京大病院西病棟ですね。『(あるいは)SFのある風景』は表紙の透明感に驚きました。表紙のイラストが好きでした。透明感のある夏のイラスト。京大病院西病棟で初めて出会ったので、今検索しても当時を思い出しますね。当時も5月から8月までの夏でした。精神科閉鎖病棟が青春の一ページと思うとちょっと特殊な感じはしますが。忘れられない青春の一ページだったことは変わりありません。


 EVERY SUNDAY AFTERNOON。EVERY SUMMER DAYS。毎日が空調の効いた部屋で、概念の夏を研究所の中から覗き込む。世界はそこから始まったのかもしれませんね。

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