サイレント・ライン

 時間は少し遡る。

 出撃をし、地上から飛び立って、時間が少し経った頃か。

 現在、マーティネスアジア圏支社まで――そして、敵がこちらを補足する範囲まで、もう間もなくの地点だ。

 キャノピィ越しに、遥か遠くから光が見えた。

 地上の灯。

 目的地、その街の明かりだ。


「こちらドギー1、ライナー2-1到着、指示を」


 事前にブリーフィングで決めていた、作戦領域の座標識別コードを用いて、大羽に作戦領域に進入したことを伝える。

 AWACSである大羽は、ここよりも上空の別の場所で、作戦領域全体を監視中だ。


「こちらウルフ4、了解ラジャー、確認した――少し待って」


 大羽から返信が入る。

 が、その答えは予想に反し、少し手間取っているようだった。

 トラブルだろうか?

 少し間を置くと、彼女はその手間の原因を伝えてきた。


「ルート上に生体反応を検知。支社ビルの上層階に人、複数いる」

「はぁ? 話と違うじゃん」


 大羽の話に、落花が思わずといったように反応した。

 だが、彼女のそのリアクションは妥当だろう。


 ブリーフィングにて、避難は既に完了している、という話を聞いたわけだが、どうにも現実は違うようだ。

 支社ビルの上層階にいるというところから見て、マーティネス社の関係者なのは間違いないだろうが。


「ランバーの電子攻撃を受けて、閉じ込められているとか?」

「いや、停電している様子はない。エレベータも動いていると見ていい」


 落花の仮定を、しかし大羽は否定した。

 となると、意図してそこに残っていると考えるべきだ。

 なぜかは、わからないが。


「ウルフ4、そこにいる連中に連絡できる?」


 と、天神が支社ビルに通信を試みるよう大羽に提案した。


「少し待って」


 無線越しに電子音が聞こえた。

 恐らく専用の電子機器か何かで、領域内の精密検査をしているのだろう、というのが予測できた。


「……ダメだ、反応なし。というより、拒否してる」

「そんな、なぜ?」


 大羽から帰ってきた返答は、意外な内容だった。

 さしもの天神も、その答えには困惑の声を出した。

 通信ができないというのなら理解できるが、拒否している、というのだ。

 それはつまり、ランバーの仕業ではなく、その場にいる人間が、こちらとのコンタクトを拒んでいる、ということを意味する。


 解せない。

 この緊急時に、仕事でもしてるというのか。


「どうでもいいだろ、今は」


 すると、無線にそんな声が割り込んできた。

 声の主は、駆藤だ。


「必要なのは、この事態に即した対応だ。原因は今どうでもいい、違うか?」

「……ウルフ3に同意する。ここで止まって考えてられるほど、燃料に余裕はないぞ」


 駆藤のその意見は、俺もその通りだと思って、だからそう同調した。

 数回一緒に作戦をこなしてわかってきたが、彼女の考え方はとてもシンプルだ。

 まずどう動くかを決めて、実行する。

 バックグラウンドにある企てや思惑は、やるべきことをやった後で考えればいい。

 それで上手くいかなかったら、それまでだ。そういう考え。


 どうにしろ、今回の作戦は、いろいろな意味でスピード重視だ。

 企業人たちの図り事に付き合っている暇は無いと言えるだろう。


「……まあ、もっともね」


 少し間をおいて、しかしそれ以上は観念したのか、天神は賛成の意を示してくれた。


「ウルフ・リーダーよりドギー1、進入ルートを変更、ウルフ4から情報が送られ次第、行動に移れ」

「こちらドギー1、了解」

「リリア」


 天神が大羽に、変更後ルートの算出を求めるため呼びかける。


「もう送った」


 と、大羽からの返事。

 その言葉に嘘はなく、直後、レーダーマップに記されていた、進入ルートの道筋が変わった。


「無人のブロックを確認。ライナー9-4を経由の後、トレボー5-3にて、『プレゼント』を」

「こちらドギー1、ライナー9-4、トレボー5-3了解ラジャー。アグレッション・レディ」


 彼女からの指示内容を復唱した後、全体に符丁であるその言葉を発し、進入準備が完了した旨を伝える。

 無線のノイズに混じって、息を吐く音が聞こえた。

 緊迫した、覚悟を決めたようなその音は、誰のものだったのかは、わからない。


「スタート・アグレッション」


 天神から、符丁への返し。

 やれ、という意思表示。


「ウィルコ」


 そう言って、俺はメインディスプレイを操作する。

 『EAPS』と書かれたモードを選択、起動準備へ移行。

 ライカには、アフターバーナーを超えた推力増強装置がある。


 EAPS。

 正式名称、緊急時推力増強システム。

 主に、広範囲攻撃からの緊急退避や、異常に速度の速いランバーを迎撃することを想定して開発されたものだ。


 ライカの対ランバー対策は、何も電子攻撃対策だけではない。

 当たり前のことだが、ランバーに対抗するためには、ランバー以上の性能がなくてはならない。

 EAPSは、そんな能力の一つだ。


<ACCEPT:EAPS>


 ライカから、モード変更を受理したことを示すメッセージが送られる。

 コクピットの後ろ側から、僅かな振動を感じた。

 これは、ライカの機体がEAPSモードに移行するための、変形機構が動いているためだ。


 普段は斜めに傾いている垂直尾翼が、水平になり、主翼と一体化する。

 カナードもまた、極超音速下でもげないように、折りたたまれる。

 変形完了。

 メインディスプレイに、文字が表示された。


 S.C-RAM ACTV


 スクラムジェット機構の稼働を確認。

 悲鳴のような吸気音が、キャノピィとヘルメットを通り越して、耳に響く。

 レーダーを確認。

 機体のポジションを微調整。

 通過地点ライナー9-4、投下地点トレボー5-3が直線上に重なるようにする。


 突入準備完了。


「帰ったらオーバーホールだな、ライカ」


 そんなことを一人で呟いた。

 本当はこんなモード使いたくはないのだが、今回は仕方がない。


 俺はふと、今日のブリーフィングのことを思い出した。

 理事長の作戦を聞いたとき、あの爺はやはりイカレてると思った。

 タヌキ爺かと思っていたが、とんだ勘違いだ。

 そんなものより数段たちが悪い。


 今回の作戦である『スプリング・クリスマス』において、もっとも障害となるのは、こちらに対して猛攻を仕掛けてくるブラックフットなのは、今更言うまでもないだろう。

 広範囲に及ぶ索敵範囲にひとたび入れば、ミサイルや機銃が雨あられとなって、地上から空へ降ってくる。

 補足されたら最後、攻撃範囲を出る以外に、攻撃を避ける方法はない。

 そんな難攻不落な街の『壁』を、どう突破しろというのか。


 至極単純だ。

 補足される前に突っ切ればいい。

 それが、今回の作戦だ。


 EAPS RUN


 侵してはならない領域。

 そこに、最高速度で突っ込む。



「突入開始」



 増槽を切り離し、機体が急加速する。

 空気の層を叩きつけられるような轟音。

 瞬間、身体がシートに押し込まれる。

 凄まじいGだ。

 腕のひとつすら下手に動かせない。

 まるで見えないプレス機に潰されるような、そんな痛み。


「ブラックフット起動」


 大羽から無線が入る。

 動き始めたらしい。

 だが、もう遅い。


 機体がさらに加速する。

 亜音速から超音速に。

 超音速から、極超音速へと。

 機体がきしむ。

 ピッチを少しでも上げれば、あっという間にバラバラになってしまうだろう。


 現在、6799km/h

 まだだ。

 まだ速くなれる。

 全速で突っ切るんだ。


 見ると、あんなに遠くに見えていた街の明かりが、あっという間に迫ってくる。

 光の海のように、極超音速の中でそれは、ぼやけて見えた。


「ライナー9-4通過」


 大羽から、チェックポイントの通過を告げられる。

 ここまでくれば、もう少しだ。


「ぐッ……」


 思わず、そんな声が漏れる。

 耳を澄ませば、機体の軋む音も段々と大きくなってきている。

 思った以上に限界が早い。


「まだか!?」


 駆藤からの無線。


「もう少し!」


 それに答える大羽。

 どちらも、ひっ迫した声だった。

 当然だろう。

 俺とライカが速度に耐えきれず、バラバラになった時点で、この作戦はお終いなのだから。


 現在、8853km/h。


 金属が焦げ付くようなにおいが、コクピットの中にはいってくる。

 俺もライカも、そろそろ限界だ。

 もう少しだ。

 もう少し――。


「ブラックフットパス! 繰り返す、ブラックフットパス!」

「ッ……了解!」


 大羽の報告に、即座に身体が反応する。

 ブラックフット通過。

 進入完了。

 ふざけたクルージングは終わりだ。

 EAPS解除。

 エアブレーキ作動。

 急減速。


 レーダーを確認。

 トレボー5-3まであと。

 3、2、1――。


「投下、今!」


 大羽の無線とほぼ同時に、トリガーを押した。


 AB-12 DROP


 『プレゼント』投下。

 4つのなんでも弾が、街の光の中へと、落ちて行く。


 瞬間、アラート。

 熱源反応、ミサイル。

 ブラックフットじゃない、ランバーのものだ。


 狙いは、ライカじゃない。

 俺たちが放った、『プレゼント』だ。

 奇襲してきた戦闘機を無視して、放った無誘導弾をわざわざ狙うということは。

 連中も気づいたのだ、あれの中身を。


 そう思いながら、再び、ブリーフィングのことを思い出した。

 理事長の作戦は、確かに効果的だろう。

 ライカが進入する分には、これ以上ない作戦だ。


 だが、では、フェアリィはどうやって入るのか。

 確か天神が、そんな疑問を理事長に投げかけた。

 すると彼は言った。

 『プレゼント』だ、と。


 意識を記憶から、現在に戻す。

 見ると、ミサイルが、なんでも弾のひとつに迫ってきていた。


 しかし、それは急に直撃ラインを逸れて、明後日の方向に飛んで行った。

 これは、そう、『プレゼント』が装備している、DIRCMの効果だ。


「オープン・プレゼント」


 俺が全体に向けてそう言った瞬間、なんでも弾が、空中で爆ぜた。

 少量の火薬の煙が空中に舞う中、その中から、『それら』は出てきた。


 それは皆、コウモリのような翼を翻す。

 純白のブラウスに、漆黒のコルセットスカートを重ね。

 すらりとしたロングブーツのようなそれは、しかし歩くためではなく、空戦に最適化するためのもの。

 その腕には、そのメルヘンチックな様相に似つかわしくない、重々しい機関銃を持っている。


 ランバーを殺すために造られた、機械仕掛けの妖精たち。

 フェアリィ達が、夜の街に顕現した。


「ウルフズ、エンゲージ」


 4つのうちの一つ。

 絹のような白く長い髪が、街の光を受け、遠くからでも輝いて見える。

 それを靡かせ、天神はウルフ隊の戦闘開始を宣言した。

 その声に応えるように、他の3人のフェアリィ達であろう光が、天神の下に集まってゆく。


「各員、ダイヤモンドを組め。ランバーを叩く」


 天神の指示に、3人は了解と発する。

 4人はひし形に編隊を組み、夜空を駆けて行った。

 プレゼントは無事、街に届いたわけだ。


「あのさぁ……」


 すると、無線からそんな声が聞こえた。

 ややグロッキーにも感じるその声色は、落花のものだった。


「こちらドギー1、なんだ、トラブルか?」

「トラブルか? じゃあないんだよ!」


 彼女は俺の返答にどうやら怒ったらしく、そんなことを言ってきた。


「なんなのさ、あのバカみたいな速度! なんでも弾の中で潰れて死ぬかと思ったんだけど!」

「い、生きてる。お姉ちゃん、私生きてるよ……」

「もう二度とごめんだ……」


 どうやらなんでも弾の乗り心地が悪かったことに対する文句のようだ。

 落花のそれに同調するように、レイと駆藤もか細い声を上げた。


「今日ほどAWACSで良かったと思えた日もないね」


 と、大羽は苦笑いしながら言った。


「私もAWACSの資格取ろうかなぁ……」

「空の旅はお気に召さなかったみたいだな、お客様?」

「星1だよ! レビューサイトでボロクソに書いてやる!」


 俺の軽口に、落花はそう言った。

 そりゃあいい。そう思った。


「フェアリィは、宇宙空間でも生きていられるって聞いたぜ? マッハ7強くらい、なんてことないだろ」

「生きていられるだけで平気なわけじゃないの!」


 そういう割に、声を聴く限り落花は元気そうだ。

 何よりである。


「文句は作戦立案者に言え。それに全部ブリーフィングで事前に伝えられてただろうに」

「言われたけども、もう少し耐G素材詰めるとかで快適にできなかったの?」

「次回からは入れるように言ってみろよ」

「二度とごめんだね、こんなの。平気そうなニッパーくんが怖いよ」


 平気なものか。

 いくら改造人間とは言え、あんな速度で飛んで負荷がかからないはずがない。

 おかげでライカは帰ってから大整備が必要だろうし、俺も精密検査を受けなきゃならんだろう。

 下手すりゃ帰ったら、また数日ベッド生活かもしれん。

 二度とごめんだ。ということに関しては、俺も落花に諸手を挙げて賛成したいところだ。


「ほら、楽しいお喋りはそこまで。来るわよ」


 すると、天神が俺たちにそう言った。


「なんでナナさんはピンピンしてるんですか……?」

「隊長も化け物なんだよ」


 他の3人とは違って、平時と全く変わらない天神に、レイと駆藤は引いているようだった。

 さすがに、最強の妖精と呼ばれるだけはある。

 タフネスさは桁違いらしい。


 さて、天神の言う通り、これ以上無駄話をしてるわけにもいかないだろう。

 俺もフェアリィ達を街に届けてハイ終わり、というわけではない。

 彼女らの援護が残っている。

 ブラックフットが稼働している以上、街に閉じ込められているようなものなので、ランバー殲滅を援護しつつ、ブラックフットを動かしているやつを殺さなきゃいけないのだ。


 EAPSによって変形していた部分が戻り、通常の戦闘モードに切り替わった。

 それを確認した後、バンク。

 方向転換し、フェアリィ達についてゆく。


「それで、ウルフ4」


 と、天神が大羽に無線で話しかける。


「ブラックフットを操ってるやつの、目星はついた?」


 大羽はブラックフットが起動してからずっと、それを操ってるやつの発信源を探っていた。

 本当は突入前に発信源を特定して、そいつに直接ミサイルでもぶち込めれば、それが一番簡単だったのだが、そう上手くいくものでもない。

 突入前のブラックフットはオフの状態だったので、起動を誘発してから探るしかなくなってしまったのだ。


 とは言え、もうブラックフットは動いている。

 大羽が悪さをしているランバーを割り出すのも、時間の問題といえるだろう。


「……特定した――いや、これは」


 予想通り、早くも発信源を割り出した大羽。

 しかしその声は、困惑の色が強く出ていた。


「そんなバカな、なんで――」

「リリア、どうしたの? 異常を感じたならすぐに報告を」


 大羽の様子を、天神もただ事ではないと感じたのだろう。

 少し緊張した様子で、大羽に詳細を問いただしていた。

 すると、大羽は、信じられないものを語るように、答えた。


「ランバーじゃない」

「え?」

「ブラックフットは、ランバーの支配下にない。正当な管理者――マーティネス社の下で、正常に動作している」


 それを聞いた天神の、息をのむ音が無線越しに聞こえた。

 他の隊員も言葉を失っているようで、その息遣いから、天神と同様困惑しているのがわかる。

 それもそうだろう。

 ブラックフットはランバーじゃなく、正常に、通常通り、人間が管理していた。

 それはつまり――。


「マーティネス社が、ライカを狙ったってことか?」

「……集まった情報からは、それ以外考えられない」


 俺の問いに、大羽は言いにくそうにそう答えた。

 俺はさらに詳細を聞くべく、彼女に質問した。


「発信源の場所は?」

「支社ビルの上層階。さっき、人がいるって報告した場所だよ」

「了解」


 それだけ聞ければ十分だ。


「何をするつもり?」


 と、天神が聞いてきた。


「決まってる」


 俺はそれだけ答えた。

 何の思惑があるかは知らないが、ライカを狙った以上は敵だ。

 ランバーだろうがUAVだろうが、人間だろうが関係ない。

 敵には、それなりの対処をする。

 それだけだ。


「待ちなさい」


 そう考えていると、天神はそう言ってきた。

 なぜか少し焦っているような、そんな感じ。


「念のため言うけど、早まったことはしないで」


 そこまで聞いて、ようやく彼女の言いたいことがわかった。

 早まったこと、とは恐らく、俺が支社ビルに向けてミサイルでも打つんじゃないか、ということでも危惧したのだろう。


「しないさ、さすがに」

「本当に?」

「……ああ」


 してやりたい気持ちは大いにあるが、さすがに考えなしにそれをやるほど向こう見ずでもない。

 それに、まずはエリア内にいるランバーを堕とすのが先だ。

 その後ゆっくり、マーティネス社の相手をすればいい。


「口調が怖いよ、ニッパーくん」


 すると、落花がそう言ってきた。

 そうは言われても、特に怒鳴ったりしていたつもりはないのだが。


 そう考えていると、天神は呆れたようにため息を吐いた。

 それは何に対してものだろうか。


「……まあ、放置することが出来ないのは、間違いないわね――ウルフ・リーダーより各員」


 すると、天神は全体に対し、新たな指示を出した。


「エリア内にいるランバーを一掃後、マーティネス支社上層階に向かう。ブラックフットでこちらを狙っていた以上、向こうがどのような行動に出るかわからない。細心の注意を」

「り、了解!」

「りょーかい」

「了解、舐めた真似を……」


 天神の指示に、レイ、落花、駆藤がそれぞれ応答した。


「了解」


 俺もそれに倣い、天神にそう返す。


「各員、行動開始」


 それを最後に、俺たちは口を閉じ、ランバーへと向かった。

 ランバーは問題ない。

 このくらいの数なら、油断しなければ確実に殲滅できるだろう。


 問題はその後だ。

 フェアリィ達も俺も、この場にいる誰も経験したことがない戦闘。

 恐らく、交渉の真似事を、することになるのだろう。

 下手をすれば、初めての対人戦になる。

 楽しいお喋りの始まりだ。

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