第一章・第五十三話 Happening(ハプニング)
930 なんか胡散臭ぇんだよなぁ
シーズン9【真琴と眞子の文化祭再び編(*'ω'*)】スタート♪
第一章・第五十三話 Happening(ハプニング)が始まるよぉ~~~♪
(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
***
『他人のイチャイチャ姿を見せ付けられんのってホントウザイよな。特にこちとら、奈緒さんがアメリカに行って居ねぇのに』
はいは~~い、どうもどうも。
数日前にアメリカでの昏睡状態から復活して、故郷の日本に帰って来ても奈緒さんが居ねぇ状態の……悲しいオィちゃんだよぉ~~~~。
更に、日本に帰って来たら帰って来たで。
俺のクローンを名乗るメッチャ可愛い謎の女の子が居て、全く持って意味の解らずに大混乱中のオぃちゃんだよぉ~~~~。
序に言えば。
何故か、その可愛い子が、大悪党にして魔界の最狂大魔王の崇秀の彼女に成ってると言う、正に全部が全部、訳の解らないオぃちゃんだよぉ~~~~。
……ってかよぉ!!
だから!!本当に、なんなんだよ、これはよぉ?
楽しい理科の実験の話か?
それとも学問のレベルを上げて、科学の実験の話か?
つぅか!!どこの三文スペース・ファンタジィーの話やねん、これ?
日本に帰って来て以来、なにもかもが、マジでもぉ意味がわかんねぇぞ!!
……って言うかよぉ。
奈緒さんの家で崇秀に聞いたあの話って、本当の本当にマジなのか?
あんな某未来から来た某4次元ポケット装備した某猫型ロボットの某ドラえもんにしか出来ねぇ様な荒業が、この現実世界で有り得るのかつぅのな?
ありゃあ、なんかの性質の悪い夢物語でも語ってたんじゃねぇのか?
あの馬鹿、実は、寝ながら寝言を喋ってたんじゃねぇのか?
どうにも納得しきれねぇ。
……だってよぉ。
あの馬鹿が言ってたクローンって言やぁ。
此処最近発表(1999年)された『最新のクローン技術』って言うのでも、漸く『羊のクローン』を作る事に成功したところで、人への運用するには、まだまだ実験を繰り返さなきゃいけない様な代物だし、なにより、それをするのにも人権問題がある。
それを、イキナリ実践投入されたって言っても、あまりにも無理がねぇか?
それにだなぁ。
例えそれが、先行技術か、なんかで出来たとしてもだな。
敢えて、俺の人体を使って眞子のクローンを練成するって……そんな無茶が許されるのか?
まぁ……現実的な話だけを、真正面から直視して捉えればだな。
あの眞子って子が、この世に存在する以上、この有り得ない様な事実も、まさに有り得る事実には成っちまう訳なんだろうけどよぉ。
此処に馬鹿秀が噛んでるだけで、なぁ~~~んか、どれも、これも胡散臭いんだよなぁ。
そりゃあな。
ナンデモカンデモ疑って掛かってたんじゃ、全てが偽装されてる様な気分になるから、決して良くはねぇよ。
それに、実際の話で言えば、俺も、あの馬鹿を信用してねぇ訳でもねぇんだけどよぉ。
だからと言ってだなぁ。
生まれた時から、俺の中に女の子が居て。
その子に、俺の細胞で造ったクローンの体を与えたから、今此処に眞子が存在するって言われてもだなぁ。
ヤッパ、ちょっと浮世離れし過ぎてねぇか?
……まぁ、その、なんだ、なにが言いたいかって言うとだな。
そんな成功云々よりもだな。
『人として、どうなんよ……それ?』
流石に、ヤクザモドキのオィちゃんでも、これバッカリは、どうにも、やっちゃイケネェ様な気がしてなんねぇんだけどなぁ。
あれってよぉ……倫理的にセーフな話なのか?
完全にOUTな方向なんじゃねぇの?
まぁ……そうは言ってだな。
理由は、どうあれ、世の中に美少女が増える事は、オィちゃんにとっては大いに結構な事だから、あの眞子って子の存在は完全にOK。
イケメンが増えたのなら、それはただの迷惑でしかないが。
美少女が増える事は、彼女達が存在するだけで俺の目の保養に成るからな
だってよぉ。
アイツは、クローンうんぬんかんぬんを抜いても、マジで可愛い面してるしよぉ。
真面目な性格なのに、どこか少し惚けた様な天然の性格も良いし。
それに、スポーツも万能で、頭も良いみたいだし、学校のみに留まらず、何所の誰に聞いても高評価な奴だからな。
しかも、その万能美少女が、俺と血を分けた姉弟同然の存在なんだから、寧ろ、存在してはいけない理由すらない。
だからアイツは、この世に存在して正解だ。
ただな……そんな眞子に一言だけ言わせて貰うとしたらだな。
一応、オマエさんはクローンで作られた体って前提があるんだからよぉ。
ちょっとは俺の立場ってもんも考えてくれよな。
そんなにナンデモカンデモ出来てくれるな。
少しは手加減して貰わねぇと、マジで俺の立場ってもんが、何所にも無くなっちまうじゃんかよ。
オマエが、そうやってナンデモカンデモやり過ぎると、馬鹿で糞ヤクザモドキで、なんにも出来無い俺は、存在自体が世間や友達からも忘れ去られた存在に兼ねないからな。
いいな?
存在しても良いけど、ちょっとは手加減するんだぞ……俺の為にも。
……っとまぁ、色々と難癖つけて、此処まで文句を言って来た訳なんだが。
結論から言えば『まっ、良いか』って言う、超いい加減な最終結論に至る訳だな。
何故なら、俺如きアホンダラァが必至に思考した所で、なにも対処出来る筈もねぇし、どうやっても現状が変わらねぇのも事実。
今現在、成ってるもんは、今更どう足掻こうが、どうにもなんねぇしな。
故に、もぉ全部OKだよOK。
胡散臭い部分も加味した上で、もぉ全部OKだよ。
ってかもぉ、わしゃ知らん。
(↑結局、愚痴を言いたかっただけの俺)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【後書き】
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>
こうやって今回から、シーズン9・第一章・第五十三話【happening(ハプニング)】が始まった訳なんですが……
倉津君……復活前と変わらず『冒頭では、恒例の愚痴』をかましてますね(笑)
まぁまぁ、そうは言っても、前回までのお話がお話だけに。
流石に今回の愚痴は同情の余地があると思いますので、その辺は生暖かい目で見守って許してやってくださいです。
ぶっちゃけ、あんな話を真顔でされたら、愚痴の1つも言いたくなる気持ちも解りますのでね。
さてさて、そんな中、次回は。
帰国後、山中君の家に泊めて貰ったり。
眞子の存在が気に成って奈緒さんに家に行ってみたりしてフラフラフラフラしていた倉津君も、漸く、一年の昏睡から目を覚ました設定の元、実家に帰る事に成るのですが。
果たして、そこでは、なにが待ち構えてるのか?
ちょっと意外な展開をご用意させて頂いておりますので。
是非、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
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