完結お疲れ様でした。
今回の作品はまさにバタフライエフェクト、人を蔑ろにした人間の末路とも言える作品でした。
マモンのことを喋らなかったこと、それを主人公は復讐と呼んでいました。
ただ、勇者達の理不尽かつ傲慢な振る舞いを考えれば、主人公が話さないのも当たり前です。
結局、主人公の信頼を得ることができなかったこと、これは勇者達の自業自得だと思います。
マモンとの対決に至るまでの流れ、戦闘シーンについてですが、過去作の描写をいくつか思い出しました。しかし、今作の場合、勇者達の身勝手さ等が特に強調されていたと感じました。
特に勇者達の最期ですが、「虫の勇者」に登場したある2人を思い浮かべましたが、かたや敬意をもって扱われたのに対して、今作では軽蔑をもって扱われていたように感じます。
本来の勇者ゼルと聖女マリアについて、マモンとは戦わずに土下座をしましたが、後に冒険者として活躍することを考えれば、人間面も含めて優秀な人間達だったのではと感じています。
恐らくですが、幼馴染み少女の話を真摯に受け止めていたからこそ、本来のゼル達は必死になってマモンに土下座したのではないでしょうか。
そう考えれば、本編で主人公がマモンのことを話していても、元旦那達の勇者達はまともに聞く耳を持たず、戦いを挑んで自滅していった姿がありありと想像できます。
この作品で「人には誠意をもって接すること」を学びました。
長々となりましたが、意義深い作品を提供してくださったこと、この場をお借りして感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
作者からの返信
いつもコメントありがとうございます。
正に書きたいテーマはそれでした。
前の世界は兎も角、もしこの世界で馬鹿な事をしないで『別の人間』としてみなして話した可能性もあったかも知れません。
虫の勇者も読んで頂き有難うございます。
これからも頑張って書いていきますので宜しくお願い致します。
ありがとうございました。
この作品も楽しませていただきました
自身の行動や心持ちが相手の行動を゙決める←もう少し適切な表現で小学生の頃に担任に言われてました
この勇者と聖女は情けは人の為ならずの逆パターンなのかも知れません
作者からの返信
コメントありがとうございます。
確かに逆パターンですね。
ありがとうございました。