キャラクター紹介5 + 用語紹介

霊樹精エルフの反乱も終わり次章に移ります。

その前に、ここまでの人物紹介をさせて頂きます。

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【主要人物紹介】


・サーシス(スズハ=ゾラ)

 性別:女性

 年齢:85歳

 種族:狐人族こじんぞく霊樹精エルフのハーフ

 一人称:わらわ


キャラクターイメージ

https://kakuyomu.jp/users/kinkuma03/news/16818023211868872543


 ミヤバの腹違いの姉。

 金髪金眼で狐人族こじんぞく霊樹精エルフ、両方の特徴を有した容姿。

 火・風の魔法に加え、死者に熱を与え操る固有魔法、”泡沫うたかたほむら”を行使できるが、本人は『死者を冒涜する魔法』と自らの力を嫌っている。


 元々ゾラ家の正妻の子であったが、ミヤバの母親が嫁いできたことでめかけの子とされた。

 慈しみ深く、他者に愛情を以て接する性格の為、ミヤバとの関係も良好。

 物事を察する能力が高く、それがミヤバの肝心なことを相手に伝えない所謂”察してちゃん”気質を作り上げてしまった原因でもある。

 霊樹精エルフの反乱の際はゾラ家やオルコ家と同族の未来を天秤にかけ、ヨウキョウを亡ぼす為に自らが怨弩えんどやじりになる苦渋の決断をした。

 しかしそれはメルミーツェたちの説得で思い留まった。


 反乱収束後はメルミーツェの目覚めた島に同族ごと移住し、本来望んでいた誰にも命を脅かされない未来を掴み取った。

 花が好きで、同じく植物好きの甥のクレハや妖精族とはとても良い関係を築けている。



・カズハ=ゾラ

 性別:男性

 年齢:93歳

 種族:狐人族こじんぞく霊樹精エルフのハーフ

 一人称:私


キャラクターイメージ

https://kakuyomu.jp/users/kinkuma03/news/16818023212280996481


 ミヤバの腹違いの兄でスズハとは血の繋がった兄妹。

 金髪金眼で狐人族こじんぞく霊樹精エルフ、両方の特徴を有した容姿。

 固有魔法はないが火・風の魔法どちらも熟達した力を持ち、火災旋風を一人で起こすこともできる。


 元々ゾラ家の正妻の子であったが、ミヤバの母親が嫁いできたことでめかけの子とされた。

 苛烈な性格ではあるが、家族には甘いところもあってミヤバには好かれている。

 娘を奪われヨウキョウへの憎しみが限界を超えたこと、

 秘薬(後述)を手に入れたこと、同族に自身と同じ想いをさせない決意から、

『chap.6 たった1日の動乱』の騒動に繋がった。

 反乱収束後はアレクシアの治癒で秘薬の服用からくる死は回避できたものの、意識は戻らないまま眠り続けている。



・カルミア

 性別:男性

 年齢:27歳

 種族:霊樹精エルフのネコ科の魔獣とのキメラ

 一人称:ボク


キャラクターイメージ

https://kakuyomu.jp/users/kinkuma03/news/16818023211925377404


 ヴェルタニア出身で奴隷の子。

 黒髪黒目、霊樹精エルフと猫人族に似た特徴のある容姿。

 風の魔法は使えないが、植物、取り分け樹木を成長・操作する固有魔法が使える。


 見世物として魔獣に犯された母から産まれ、その母親が命を懸けてヴェルタニアから逃がしスズハたちが住む森に辿りついた。

 世界に絶望していた彼を慈しみ、前を向くきっかけを与えたスズハを母のように慕い、スズハからも息子のように想われる関係性となった。


 反乱では同族の為に秘薬を使い、森を成長させ都市の半分を飲み込み霊樹精エルフの戦える環境に変えた。

 結果、力の使い過ぎで命を落とすことになるが、最後に図らずもスズハの本当の望みをメルミーツェに託した。

 作中でメルミーツェの心を大きく動かした人物の一人。



【その他登場人物】


・ラショウモン=オルコ

 鬼人族の男性、ユウカクの配偶者。


 軽いノリの話し方で大柄の体格は冗談のようなタフネスを誇る。

 レイカクのフィジカルと軽い口調は父親譲り。

 愛妻家で子煩悩、護国府では中間管理職で責任ある立場だが、

 家族を優先させ過ぎて違反行動と取ることもある。

 chap.6で本名は明かされていないが、

 後日名前を知ったメルミーツェは「羅生門かよ」と内心ツッコミを入れていた。



 ※霊樹精エルフの特徴

 寿命は不明、作中では現在の暦以前の歴史を知る者もいた。

(少なくとも1,400年以上は生きている)

 種族特有の魔法は風に関するもの。

 マナの補給条件は森林地帯。

 肉体強度が極端に低い代わりに魔法の操作に精通している。

 生まれつきマナの扱いが他種族に比べて得意なことが要因。

 今も『風に愛された種族』と称されるほど、

 特定の魔法に関しては比肩する種族がいない状況だが、

 霊樹精エルフを含む古代種エンシェントはある時期を境に弱体化している。

 本来は現在よりも強力な力を扱えていた。



【用語紹介】


・結界

 怨弩えんどの技術派生の産物で、効果範囲内のマナを乱し魔法を弱体化させる装置。

 核を生成する為に霊樹精エルフの命を犠牲にしている為、霊樹精エルフが蜂起する原因になった。

 ※怨弩えんどについてはchap.4、キャラクター紹介3 + 用語紹介を参照。


・秘薬

 ラミアセプスが持ち込んだ赤黒く血のような液体。

 『秘薬』と称したのは霊樹精エルフで、実際は何なのかは分かっていない。

 マナの出力を限界以上に上げ、魔法を弱体化させる結界の効果を強引に突破する力を得られるが、氾濫した川のようにマナを放出する為、環境によってはすぐにマナが枯渇する。

 通常、マナが不足すると魔法が使えなくが、生命力を代替として魔法を行使しできる効果もある。

 更に使用者は徐々に生命力が削られていき、上記の生命力を代替にするとそれは加速していく。使った者はその時点で遅かれ早かれ死が確定する劇物。

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