同じ夢②
携帯の画面が暗くなってからもしばらく愛華は放心状態だった。
「1回落ち着こう。私が見ていた夢はただの妄想じゃない?たく君も同じ夢を見ていたってこと!?明らかに私が見た夢の相手の視点だったよね。」
愛華はその日全く眠れなかった。
インスタライブが終わりLINEを見ると涼と蒼真からメッセージが届いていた。
一ノ瀬 涼は『rêve』のリーダーで俺より年下で見た目もチャラいのにしっかりしている。
『インスタライブ見たよ。夢の話なんて全く聞いてなかったけどそんな事あったんだ。でも「私もです!という方が居たらDM下さい!」は駄目だろ。自分だと名乗り出るファンが沢山グループのアカウントにDMしてきてるぞ。』
『え、まじかよ!!そんなつもりじゃなかったのに。』
蒼真からのメッセージも見る。
澤田 蒼真(愛称 そーちゃん)はグループ最年少で女の子が羨む程の可愛らしいビジュアルとキャラで俺からすると弟みたいな存在だ。
『夢の話さ本当に相手の女の子が居たらかなり運命感じちゃうよね!夢占いだと今後その人と出会う可能性があるがあるらしいよ!』
『出会うも何も名前も分からないし顔もはっきりとは覚えてないんだよ。』
『直接見たら「この子だ!」ってなる可能性だってあるかもよ?』
そんな事言われたら気になってくるじゃないか。
その子の顔を思い出したくて目を瞑ったが夢は見られなかった。
また夢で逢えたら 北斗 七星 @nanase-maru
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。また夢で逢えたらの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます