ブッチー

「おかえり~」

って、お姉さん。


「ただいま~」

って言って、黄色いドアを閉めた。

いつものお菓子屋さんのお店にいる。


「どうだった?」

って、お姉さんに聞かれた。


わたしは

「ありがとう」

って答えた。


「可愛かった?」

って、お姉さん。


「相変わらず、わたしに抱きつくの、めっちゃ好きみたいでした。ペロペロなめてくるし」


「良かったね」


「はいっ!」

ってお姉さんに言って、いつものお菓子屋さんのドアから外に出た。


いつもの家の近くの風景だ。


家に帰って、妹に

「ブッチーと会ってきたよ!」

って言ったら


「えーっ!ブッチーとー?」

って、めっちゃびっくりしてる。


「こんど、いっしょにまた会いに行ってみよう!」


「え?ほんとー?」


「どうかな?また会えるといいな」


「うんっ!わたしもめっちゃ会いたい!」


「相変わらず、青、好きだったよ」


「うわー、ブッチーだー!なんで沖縄にいるの?」


「さあ?なんでだろう?会いたかったのかな?」


いつも、お庭で、青いプレートを転がしてたブッチー。

ごはんをのせる青いプレート。

食いしん坊のブッチー。


沖縄に来る前、愛媛に住んでた小学生の頃からいっしょにいた犬のブッチー。

沖縄に引っ越す時に、ブッチーは沖縄にいっしょに来ないで、愛媛でわかれた。



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うわっ!どこ?~那覇の家の近くのお菓子屋さんで、あるお菓子を買うと、いつもとちがう世界に行けた ヤッキムン @yakkimn

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