何も言えねえ

「、、、。」

「袴さん? 」

「、、、。」

「大丈夫ですか? 」

「は、はい。」

「顔が青いですよ? 」

「それ、僕です。」

「? 」

「それ、書いたの僕です」

心がず~んと沈む。

透陽歌さんは目をキラキラさせているけど書く側は辛いんだよ。

「先生、アシスタントさせてください! 」

嫌です。

「え、あ、結構です。」

死んでも断る。

仮にお隣の巨乳アシスタントが付いてくれるとしよう。汚部屋、アシスタントのせいで起こる内容のエロ化。

引かれる、The end の流れが見えた。

「そ、そうですか。」

 彼女はいけると思ったのだろう。しかしこれだけは拒否る。

そのまま部屋で倒れて寝てしまった。しょうがない。顔バレしたくないし、今までの旧作を見られていると余計にだ。

 そして、時の流れは早く、百日が経った。

 家に帰ると、隣の部屋に鼎の一文字はなく、隣の僕の部屋に掛かっている。

 

 fin

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

隣人と豪華客船にいくことになった。 碧井詩杏 @4an_seisankari

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ