閉鎖された空間で事件が起こるのって怖いけどワクワクするね!
自分が来た頃には、ある程度の人が揃っていて、ざっと200人近くいるだろうか。
少し待っていると、
「全員の参加が確認されたので、これから、沈没、ジャック、火事の対処、避難訓練を開始します。まず、沈没から。沈没は今回、船の右側に穴が開いて沈んでいる、と言う状況です。、、、、、、、、」
面倒な時間だったが、自分の知らない知識を知れて、少し楽しかった。これで、少しは書けるだろうか。最近色々あり過ぎて投稿できなかった。開くと、案の定、と言ってはなんだが、順位がかなり落ちている。というか、見られてすらいない。
「まぁ、ここ1、2週間投稿して無かったもんな、、。」
と言っても、見てくれる人は結局少ないから、あんまり変わらない。とりあえず投稿しますか。
基本的には、短編をよく書いているので、瞬発的なネタが思い浮かばないと、かなりしんどい。そして今絶賛しんどい。以前、異世界あるあるの四大元素と魔法を否定するものを書こう、と思ったが、結局魔法がいることに気付き、諦めた。
なお乗船前、書いていたものは、投稿削除した。
「ここはいっそ、客船沈没を書いてみようか。」
カタカタ。パチパチ。
推敲して、それを投稿する。カップを置く音が響く。
「保存する、と」
ネット系統は機械が死んでも、大丈夫にしてある。
珈琲と書かれた看板のある船内喫茶店で、仕事をこなす。何であることに気づかなかったのだろう。
「あ、いたいた宇宙さーん、電話なってますよ。」
相手は母だった。
「宇宙、どこにいるの?位置情報太平洋のど真ん中よ!?」
「そうだよ?」
事情を話す。
叫ばれた挙げ句、電話を切られた。
「この作家知ってます?」
それは自分だった。
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