はあああ……と思わずため息が漏れ出ました。
エックハルトの苦しみに満ちた過去。
辛い日々から救ってくれた穏やかな日々、けれどそれが手に入らないもどかしさ。
主君に対してきっと嫉妬だけではない、愛情もあるんだろうなあ……。
三章で何より心が湧いたのが、若葉とエックハルトの対話です。
同じ体に、全く別の人格が存在している。
若葉のアリーシャに対する感情、物事に対する考え方……
別人だということが良く分かりました。
アリーシャは可愛いから、という卑屈な考えも、
若葉という一人の人間が作者様の中で完成しているからこそだな、と。
若葉がとても好きになりました。
リヒャルト様とアリーシャの距離がぐん、と近付いたのも良き良き♡
リヒャルト様はアリーシャ絡みでエックハルトに焼きもち妬くこともありそうだな……。
あっ。嫉妬関係が逆転する……!?
と、勝手に妄想して心が騒がしくなっています。
これからも楽しみです!
作者からの返信
ありがとうございます!
内面に巣食う絶望と嫉妬、それを割り切って切り捨てることも、それを肯定し自己正当化して憎悪に生きることもできないままに、暗くて深い湖に張った氷の上を歩いて渡るような人生を歩むエックハルト。彼の立ち回りによって人間ドラマが一筋縄ではいかなくなってきますね、ここから。
また、アリーシャと若葉、その2つの人格の違いもここから浮き彫りになってきます。アリーシャはアリーシャの人生を大事に生きるべきだと、若葉の人生は彼女にそう考えさせていて、そのせいでこの『二人』の関係が出来上がっていきます。
そして、その若葉が大事にしたいアリーシャと、リヒャルトの関係。身分差があるので、こちらも前途多難です。
さて、どうなる/(^o^)\
引き続きお楽しみいただければ幸いです!
人間模様が加速度を上げて展開していきますね……大好き……この割り切れないごちゃごちゃとした心情をこんな丁寧にかけるのは本当さすがの声しか出ません……
作者からの返信
ありがとうございます……😌🙏
リヒャルトとエックハルト、二人とも似たような性格上の欠点を抱えているようで、二人の対立の中で性格的に磨かれてきた所もありますね。この辺が、ならでは(?)ですね!